いわしまあゆのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
寺地さんのお話はスーッと心の中に心地よく落ちていく。読み終わると温かい気持ちになれる。
だけど、少しすると
『あれ?あれって結末はどうなったんだっけ?』
と、なる。
読書友達に感想を訊かれてあらすじを答えられない。
これはダメでしょう!
と、思うのですが何か大きな事件が起きるわけではなく色んな人の心に寄り添う形のお話しが多いのでぽわんと終わるから記憶力の悪い私には覚えられないのかもしれません。(言い訳です)
この本もそんな感じ。
とても優しく温かく心の中に落ちていく。
忘れてしまうかもしれないけれど、ちゃんと私の一部になってくれてるのだろうな…って思える大好きなお話しでした。
(Wor -
Posted by ブクログ
わかば洋傘店で交わる、30代から50代の女性たち。立場も環境も違う、彼女たちの雨上がりの物語。
それぞれに人生があって生活があるということ、誰1人として決して同じものはないということ、当たり前のことですが、そんな事をしみじみと感じる作品でした。大きな出来事が起こるわけではないけれど、洋傘店を中心に彼女たちが変わり始める様子がうかがえます。彼女たちの穏やかな変化が心地よく、これからの自分の人生までもが楽しみになります。雨の日に傘の花が咲く様子や、雨上がりのしっとりとした眩しさが伝わってくる、心地よい物語でした。寺地はるな先生の、大好きな作品がまたひとつ増えました☺︎
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Posted by ブクログ
初めましての作家さん。そして久々の恋愛小説だった。いい恋って、背中を押してくれる感じがすごく好きだなー、と思う。
人はみんなそれぞれに事情がある。相手を思いやりながら、自分の心と折り合いをつけながら、人間関係を構築していく。相手のことを考えすぎて変な方向に解釈してしまったり、自分の思いを不適切なタイミングでぶつけてしまったり、単純にはいかないからこそ、悩むことも多い。
けれど、何度失敗したとしても、ちゃんとやり直すことができる。謝ったり、許したりすることで、もっと相手を知ることができて、深い仲になっていく。
人間関係にもがきながら、それでも一緒にいたい人と一緒に居続けるために動いていた主人