いわしまあゆのレビュー一覧
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初佳は傘を洗う→よかった。
子供を思う母の気持ちが傘を通して、子供に伝わっていく様子に涙がこぼれた。
ソノミーテルミーもよかった。
まるで私の話かと思った。
確かに子供が小さい時は自分の時間なんかなくて、子供が大きくなってやっと自分の時間が持てた時には体力がなくなって、子育てが嫌とかこの生活が嫌とかではなく、ただ自分の時間が欲しかった。子育ての時期の自分の気持ちがわかってもらえてるような気持ちになった。
このわかば洋傘店さんに行ってみたくなった。スノさんに会って話がしてみたくなった。
どの話も最後は涙がポロっとこぼれる。
なぜこんな優しい物語りが書けるのだろう。
大好き寺地はるなさん。 -
Posted by ブクログ
40代の女性5人を主人公にした、
連作短編集
わかば洋傘店の店主、スノさんと息子の太志を
中心に、夫の浮気で離婚した初佳、独身生活を
楽しむ杏子、夢だったマイホームを手に入れた、
みつほ、子育てに奮闘し、自分の時間がない苑美、最愛の母を亡くした美禰子など、
何気ない日々の中にある、確かな幸せの話が
展開されてゆく。
じんわりとくる話だった。
大げさじゃない幸せ。
辛い時に読んだら泣いちゃうかも。
そっと背中を押してくれるような話だった。
太志の、
「あの『止まない雨はない』ってやつ。大嫌い」
に同感!
そうそう、止んだらそれで終わりではない!
雨は降る、絶対降る、そのために傘はある。
だか -
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大好きな寺地はるなさんの作品。
洋傘屋さんの周りに現れる5人の女性のオムニバス。
私も洋傘屋さんでお気に入りの傘を買ってみたいのに、なかなかそのタイミングってないものですよね。
寺地さんの小説には、悩みや生きにくさを感じる登場人物が出てきて、その度合いや深刻さは作品によって結構まちまちですが、本作は暴力的な要素はなく、どの登場人物にも「わかる〜わかるよ〜」という部分があって、それを救ってくれる優しさがあります。
五篇から成る小説ですが、夫に離婚を切り出されて新しい人生を歩み始めた初佳の「叫び出しそうなほどの幸福感」のフレーズが堪らなく好きです。
読んでるこちらまで開放感で叫び出しそう!
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Posted by ブクログ
本格的な暑さが来たな〜と汗を拭きながら感じた今朝。
昨日読み終えた本のタイトルは『雨が降ったら』で、近畿地方も昨日に梅雨あけしたばかり…。
こんなにもギラギラと照りつける太陽を見てると、雨が恋しくなってしまう…
けっして雨は嫌いではない。
すっきりと心の汚れを流してくれるようで…
夫の浮気で離婚し、子どもは独立して念願の独り暮らしをする初佳(48歳)が、雨に降られて入った傘屋さんで、女店主に傘を貸して貰うという話からスタートする。
傘屋さんで、傘を貸すという店主スノさんの太っ腹さに驚きながら、傘を開くと「雨が降ったら傘をさせ」わかば洋傘店の文字に再度驚く。
こんな始まりから、わかば -
Posted by ブクログ
イマドキの作家さん、気になる人はたくさんいるけれど・・・
もしかして寺崎はるなさんが、一番好きなのかも。
なんで、こんなふうに、淡々とした人の営みから
心に光を、明日も頑張ろうって思わせてくれるんだろう?
わかば傘店のスノさん大志くんの二人と関わる
中年女性・・・
みんな頑張っているよね、わたしは昭和の見方しかできないことを
いつも突きつけられるけれど、
それが寺崎さんは柔らかい。
作家さんや小説によっては、わたしは自分を責めるあまり、
心が苦しくなりすぎちゃうけれど。
今度、ビリヤニを食べに行こう。
カレーは苦手だけれど、これならいけるかもw -
Posted by ブクログ
初めましての作家さん。そして久々の恋愛小説だった。いい恋って、背中を押してくれる感じがすごく好きだなー、と思う。
人はみんなそれぞれに事情がある。相手を思いやりながら、自分の心と折り合いをつけながら、人間関係を構築していく。相手のことを考えすぎて変な方向に解釈してしまったり、自分の思いを不適切なタイミングでぶつけてしまったり、単純にはいかないからこそ、悩むことも多い。
けれど、何度失敗したとしても、ちゃんとやり直すことができる。謝ったり、許したりすることで、もっと相手を知ることができて、深い仲になっていく。
人間関係にもがきながら、それでも一緒にいたい人と一緒に居続けるために動いていた主人