村瀬俊朗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者のエドモンドソンは、昨今よく耳にする「心理的安全性」の震源地と表現しても良いだろうか。心理的安全性の概念はニュースサイト等でもよく紹介されており、多くの企業でも紹介されている事であろうが、実際に実践できている企業は著者の指摘する通りほとんどないだろう(特に典型的な日本企業やトップダウン型の中小企業で実践するのは相当に難易度が高いように思われる)。本著作を読み、重要と思えるポイントについて記録しておく。
〇心理的安全性の前提条件
組織のリーダーが「心理的安全性は大事だ。思うところがあれば何でも言ってくれ」とメッセージを発するだけで実現すれば苦労はしない。自分なりに心理的安全性をかみ砕いて表 -
Posted by ブクログ
組織のあり方、心理的安全性について書かれた本
第7章が要約のようになっている
各章の最初に名言が書かれており印象的
・CEOとして最も恐れるのは、社員が真実を話そうとしないことだ
・上司の考えがわかるまでは、言いたくない
・してしまったことに対する後悔は時間が和らげてくれる、しなかったことに対する後悔はどんなものも慰めにならない
・恐るべきは死ではない、充実した生き方ができていないことをこそ、恐れるべきだ
・利口かどうかは答え方でわかる、聡明かどうかは問い方でわかる
・学習を妨げる最大の敵は、すでに持っている知識だ
不安にはやる気を引き出す力があると信じているマネージャーは多い
心理的安全 -
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Posted by ブクログ
依頼いただいている研修で「心理的安全性」を扱うこともあり、いつか読むであろうと積読していた本書を読んでみることに。英治出版の組織系の本はそんなにハズレはないと思うので、予想通りの良書。おそらく組織でリーダーという立場を担っている人は読んでおいて損はない。同時に「心理的安全性」がリーダーの責務であると強く打ち出すのは重荷になりすぎないか?という懸念も。「心理的安全性」は組織にいる人全てのBeingに関わっていると思われ、やはり個々のBeingを深めることが大切であるように感じた。著者も最後に、好奇心や思いやりに触れているので、おそらくそう思っているのだろう。本書の事例の中では、アパレルブランド「
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Posted by ブクログ
わたしは、
•人がミスをするのは体制や仕組みのせいだから、誰かがミスをしたなら、その人1人の反省ではなく、体制や仕組みを変えるべき
•人を変える唯一のものは環境
という論調派なので、
この「心理的安全性」論にも大賛成。
なので、ふむふむ、そうだよね、こんな職場でいられたらみんな楽しいよね、と思いながら読んだ。
「楽しく働こう」という上司に何人か出会ったけど、それが実現されてるか口だけのものかは、心理的安全性の有無によるものだったと思う。
その会社で地位を築いてる人や失敗の怖さを知らない新入社員みたいな、大体なんでも言えちゃうぜ•許されるから、という人たちじゃない人たちが、のびのびと自分の意見 -