三品輝起のレビュー一覧

  • Tea Time 13

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    Tea Timeのバックナンバー。
    英国のティータイム気分を満喫できる
    P54 ザ・リッツカールトン大阪のアフタヌーンティー掲載

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    2025年03月26日
  • Tea Time 15

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    ミルクティーについての情報が満載!
    今回は特に、紅茶に関する専門家の方々のエッセイが読み応え十分。
    ウーフの大西さんが書かれた「ウーフのミルクティー」など。

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    2024年04月13日
  • Tea Time 14

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    スコーンが美味しいお店がたくさん紹介されている
    関東中心の情報に交じって大阪のお店が掲載されていた!
    是非行ってみたい!
    Tea Room Grand Tour (大阪・上本町)

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    2024年04月13日
  • 波打ちぎわの物を探しに

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    ネタバレ

    西荻の雑貨屋店主さんのエッセイ、三冊目。今回は「雑貨化」した物たちのみならず、同じようにインターネット社会の中で急速に世界を覆いつくしたデザイナー思考や、本の文化とビジネスの話、昔のバイト先の話など、雑貨以外の話もけっこうあってそれが面白かった。相変わらず不勉強な私には話の中で出てくる人物や文化史は大体初耳でへーっ、ふーんと読んでいくのだが、ありがちな知識をひけらかすようないやらしさは全く感じない。文章自体もあっさり乾いた感じでちょっと皮肉っぽくて、それでいて嫌味は全然ないのは著者の人柄の良さなんだろうなとしみじみ思った。何気ない日常から文化の深い話へ、映画や本の話、そしてお客さんとの会話へ、

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    2024年04月07日
  • 波打ちぎわの物を探しに

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    「もの」についての著者の考えや感じるところが繊細に描かれていた。
    「もの」が「もの」であり続ける理由が今後ますます問われるだろうこと、そんななかで「もの」を売る立場の者として考えなければならないこと。そして、「もの」を買い、日々消費している私たちが考えなければならないこと。
    そもそも私が「もの」に惹かれる理由、それを「手に入れたい」と思う理由って、なにか人間に共通する普遍的で根源的なものなのだろうか。例えば人間以外の動物でも、「もの」を自らつくり、生活に利用する動物もいると思うけれど、動物たちは「利用するため」に「もの」を作り消費するのに対して、人間は鑑賞するためだったり、権力を誇示するためだ

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    2025年01月21日
  • 雑貨の終わり

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    『すべての雑貨』を読んだときは、お店を訪れたことはなかったと思う。どこにあるのかなと思っていて、行ってみたいなと。
    今では何度かお店に行ったことがあるので、お店のことを思いながら読むと、一層おもしろかった。
    うんうんと共感したり、そうなんだぁと思ったり。でもなぜか、読み終わると忘れていて、ページをぱらぱらと繰り直して、そうだった、こんな話だったと思い出す。
    それは、つまらなかったということではなく、私の中にすーっと入っていく感じで、私にとってはよい本。今後、何度も読み返したくなるだろうし、何度も楽しめる本。
    『すべての雑貨』をまた読み直したいし、次の『波打ちぎわの物を探しに』も読みたい。この本

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    2024年03月31日
  • 波打ちぎわの物を探しに

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    雑貨、本、芸術、デザインなどに関する15編の随筆。その中で「インターネットの波打ちぎわで」のネットと消費、テクノロジーとの距離感の考察がおもしかった。

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    2024年02月02日
  • 雑貨の終わり

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    『すべての雑貨』の著者による2冊目のエッセイ集。


    前作に比べて文章に隙がなくなった。『すべての雑貨』もすごく読ませる文章だったけど、店のレジカウンターからぐちぐち聞こえる独り言に耳を傾けているような親しみやすいどうしようもなさがあって、ベンヤミンやクンデラの名前がぽこぽこでてくると同時に、「雑貨スタイリストにはなりたくない」と何度も呪詛のように唱えたり、ホットポーの存在を思いださせてくれたりするのが楽しかった。本作は冒頭に置かれた「息を止めて」から完成度が高くて脇が固い。その変わりように少し寂しさを感じていたら、高校時代の担任教師を「担任の女」(男は「男性教師」なのに!)、ディズニーランド

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    2023年04月29日
  • すべての雑貨

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    西荻窪の雑貨店主の目を通して、加速度的に〈雑貨化〉していく世界を考えるエッセイ集。


    「雑貨とは何か」という定義をめぐる話が本書の9割と言ってもいい。雑貨とは、そもそもひとつひとつ固有の専門性を持つ「道具」のカテゴリーからはみだしてしまった「その他」の物たちを指す言葉だったはずだと著者は言う。専門性からはみだすとはどういうことかというと、たとえばあるガジェットの技術開発が一旦頭打ちになったとき、スペック的には似たり寄ったりのものをデザインや広告イメージで選別するようになる。こんな風に表層上の微妙な違いでどっちが良いとか悪いとか評価されるもの、それが〈雑貨〉だと三品さんは定義するのである。この

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    2023年04月26日
  • 雑貨の終わり

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    雑貨に関連した短編が13.著者のものは初めて読んだが、何か知らない街を歩いて、これまで興味がなかったものに取り付かれてしまったような不思議な感覚だ.登場人物が未知の人ばかりで驚いた.村上春樹、大橋歩くらいは知っていたが、雑貨に絡む人は知られていないのかもしれない.著者は目の付け所が特殊で、独特の嗅覚や眼力を持っている人のようだ.

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    2021年10月21日
  • 雑貨の終わり

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    西荻の店舗、現在の店より、立地の悪かった前の店の方が、ごった煮感があり、好きだった。
    良い意味で、安っぽいもの、洗練されていないモノのパーセンテージが高かったと思う。

    稀にしか行かない客で、大きな買い物はしない、常連ではない。マナーは悪くないと自負しているが、上客にはなりえない。
    そんな客にも丁寧に応対してくれる店主さんの本、ということで読んでみた。

    文章は好ましいが、エッセイの題材によって、いいなと思える章と、あまり好きじゃないな〜と感じる章があった。

    最初と最後に置かれている、祖父の思い出が綴られている章が一番好ましい。
    雑貨とは何か、をぐるぐる考えて書かれたものは、面倒くさい印象。

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    2021年09月01日
  • 雑貨の終わり

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    ネタバレ

    「専門店にあったはずの工芸品も本も服も古道具も植物もみな、雑貨になった」ほぼ完全に雑貨化された世界を見つめる、雑貨屋の店主のエッセイ。前作も面白かったけど、より諦観の念が強く、乾いた視線で家族や出会った同業者、お客さんの話をする。雑貨屋店主が雑貨化に打ちのめされているなんて、武器商人が戦争を憂うみたいな話だけど、そのことに一番自覚的なのは著者本人であって、のんきに無自覚にものの本質を抜き去って「雑貨化」する同業者を白い目で見ながらも話を合わせて、苦言を呈すなんてことはしないのだ。「同業者」だからなのだろう。不勉強なもので、文中するすると出てくる文化やら思想やら音楽やら、そしてその歴史のエピソー

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    2021年04月14日
  • すべての雑貨

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    ネタバレ

    雑貨屋の店主の雑貨考察だと思いきや、若い頃のエッセイがとても面白かったです。

    でも、一度読んだだけではなかなか理解できないというか、何回読んでも理解出来ないかも…私には。
    著者の知識がとても幅広い分野に及ぶということは、良くわかりました(笑)

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    2025年01月24日
  • 波打ちぎわの物を探しに

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    京都の恵文社で気になって手に取って、積読していた本。そのとき、著者のプロフィールを見て、雑貨屋さんかぁ、なんかオシャレ系の人なのかなとざっくり自分の中でカテゴライズして、その瞬間に少しだけ本への期待が下がった感覚を覚えている。雑貨、オシャレというものが持っているイメージに、早速惑わされていた自分だ。
    今かなと思って読みはじめたこの本は、私のそんなイメージを見透かしたように、雑貨屋の店主として、今の世の中を思ってもなかった角度から切り込んでくる。皮肉屋さんとも少し違うけど、でもやっぱり、今のメインストリームな感覚(オシャレというやつかもしれない…)から離れながら、それを眺めている(それだけじゃな

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    2024年12月21日
  • すべての雑貨

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     雑貨屋さんの店主によるエッセイ集。前半は著者のお店についてのあれこれ。後半には若い頃の記憶を振り返る文章が並んでいて、俄然読み応えが増します。『最後のレゴたちの国で』は雑貨屋さんならではの青春グラフィティ。

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    2023年08月04日