波打ちぎわの物を探しに

波打ちぎわの物を探しに

1,980円 (税込)

9pt

4.0

気づけばいま、雑貨界が物の世界を逆に覆いかくしつつある。
ほとんどの物が、いつ雑貨屋に連れていってもはずかしくないすがた、かたち、ふるまいを身につけてしまっていて、むしろ雑貨化していない物こそがマイノリティになっているのだ。だとしたらマジョリティとしての雑貨は、もう「雑」という字を捨てて、ふつうに「物」と呼んだらいいじゃないか──本書より

物の売買を巡る状況は刻々と変化している。いままさに波にさらわれんとする物の価値をひとつずつひろいあげる珠玉のエッセイ集。本、アート、工芸、情報、音楽、おしゃれ、サブカル、聖と俗……、ゆらぎ続ける世界のはざまで生きのびる方法をケレン味のない筆致で綴る。

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波打ちぎわの物を探しに のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「もの」についての著者の考えや感じるところが繊細に描かれていた。
    「もの」が「もの」であり続ける理由が今後ますます問われるだろうこと、そんななかで「もの」を売る立場の者として考えなければならないこと。そして、「もの」を買い、日々消費している私たちが考えなければならないこと。
    そもそも私が「もの」に惹

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    雑貨、本、芸術、デザインなどに関する15編の随筆。その中で「インターネットの波打ちぎわで」のネットと消費、テクノロジーとの距離感の考察がおもしかった。

    0
    2024年02月02日

    Posted by ブクログ

    京都の恵文社で気になって手に取って、積読していた本。そのとき、著者のプロフィールを見て、雑貨屋さんかぁ、なんかオシャレ系の人なのかなとざっくり自分の中でカテゴライズして、その瞬間に少しだけ本への期待が下がった感覚を覚えている。雑貨、オシャレというものが持っているイメージに、早速惑わされていた自分だ。

    0
    2024年12月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西荻の雑貨屋店主さんのエッセイ、三冊目。今回は「雑貨化」した物たちのみならず、同じようにインターネット社会の中で急速に世界を覆いつくしたデザイナー思考や、本の文化とビジネスの話、昔のバイト先の話など、雑貨以外の話もけっこうあってそれが面白かった。相変わらず不勉強な私には話の中で出てくる人物や文化史は

    0
    2024年04月07日

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