出久根育のレビュー一覧
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上巻・下巻のそれぞれに25編ずつ、全部で50編の物語が収録されています。 いや~、なんかタイトルを見るだけでウキウキしちゃうような、と~っても懐かしい感じがします。
そうそう、まずは先日読んだペローとの関係をかる~くおさらいしてみようかな(笑) えっと、但し、岩波少年文庫版に収録されている作品のみでの比較としたいと思います。
いばら姫(G) - 眠れる森の美女(P)
親指こぞう(G) - おやゆび小僧(P)
赤ずきん(G) - 赤頭巾ちゃん(P)
まずしい人とお金持ち(G) - おろかな願い(P)
千匹皮(G) - ロバの皮(G)
一応これら(↑)は明らかに同じ物語であること -
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初めて、グリム童話をちゃんと読む。
教訓めいたものもあればそうでないものも。
オオカミと7匹の子ヤギ。
・子ヤギは毎回、狼と見破った理由を言って追い返す。すると、狼はその対策をしてまた来る。
お話だから、こういう展開を積み重ねていくのがおもしろいのだが、現実でこういう対応をしている人がいるなぁとおもう。
卑近な例で言うと、Twitterで女性vsアンフェミニストの口論を見かけるのだが、そこに「私女だけど」「女子高生だけど」みたいな感じで、女性側に不利?な発言の人間が加わる。内容的に女性が発信するものではないので「おじさんのなりすまし」と一目で認定されるのだが、そこで「〇〇はおかしいからあん -
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子どもの持つ瑞々しい五感で捉えたのもの、それは、かつて目に見えるかたちで存在していたものの恩恵を受けていたものたちが、複雑な胸中を秘めながらも歌い上げた、ささやかな喜びの声だったのかもしれない。
夜中に開催された不思議なお祭りは、最初こそ、ちょっと奇妙で怖い印象があったけれども、次第に増してきたのはやるせない哀愁感であり、そうさせたのは、おそらく私たち人間なのである。
テーマとしては昔から取り上げられてきたものなので、てっきりこのような民話があるのかと思ったら、岩城範枝さんのオリジナルだそうで、時の経過と共に変わってしまったものからでも変わらないものを感じられることによる、『あの頃 -
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かなりの話数が入っていたグリム童話ですが
驚くほど読んでいるものがありました。
こういう題名だったのか、と。
落ちというか、落ちに行くまでの流れ? が同じようなのが
『歌いながらおどるヒバリ』と『鉄のストーブ』かと。
本人に聞かせたいなら、なぜ叩き起こさない…?
完全に善悪に別れているので、どうしてここまで悪人になれるのか。
むしろ何故それほどまでに動かない? と思ってしまいます。
そこを言ってしまったら、色々駄目なのでしょうがw
自分がいいならいいよね、という『しあわせハンス』には
頷くものがかなりあります。
しかし、どう考えてもぼられてるわけですが…w
やはり最初の人が、一番いい思いを