ユンジヨンのレビュー一覧

  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    少し切ないのに綺麗で静かな物語
    現代的な問題を宇宙も含めて考えると確かにそうなるのかもしれない…と思った 忘れ去られた土地、忘れ去られた惑星 そこに確かに人はいるんだもんな
    男性の書くSFって無機質で機械的な印象があるんだけど、このSFは人間らしさや暖かさを感じで不思議だった。
    著者の他の本も読みます

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    2026年08月23日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    7作品のSF短編集。
    どの話も美しく繊細な響きがあって、どこか懐かしく切ない。未来で色んな技術が進歩していても、そこで生きているのは同じような感情を持った人間であるというのが想像できてよかった。完璧にはなれないが故の過ちやエゴだってたくさんある。
    『スペクトラム』が特に好みだった。宇宙において、異なる文化を持つ知的生命体同士が出会ったらどんなことが起きるかという物語のパターンとしては、最も優しくあたたかいものに分類されると思う。みんなが同じ考えを持っているとは限らない。分からないなりにお互いを思い合う個体がそれぞれにいてもいい。似通った星ではあっても、地球人の能力や感覚が通じない文化がある描写

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    2026年08月18日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    詩のように情緒的で美しい7作のSF短編集。
    未来の宇宙工学やバイオテクノロジーがテーマだが、その裏で女性の主体性、マイノリティへの差別など現代に存在する社会問題的テーマも組み込まれていて、登場人物たちに感情移入しやすい。

    『巡礼者たちはなぜ帰らない』
    ユートピアこそがディストピアなのかもしれない。

    『スペクトラム』
    性善説だけでは生きられない世界でも、知性を持つものの善性を信じようと思える1作。

    『共生仮説』
    決して自分のものではないのに生々しく懐かしく感じる美しい記憶、というものが私にもいくつかある。遠い美しい世界にロマンを感じる1作。

    『わたしたちが光の速さで進めないなら』
    タイト

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    2026年08月15日
  • この世界からは出ていくけれど

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    ネタバレ

    あるひとときの出会いと別れの短編集で、寂しさと温かさが入り混じる心情になりました。
    個人的には最後のライオニと古の協約のお話が特に好きで、誰かを思い続けることの透明さに憧れを感じました。
    ライオニと約束をしてシステムを守り続けるセルが痛ましい姿になりながらも、番人の役目を果たし続けていて泣きました。
    古の協約では星の活動から生まれる成分が毒になる、そしてその解決方法が星の破壊である、星での一族についてのお話でした。物質「ルチニール」に耐性のある人さえ25年しか生きられない星で、地球からの宇宙探査機が来着して、そこで恋心が芽生えるロマンチックな話であり、次の来着までには現地のノアは死んでいること

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    2026年08月15日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    「この世界からは出ていくけれど」がとても好きだったので読みました。
    今作の魅力は
    母から異星人まで
    人種を超えて距離を超えて時間までも超えて
    分かり合えない人との対話を諦めないところだと思います。
    どんな人に対してもわかろうと努力することはとても難しいことですが、チョヨプ作品に出てくる人々は懸命に分かろうとし続けます。
    そこに希望を感じてすごく好きです。

    特に好きだったのは以下の作品です。
    スペクトラム
    共生仮説
    館内紛失
    わたしのスペースヒーローについて

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    2026年08月05日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    血の繋がりや、異種間の交流の困難さや、母になることの葛藤、感情の消費化、毒親、そして今生の別れなど近未来を題材にしたSF短編集でありながらも現代の私たちの問題をとことん描いた作品である。

    むしろSFの設定によって問題が極めてクリアに描かれている印象であり、この本によって勇気づけられる読者は多いだろうなと感じた。

    またSFとしての着眼点も面白いものが多く、どの話も印象深かった。

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    2026年08月03日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    短編。

    一話目から、なんとキレイなストーリーなのだと思った。

    純真無垢という言葉が当てはまるような作品で、こんな世界観があるのかと驚いた。

    特に印象に残ったのは「わたしたちが光の速さで進めないなら」「館内紛失」

    状況は違えど、一度は経験したことのある切なさが詰まっている。

    SFはあまり読まないジャンルだけど、そんな方でも楽しめる本だと思う。

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    2026年08月03日
  • この世界からは出ていくけれど

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    前作と同じように温かくて寂しい気持ちになる
    認知空間が1番好きだった
    自分の見えている世界が全てではないこと、それを否定することは真偽の判定ではなく多様性につながること

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    2026年07月27日
  • この世界からは出ていくけれど

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    わからせようとすることの暴力性と、わかろうとしてもわからない寂しさを抱えながら、互いに近づこうとするような感じに希望を感じた。
    「マリのダンス」「ローラ」「キャビン方程式」が特に印象に残っている。

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    2026年07月17日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    登録してたのにウッカリ削除してしまい記録のため追加。

    私は好き。
    ケンリュウのような。
    リケジョ研究員の話多いね。

    私はSFはほとんど読まないけど、アイデアがとっても良い。なーんにもコミュニケーションとれない異星人の住む惑星に不時着しお世話になる話。永遠に来ない連絡船(宇宙船)を待つおばあちゃん元研究員の話。宇宙にある大きなトンネルの向こう側への探索プロジェクト等々。

    どれもこの先どうなる?というワクワクやソワソワがあり。根底には相手と繋がりたい、誰がの役に立ちたいといったヒトとして生まれたからには誰しも持つ感情が溢れてる。

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    2026年07月05日
  • この世界からは出ていくけれど

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    SF的な部分は理解しづらいところもあった。
    世界の大部分と違った感覚を持つ人たち。お互いにどう理解し、調和していくのか。

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    2026年06月27日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    初めて短編で良いと思った。
    どの話も珠玉の物語で、手に取っておきたいくらい、大切にしたくなる。「感情の物性」みたいに。
    どこか寂しげな雰囲気が漂ってるのも良い。でもSFだけれども、人間としての温かさみたいなものを感じて、余韻を楽しめた。
    一気に読むより少しずつ少しずつ大切に読みたいと思った。
    この作家さんの他の物語も単行本で買いたい。

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    2026年06月24日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    SF 短編集。しっかりと SF らしく、技術的な革新があるもの、描かれるのは現代にも存在する社会問題をテーマにした心のうちの話であり、技術が進んだ世界でも根本の問題は変わらず、とても考えさせらる内容だった。
    同時にとても静かできれいな世界観を感じられるような作品たちで、読後感がとても気持ちの良いものであった

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    2026年06月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    期待以上に心揺さぶられた。
    SFでも共感しやすいような話が多かった。

    巡礼者たちはなぜ帰らない、共生仮説、わたしたちが光の速さで進めないなら が好みだったが、どんな視点でそんなお話が思いつくんだろう…と思ったら著者コメントですぐ答え合わせができてスッキリ。
    そんなエピソードからそんなお話が書けるのね…と参考になった。

    手っ取り早く近くにある別世界を覗いたような気持ちになれた。

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    2026年06月10日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    すごく優しいSF短編集で読みやすかった。
    何回か繰り返し読みたいそんな本でした。しばらくしたらまた読み返そう。

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    2026年05月25日
  • この世界からは出ていくけれど

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    同著者の作品は2作目。今回もとても良かった。中でも古の協約がすきだったな。SFに限らずこれまであまり短編は読んでこなかったのだけれど、難しいことは分からなくても国籍が違っても人が人に感じる想いは変わらないんだなぁ。清水玲子のMAGICのような、銀河鉄道999のような切なさの余韻に浸ってしまう。翻訳も読みやすい。またこの作者の文庫が出たら買うと思う。

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    2026年05月19日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    SFの短編集で設定もライトで読みやすかった。
    何よりSFでありながらも、誰かを待つ、誰かの過去を知ろうとする主人公達の探究心がとても面白かった。特にスペクトラムと館内紛失の話が優しくて私は好きだった。

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    2026年05月05日
  • この世界からは出ていくけれど

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    SF?かな何やら難しい文章だったところもありました。読めない漢字や理解出来ないところもありましたが全体的には面白かった。私としては7日間で読み終わったのは早い方で、
    すなわち面白かったと言う事です。
    探してこの人の本をまた読んでみたくなりました。
    翻訳がもう少し上手ければ良かったと思う。

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    2026年04月12日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    ネタバレ

    『この世界からは出ていくけれど』に次いで著者を読んだのは2冊目かな。
    この本がデビュー作なので、順番としては逆転してしまったけど、テーマを考えると『この世界からは出ていくけれど』から読むのもそんなに間違ってなかったのかな、とか思ったり。

    『この世界からは出ていくけれど』は、他者との間にあるどうしようもない断絶を(どちらかと言えば)悲劇的に書かれていることが多かった印象。
    対して『わたしたちが光の速さで進めないなら』は、この理解できない他者がそれでも「愛すべき誰か」であった、という部分に善性が感じられて非常に良い。
    時が変わっても場所が変わっても、何かを愛する人間性というものは共通しているはず

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    2026年04月02日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

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    透明感のあるSF小説であった。
    ワクワクしながら、自分の中の歴史の中の既視感を撫でられる、そんな物語たちであった。

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    2026年03月24日