卯月みかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ何故テディベアが動いて喋るのか。
何なら飲食もできるが、そんな細かいことは気にするな!というスタンスで進むお話。
可愛いは正義である。
細かいことを考えてはいけない。
ファンタジーとして捉えてもよし、奇跡として捉えてもよし。
いや本当に動くものは仕方ない、喋って飲み食いできるのも仕方ない。
受け入れられる人だけ受け入れてくれな世界で驚いた。
このテディベア、普通に出歩きますから。
かなり大きな(でもティーサロンをするときは踏み台がいる)テディベアなので、動いているところを見た一般人は「着ぐるみかな?」と思うみたいだし、ティーサロンで出会した人は、驚いて逃げ出す人もいるという。
そりゃそうだ。
一応魔法はない、読み手と同じ世界観のようなので。
目の前の現実を受け止めることができた人だけが常連になるティーサロン。
テディベアが動いても寛容な世界。
この物語の世界は優しいのかもしれない。
そんなティーサロンでバイトを始めた就活生の主人公が、バイト生活の中で自分の本当にやりたいことを見つけて巣立ちするまでの物語。
彼女の成長物語なので、テディベアが何故動くか問題は瑣末なことである。
生み出された経緯は、泣ける話なんだけれども。
そんな生みの親、テディベア工房を仕切る慎さんも重要人物。
実は心に深い傷を負っていた彼の救済の物語でもある。
主人公と実は昔から縁があった展開は王道的だが、やはりニヤニヤしてしまった。
救い救われ合う二人、そんな二人の縁を再び繋いだテディベア。
やはり可愛いは正義なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都の「哲学の道」周辺の名所や神社が登場するので、読んでいて京都を小旅行している気になった。
愛莉も最初は旅行者だったから余計か。
豆腐メンタルとされつつも、彼女は何だかんだで神様のお願い事を叶えて回っているので、真の豆腐メンタルではない気がする。
意外に行動派だから。
本当に豆腐メンタルの子は、気になる彼の元カノに関わったりはしないしできない。
人の感情を受け止めすぎてしまう優しい子なだけだろう。
強面で拝み屋で漫画家でもあるという誉。
拝み屋としての活躍は十分に見られたが、漫画家としての話があまり見られなかったのが、個人的には少し残念。
時間が自由になるという点では(難しすぎて売れない、すぐ打ち切りになる)漫画家という職業はメリットはあったけど、必然性はあまり感じなかったので、漫画家ならではの拝み屋の強みがあればいいなと感じた。
描いた漫画で憑き物落としをするとか。
要はもっと漫画家な彼も見たかった。
京都は神様との距離が他の地域より一段と近いのだろう。
次から次へと神様(正しくはお使いの神使)が登場しても「京都ならありかな」と思える不思議。
最終的には四神も登場するし。
神様の間で顔が知られてしまった二人。
これからも大変そうである。
(でも、彼女はやる気……ポジティブになれてよかったということかな)