河野啓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「栗城くんは登山家として三流」
これはとあるテレビ番組で耳にした専門家の言葉だ。
登山について素人であり、高尾山でさえしんどいと感じている自分にとって「単独無酸素登山」を達成した栗城さんは凄い人だと思っていたので違和感を覚えた。
その理由の一端を知れるのが本書だろう
評価が明確に決まっていない登山においての評価軸は、これまで積み上げられた歴史による文化、価値観、美学だと感じる。その点においては栗城さんは登山家として疑義が出たのだろう。
しかしながら、いつだって変革を起こすのは異端者であり、登山界では栗城さんだったのでは?とも考える自分もいた。
栗城さんという1人の人間から「挑戦者」「おろか者」「異端者」といった様々な面を描いている本書であり、それなりに楽しめたが、ジャーナリズムという名前のエゴやわがままのようなものも感じる一冊。
この一冊を持って栗城さんを評価するのだけは避けたい。