王政復古時代のイングランドを舞台にしたミステリというか歴史小説。
ある毒殺事件を巡って4人の記述者が物語ってゆく。
第1部では医学を学んだイタリア人の視点で事件が語られ、第2部では第1部に登場した別の人物の視点となる。二人ともあまり好感の持てるキャラクタではないのと、当時の政治事情が錯綜しているので、特に第2部はなかなか読み進めなかったが、第1部では隠されていた事実が明らかになっていくところは面白かった。
ボイルの法則のボイル氏も登場して、当時の科学事情が描かれているのが興味深い。
下巻でどんな展開を見せてくれるのか楽しみである。