駒井稔のレビュー一覧

  • 文学こそ最高の教養である

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    『ソクラテスの弁明』
    日本では知らないことを知っているという「無知の知」が非常に有名だが、実はそのような記述は1行もなく、本来は「私は知らないので、知らないと思っている」という趣旨。納富氏は「不知の自覚」と呼んでいる。

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    2022年05月05日
  • 文学こそ最高の教養である

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    2006年9月に創刊された光文社古典新訳
    文庫の初代編集長が、過去に出版した翻
    訳者との対談などをまとめた本です。

    対談の中では、その出版書のエピソード
    はもとより、翻訳の対象となった著者を
    研究することにより、従来の訳本とは違
    った背景が浮かび上がってくることが知
    ることができます。

    原本の言語に忠実に訳してしまうと、日
    本語では意味不明になってしまいます。

    かと言って、あまりに簡略化して「意訳
    」にしてしまうと、軽い印象を与えてし
    まう「超訳」となります。

    光文社古典新訳文庫はその中間を位置づ
    けることにより、非常にヒットしている
    と言います

    亀山郁夫氏による「カラマーゾフの兄弟

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    2021年10月11日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    『トムは真夜中の庭で』についての著者の感想として、
    歳をとるということは、物語を育てることなんだ、といった文があり、この本の総括ような所感のような気がした。編集者だけあって、おすすめの幅の広さとジャンルの厚みが膨大で、この本を楽しいと思までにはまだまだ読み足りていないと思った。

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    2025年10月26日
  • 文学こそ最高の教養である

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     光文社古典新訳文庫の翻訳者とのトークイベントを纏めた本書。正しい訳と絶妙な意訳の境界線を模索してお仕事されている翻訳者の方々のこぼれ話に興味津々。かなりボリュームがある本だが、興味深く読めた。個人的には英米文学以降の章から読みやすく、紹介されている古典への興味が増す内容だった。ソクラテスの無知の知について、ほとんどの日本人が意味を間違った解釈で多用しているという説明にびっくり。「私は知らないので、知らないと思っています」と繰り返しているだけで、「知らないということを知っています」とは一言も言っていないのだとか。

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    2024年04月18日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    著者は光文社古典新訳文庫の編集長だったということで、編集者がどんな本を読んでいるのか気になって読んでみたが、思いのほかおもしろかった。編集者や出版関係者に関する本にけっこうページが割かれていて興味深く読んだ。その他、トルストイ、フランス文学などまだまだ読んでいない本がたくさんあり、紹介されている本をみんな読みたくなった。トロツキー自伝が気になる。

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    2023年07月09日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    「読書論」というより、「名著紹介」という感じ。
    光文社古典新訳からの紹介多め。
    かのレーベルが名作揃いだという事なんだろうけど、我田引水感が否めない。

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    2023年07月01日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    世界の文学に広く目を通している編集者によるリスティングであるし、片寄りは少ない(光文社の世界新約は、中国古典系統はやや手薄)とは思う。
    個人的な読書経歴を顧みると、仏文は、なんか相性がわるいのか、ほとんど読んでいない気がする。また、トロッキー自伝は、いつか読めたら、と思っている。

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    2023年05月20日
  • 文学こそ最高の教養である

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    古典的海外作品を翻訳との対談を通じて紹介する作品。こういうタイトルの本ってあまり好きになれないかなと思っていたけど、いわゆる読んでおくべき古典的名作をほとんど読んでこなかった劣等感的なものも相まって読んでみた。結局、紹介されていた本を3冊も買ってしまった。翻訳家の想いも含めて様々な古典作品を味わってみたい。

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    2020年11月29日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    著者が光文社古典新訳文庫の編集長だった経歴から考えると当然なのだが、欧米やロシア文学についてがメイン。日本を含むアジア文学についてはほとんどノータッチ。日本はともかく、アジア文学の紹介を期待していた自分にとってはやや消化不良だった。

    タイトルがミスリード気味な感じがする。

    くまざわ書店アピタ刈谷店にて購入。

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    2024年01月13日
  • 編集者の読書論~面白い本の見つけ方、教えます~

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    著者によるブックガイドを想定して読んだんだけど、タイトルの通り(当たり前だけど)、編集者の読書論についてのガイド本だった。ニッチなな~。読み物としては結構面白かったけど、気になった本はそれほど見つけられず、下記くらい。

    子どもの本の森へ
    トムは真夜中の庭で

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    2023年06月06日