あらすじ
週刊誌、翻訳書の編集に従事し、その後「光文社古典新訳文庫」を創刊した駒井稔がエッセイ風に綴る、気取らぬ読書論。話題は海外の書店や出版社、編集者、作家、歴史的人物、古典、短編、児童書へと縦横無尽に広がります。魅力的な本に出会う秘訣は? 挫折した長編作家の作品にはどのようにアプローチする? 執筆や出版の舞台裏に迫る、とっておきの一作は? 古今東西の未読の本の存在に、わくわくさせられること間違いなし!
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Posted by ブクログ
『トムは真夜中の庭で』についての著者の感想として、
歳をとるということは、物語を育てることなんだ、といった文があり、この本の総括ような所感のような気がした。編集者だけあって、おすすめの幅の広さとジャンルの厚みが膨大で、この本を楽しいと思までにはまだまだ読み足りていないと思った。
Posted by ブクログ
著者は光文社古典新訳文庫の編集長だったということで、編集者がどんな本を読んでいるのか気になって読んでみたが、思いのほかおもしろかった。編集者や出版関係者に関する本にけっこうページが割かれていて興味深く読んだ。その他、トルストイ、フランス文学などまだまだ読んでいない本がたくさんあり、紹介されている本をみんな読みたくなった。トロツキー自伝が気になる。
Posted by ブクログ
「読書論」というより、「名著紹介」という感じ。
光文社古典新訳からの紹介多め。
かのレーベルが名作揃いだという事なんだろうけど、我田引水感が否めない。
Posted by ブクログ
世界の文学に広く目を通している編集者によるリスティングであるし、片寄りは少ない(光文社の世界新約は、中国古典系統はやや手薄)とは思う。
個人的な読書経歴を顧みると、仏文は、なんか相性がわるいのか、ほとんど読んでいない気がする。また、トロッキー自伝は、いつか読めたら、と思っている。
Posted by ブクログ
著者が光文社古典新訳文庫の編集長だった経歴から考えると当然なのだが、欧米やロシア文学についてがメイン。日本を含むアジア文学についてはほとんどノータッチ。日本はともかく、アジア文学の紹介を期待していた自分にとってはやや消化不良だった。
タイトルがミスリード気味な感じがする。
くまざわ書店アピタ刈谷店にて購入。