伊豆見香苗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新卒で警察庁に入った『木島壮介』は、『警察庁特殊例外事案専従捜査課』に配属される。民間人の探偵にまるで推理小説のような特殊な事件を解決してもらうべく、調査に随伴するのが彼の仕事だった。
希望とは程遠い物騒な部署に戸惑う木島の前に現れたのは、変わり者の探偵の面々だった。
糸を使った密室トリック(だが未使用)や怪盗からの(あやふやでなんとも締まりのない)予告状、手間がかかる(成立してない)見立て殺人などなど、確かに警察向きではない事件。それを言ったらおしまいなんだけど、無駄な労力だなぁ…。
連載ものを続けて読むせいだろうけど、ちょっと説明的部分がくどく感じてしまう。キャラを楽しむものなんだろうけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】file 0/file 1 古典的にして中途半端な密室/file 2 大雑把かつあやふやな怪盗の予告状/file 3 手間暇かかった判りやすい見立て殺人/file E
ミステリ小説っぽい事件がリアルに起きた時になんとかするため、警察組織に出来た特殊例外事案専従捜査課(通称探偵課)。そこへ警察庁に入庁したばかりの新人・木島壮介が随伴官として配属される。随伴官とは、探偵として臨時雇用の民間人と現場との橋渡し役。何もわからず、不本意なまま、呼び出しに応じて臨場する木島だが、そこに現れるマイペースな探偵たちに手こずる。
「ミステリ小説っぽい事件」という通り、肩すかしな現実で、面白さは微