高部大問のレビュー一覧

  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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    10代向けにフリガナを多用した本だが、これは大人にも十分読み応えがある。
    というか、ここまで考える大人はいないだろう。
    表紙、タイトルの雰囲気からもっとおちゃらけた本だと思っていたが、
    とんでもない。
    深い。重い。そして的を射ている。
    日頃の私の問題意識にぴたっと当てはまっている。

    なんでこんなタイトルにしたんだろ。
    最初に私が思ったような軽い感じで読み始めたら、離脱者続出だろう。
    しかししっかり読み進めば、日本の病巣を抉り出すような内容。
    タイトルって難しいよなあ、、、

    さて本題。内容。目次はこう。

    ■PART 1.謎ルールに従ってしまうワケ
    第1章 他人に振り回される私たち
    ルールま

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    2025年11月14日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    この本に意味づけが無いと行動出来ないというのはダメだって書いてあった。まずはやってみないことには何もわからないし現実化していないことは自分の妄想とか理想に過ぎないからって。自分の夢が思い描いた通りとは限らないし、夢のあとの人生みたいなものがあるから。まずは行動することでやりたいことが決まってくるっていう部分に共感した。

    私もつまらない人生だったけど、なんとなくランニング初めてみたら、山に登る体力とかロードバイク大会出る体力とか付いて行動範囲が広がって楽しくなった。ランニング始めた当初は山登ったりとか自転車の大会に出ることとか自転車の大会先で九州の友達が出来たりとか山登りで出会った友

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    2024年02月07日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    ハッとすることや頷かされることばかりだった。若者に夢を押し売りする大人は果たしてどんな夢を持ち実現させてきたのだろうか。一部の著名人は確かに夢を実現してきたのだろうが、それはほんの一部の人間を誇張し英雄化してきたに過ぎなく、夢を押し付ける側の大人のほとんどは夢などなくても、あるいは夢とは無関係に充実した生活をしている。
    夢という幻想に縛ることなく、人が多様な幸せを手に入れる社会でありたい。

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    2024年02月04日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    自分自身に問いかけたい。夢という言葉を凶器にして子供を追い込んでいないかと。
    やりたい事や夢という言葉は極力使わずに子供と接してきたつもりです。ただ、それでも知らず知らずのうちに目標ややりたい事と言った言葉で子供たちを煽っていたのでは無いかと自分自身に問いかけました。

    日頃から小学生、中学生、高校生と接しています。
    普段は夢を散々問うのに、いざ進路決定の段階になるとそんな夢を見るなと言われる子供達が不憫で本書を読みはじめました。

    結果として読んで本当に良かったと思えました。
    ややくり返しが多いように感じましたが、それくらい筆者が伝えたいことがあるということでしょう。

    この先も本書は手元に

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    2021年05月16日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    大人は若者に対して「夢を持て」「そしてそれ
    に向かって努力すことこそが、人生の充実に
    繋がるのだ」と言います。

    果たして本当でしょうか。

    今の大人は皆、「夢」を持って人生を歩んでき
    たのか。側から見れば、その夢をかなえること
    が出来たのは、ほんの一握りの人に過ぎないこ
    とは明白です。

    そうです。夢とは叶わずに散ってしまう宝くじ
    のようなものなのです。

    だとすると大人は「とにかくハズレくじでも
    いいから買っておくのが人生なのだ」と言って
    いるのでしょうか。

    違うと思います。

    本当に夢を持たないと人生に充実感を得るこ
    とは出来ないのでしょうか。

    この本では、そんな今まで誰も思ってみな

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    2021年02月19日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    「将来の夢」という言葉は、すべての人間に希望を見出すわけではなく、それに苦しめられる人もいる。

    学校の課題で書くことを強いられ、自分に夢がないことを、悪いことと思ったり、その場をやり過ごそうと夢を捏造したりした経験は、多くの人が通ってきた道であると思う。(もちろん全ての人が、と断定はできないが)

    様々な方法論やハウツー本が流通している中、絶対に全ての人に通じる正しい考え方なんかない、と思っていたが、無意識に信じてしまった「夢を持つことの正しさ」。

    読んでいく中で、それに気づかされたことが、とても恐ろしく感じられた。

    (もしかしたら、無意識に正しいと思い込んでいることは、他にもあるかもし

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    2020年09月14日
  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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    数多ある謎ルールを紹介し、それに対する疑義提示みたいな内容なのかと勝手に思い込んでました。ではなく、もっと根源的な問題究明が目指されていて、そもそもルールって?とか、それが必要とされた歴史的背景とか、かなり踏み込んだ論説が展開される。

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    2025年10月17日
  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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    すべてのルールには、そもそもの作られた目的がある。時の流れはルールだけを所与のものとして、「いいから従え」という杓子定規な息苦しさがのこる。ルールは所詮間に合わせの道具なのだから、本来果たすべき役割が果たせなくなるのならば、変えればいい。もちろんルールを守らせるためのルール、もあるだろうが、増え過ぎればそれこそ謎ルールの氾濫、になってしまう。起源を時に問うてみるメタ視点を持つこと、首尾一貫は時に毒にもなりうること、昨日と意見を変えたっていいこと、1人でも多くの人が、生きやすい世の中になるよう、そのマインドセットだけは変えないでおこう。

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    2025年10月05日
  • ファスト・カレッジ ~大学全入時代の需要と供給~(小学館新書)

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    類書とは異なり、実名や勤務先を明かしてということで、私の周囲でも話題になっていたので、早速入手して読んでみた。
    大学雨教員の実態については、多少デフォルメもありなのかなとは思いつつ、あるあると思わせられたり、本学だけではないのかと安心(?)させられたりと、少しヒヤヒヤ、大いに楽しめたという感じでリアルで受け止めることができた。私にとってはエンタメ的に受け止められたが、大学関係者以外の一般の方がどう受け止められるかは興味深いところではある。
    最後がちょっと綺麗事すぎる結び、提案かなと思うが、何を期待していたのか、もし自分ならどう結ぶかを考えると、妥当(この表現は上から目線で適切ではないと思いつつ

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    2024年04月14日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    dreamという英語を訳そうとすると、字としては夢。でも、その夢は、自分がなりたいものややりたいことしか、意味を考えられなかった。寝ている時に見る夢という発想がない自分に気付き、この本を手に取った。
    いつの間にか、刷り込まれたアンコンシャスバイアスの一つになってしまったかもしれない。

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    2024年01月06日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    夢は素晴らしいものだと大人は若者へと押し付けますが、
    一方で、あまりに大きすぎる夢はそんなことは無理だと拒否します。
    そのような扱いをうければ、若者はもちろん苦しみます。

    ハラスメント自体の話は良かったのですが、
    ならば、どう言う社会を作っていくべきかをもっと読みたかったです。

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    2021年11月14日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    ネタバレ

    夢は持つ「べき」ものなのか?
    それは何のために?
    現状では夢を努力のインセンティブとして大人が手段化している節がある。
    それは特に教師が、教師になるという夢を持ち努力して教師になったから。
    今更だけども、小さなチャレンジにより小さな成功体験を積み重ねることが大事。
    そのためにも、干渉せず評価しすぎずの支援は不可欠。
    夢は段階を踏むことで宿る。
    「せずにはいられない」を大事にすること。
    「夢がないと動けない」という若者には思考回路を切り替えさせる必要がある。
    考えたり意味を理解したりする前にまず行動させ、あとから意味づけさせればよい。
    そうすることで「行動することは損じゃない」という思考へ切り替

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    2021年07月25日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    「夢」を切り口に語る教育論。主張には賛成する点もそうでない点もあるが、著者が徹底的に若者に寄り添っていることは強く感じた。

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    2021年04月10日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    ドリーム・ハラスメントが生じるメカニズムを解明しようとする一冊。夢とは何かという「夢観」と職業観の歴史的な変遷が興味深い。目的であるはずの夢が手段化し、本質から乖離した俗流キャリア教育がなされ、そうせざるを得ない時代で、けっきょく大人はどうしたらいいのさ……という苦悩にも向き合っており、誰かを一方的な悪者としない配慮に好感を持てました。夢を評価しないこと。お節介を焼いて妨害しないこと。色々納得。

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    2020年09月18日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    店頭でこの本を見た時「ついに夢さえもハラスメントになったか」と感じた。しかし、中身を見てみるとなるほど納得のいく内容だった。
    夢とは非現実感なものである、なのに夢を持つことを前提とするキャリア教育。宝くじを買えと強要するようなものという例えはその通りだと思った。
    本書は実際の高校生の声を中心に話が展開していくため、やや極論では?と思う論理展開もあるものの、全体として実感に即するものだった。
    子ども・若者に「夢を持て」と語るその無責任さを反省しなければならない。

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    2020年09月01日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    とても良い本だった。夢を持てとか、やりたい事をやるのが良いよなどと他人に簡単に言うが、よく考えたら自分でも特にやりたい事もないし、多分夢もハッキリと持ったことはないのでは?知らなかったのは、今は大人が学生にあなたの夢は何、と就職などの際に聞いているとのこと。無理やりそれに答えようとする学生にとっては不要なプレッシャーになっている現実。若い人にアドバイスする人には是非読んでもらいたい。

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    2020年08月19日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

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    「夢」の歴史。夢が「みる」ものから「持つ」ものになったのはごく最近の話。「夢ありき」で展開される国のキャリア教育政策や学校現場の話。学校の先生にとって欲しいものは上司。特定因子理論。キュリオシティ・ドリブンとゴール・オリエンテッド。禅とジブリ。

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    2020年07月23日
  • 謎ルール : 10代から考える 「こんな社会」を生き抜く解放論

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    思想家が子供に対して学校や家庭の言う通りになる必要はなく自分で考えることが重要

    内田樹のメッセージとして 戦え というのがわかりやすい。

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    2025年11月08日
  • ファスト・カレッジ ~大学全入時代の需要と供給~(小学館新書)

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    他の本探してるときに目に留まって、一緒に購入した。

    大学の事務局から見た大学の実態ということで、赤裸々というか呆れるような話が次々と。自分のいた大学(学部)にお坊ちゃんな人いたかな?と思いつつ、著者も言うように色々な人がいる中でこんな方達も混じっているのかなとも感じる。
    教員の質は問題あると思うが、一方で学生にも問題あり、妙なところで需要と供給が成り立っているのかなとも。
    著者はこの事態に何も(本は書いたけど)してないの?と中盤まで気になっていたが、終盤にそのような中で自分のやっていること、今後の展望はあげていた。シラバス比較というのは、確かに一理あると思う。

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    2024年06月16日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

    Posted by ブクログ

    第五章までは同じような話が結構長く続くので、途中中弛みした感が否めない。しかし、夢を必ずしももつ必要はないということを中立的な立場に立って配慮しながら語っているところに感銘を受けた。また、今後の教育(教師)のあり方についても示唆に富んでおり、教育職に就く学生にはぜひ読んでみてほしい一冊である。
    will,must,canの分類と相関についてもわかりやすく、mustから始めることで夢が見つかるというパターンがそれなりに多いということにも納得した。その際のmustが意味するところは、「〜しなければならない」という義務的なものではなく、「〜せずにはいられない」という自分の価値を再確認できる行為につい

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    2022年03月05日