高部大問のレビュー一覧

  • ファスト・カレッジ ~大学全入時代の需要と供給~(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    他の本探してるときに目に留まって、一緒に購入した。

    大学の事務局から見た大学の実態ということで、赤裸々というか呆れるような話が次々と。自分のいた大学(学部)にお坊ちゃんな人いたかな?と思いつつ、著者も言うように色々な人がいる中でこんな方達も混じっているのかなとも感じる。
    教員の質は問題あると思うが、一方で学生にも問題あり、妙なところで需要と供給が成り立っているのかなとも。
    著者はこの事態に何も(本は書いたけど)してないの?と中盤まで気になっていたが、終盤にそのような中で自分のやっていること、今後の展望はあげていた。シラバス比較というのは、確かに一理あると思う。

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    2024年06月16日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

    Posted by ブクログ

    第五章までは同じような話が結構長く続くので、途中中弛みした感が否めない。しかし、夢を必ずしももつ必要はないということを中立的な立場に立って配慮しながら語っているところに感銘を受けた。また、今後の教育(教師)のあり方についても示唆に富んでおり、教育職に就く学生にはぜひ読んでみてほしい一冊である。
    will,must,canの分類と相関についてもわかりやすく、mustから始めることで夢が見つかるというパターンがそれなりに多いということにも納得した。その際のmustが意味するところは、「〜しなければならない」という義務的なものではなく、「〜せずにはいられない」という自分の価値を再確認できる行為につい

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    2022年03月05日
  • ドリーム・ハラスメント 「夢」で若者を追い詰める大人たち

    Posted by ブクログ

    書店でタイトルが目に止まり、購入。
    この本を読むと、2000年代に入りますます人(大人)は夢を持つことを若い人に押し付けていたのかを、思い知らされる。自分も母校のキャリア教育に関わらせていただく中で、夢を押し付けていなかったかと、ふと考えてしまった。行動して、その中で見つけていければ良いよねという考えは自分の中でも意識する必要性を感じた。
    ただし、この本は犯人探し(〇〇が悪い)や夢を持つこと自体を否定している訳でなく、凄く色々と配慮している感じが見て取れた。

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    2020年06月21日