竹下文子のレビュー一覧

  • 旅のはじまり
    10冊シリーズの最初。ケンくんは子供ながらにとても自立しています。これはこれでよくできていますが,残りのシリーズの導入編にすぎません。
  • 黒い海賊船
    サンゴロウを慕うイカマルって「にくめない」ヤツだけど,ちょっとカチンとくるところもある。“軽率”なヤツはやっぱり腹立たしい。
  • 風町通信
    「風町」
    存在するのかしないのか、
    するっとどこかへいってしまいそうで、
    つかみ所のないような、
    ふわふわさらさらキラキラした、
    ファンタジックで少し素敵な、

    そんな、小さなお話が詰まってた。
  • 風町通信
    風町という幻の町での不思議な話。
    短編連作で、きれいなステキな話。
    初期の長野まゆみをふんわりさせた感じの話が多いかな。
  • 旅のはじまり
    ほうっておくと、どんどん高学年の本に進んでいってしまう子どものために、いま読まなきゃもう読む機会のなさそうな中学年くらいまでの本をおすすめしようと選んだ本がこれ。まず一冊だけ、読み聞かせしたら、とっても気に入ってくれて、シリーズの続きは自分で読んでいってくれている。このくらいの本は、彼の読書力だと、...続きを読む
  • キララの海へ
    1作目ではあまり気づかなかったが、この2作目以降のサンゴロウはかなりクールでニヒルな性格であることがわかる。また、作品全体もやや暗いトーンになっている。と言っても、作品はそれなりによくできていて、サンゴロウは格好いいです。通信機なしで少女と通信する方法が面白い。
  • 旅のはじまり
    冒険好きな幼い少年が、大望の初めての列車一人旅で出会った不思議な旅の猫サンゴロウ。
    サンゴロウの唆しにのって、父親の待つ駅の手前で下車して、一緒に宝探しを始めた少年の心の変化も、児童文学らしい読み応えでなかなか良かったし、サンゴロウという存在や、うみねこ族とやまねこ族にまつわる伝説、読後の、キツネに...続きを読む
  • ケンとミリ
    ケンとミリがまた登場!
    ミリの言うことは、少しだけ浮世離れしているような・・・?
    でも、サンゴロウがこんな方法で、登場するとは!
    今回は、サンゴロウが兄さんみたいに見えました。
  • 金の波 銀の風
    緑の小鳥連れて歩いてるサンゴロウさんて超癒し系じゃないですか…!!

    短編集。
    短いので軽いノリでさくさくよめる。
    穏やかなほんわかした話もあればいつものように読みごたえあるどんでん返しもある。

    サンゴロウさんとマリン号の絆のつよさがちょっと感じにくかったけど。
  • 旅のはじまり
     黒ねこサンゴロウシリーズの1作目です。この作品自体だけでは、まあまあの面白さですが、2作目以降を読んでいくためには、やはりわかっていて欲しい内容。
     こどもの時分にあこがれた冒険への入り口。しかも別世界の住人らしき黒ねことのつながり。。。2作目を読んでからでも、振り返って是非読んで欲しい。
  • 青いジョーカー
    イカマルついに自分の船を手に入れる。
    ボロボロの廃棄寸前の船を修理したものだがうれしくてならない。
    おりしもサンゴロウが危ない仕事に手を出しているような雰囲気があって心配するイカマルだった。
  • ほのおをこえて
    ナギヒコの頼みでふたたび貝がら島のクルミをたずねることになったサンゴロウは島での勢力争いに巻き込まれる。
    それは自らのルーツをたずねる旅へと変じた。
  • ケンとミリ
    ついに再登場のケン。
    従姉妹のミリの世話をするためにふたたびあの場所に向かう。
    学校生活になじもうとしない奔放なミリに振り回されるが。
  • やまねこの島
    またもや一時間たらずの冒険に出たのです。

    医師のナギヒコがサンゴロウに強引に連れていかれた島ではかれは熱が流行しており古い知識だけで女医のクルミが奮闘していた。

    住民たちが危険なほどひどく閉鎖的な理由は?

    クルミ先生はまたいつか登場するかもしれません。
  • キララの海へ
    サンゴロウはウミネコ島の船乗り。

    前作と同じサンゴロウのその後なのかはたまた生まれ変わりなのかわからない。
    でも前作の少年がまだ大人にはなっていないようなので数年後のようだ。

    あるいはウミネコ島に来るときの冒険などで記憶を失ったということもありうるか。もしそうならいつかそんな話も出てくるかもしれ...続きを読む
  • 旅のはじまり
    読みました。

    「ひとり旅」の好きな少年ケンは旅の途中で旅のベテランっぼい黒ねこなサンゴロウと出会い宝さがしにつきあうこととなる。

    旅ごころの湧き出る本。
  • ケンとミリ
    黒ねこサンゴロウシリーズの、続きのシリーズ。
    実はそれを知らず、この本のみ読んでしまった。

    前シリーズの主人公であったケンと、複雑な家庭環境に育つ従姉妹、ミリのお話。

    冒険物が好きな3,4年生~向きな感じ。
    漢字には全て振り仮名がついているが、難しい言葉も多い。
  • ケンとミリ
    このシリーズは5冊ずつでひとまとまりです。二つのシリーズの1巻目は,ある種のイントロだから,単独のストーリーとして楽しめるかどうか。ただ,キララの海ややまねこの島での疑問がちょっと晴れます。