竹下文子のレビュー一覧

  • 旅のはじまり
    ひとり旅の途中で猫のサンゴロウに誘われて宝探しの旅のお供をする。なんてドキドキワクワクが詰まっているんでしょうか。しかも日常からふっと異世界に踏み込む瞬間が素敵に描かれています。それが読書の面白さに繋がるんですね。
    平易な文章だけど奥深い余韻があります。何気ない風景や心象の描写に広がりがあるんですね...続きを読む
  • 旅のはじまり
    竹下&鈴木コンビ作品の格好良さ部門ではナンバー1を疑えない。エレキギターに憧れる中学生男子のようにサンゴロウに憧れ続けています。
  • ほのおをこえて
    サンゴロウのピンチ!?
    貝がら島に、ひっそりと住んでいるやまねこ族の、長老の跡継ぎ問題にからまれたサンゴロウ。
    クルミを連れ出してしまったり、ナラジロウとクヌギの仲の悪さといったら・・・!
    あの後、やまねこ族はうまくいってるでしょうか?
  • 黒い海賊船
    イカマルのサンゴロウへのあこがれ、感じやすかった!
    そりゃ、鳥のように優雅に港に入ってきた、うみねこ船を見て、その船を操縦している人が、こっちに挨拶してくれたら、だれでもすきになっちゃうよね。分かるな~、その気持ち!!
    スリル感も面白かった。さすが、竹下文子さん。
    あまりにもリアルで、全部信じちゃっ...続きを読む
  • 金の波 銀の風
    黒ねこサンゴロウの度の、短編が3つ詰まった1冊。
    緑の小鳥・幽霊船・王様の島

    私が特に好きなのは、王様の島。
    本当の自由とはなんなのか。考えさせられましたね。
    王様は金色の豪華な牢屋に入っているようなもんだったんですね。
    いくら金持ちでも、有力者でも、王様でも。好きなことができなきゃ、自由とはいえ...続きを読む
  • キララの海へ
    ねむり病が、うみねこ島の一部ではやり始めた。
    しかし、病気を治すための材料である『ガラス貝』が切れていた。
    ガラス貝は珍しく、そこらへんの海では見つからない。
    唯一いまだにガラス貝がある海は、船乗りが一番行きたがらない海、キララの海だった。
    サンゴロウは、親友のナギヒコに頼まれ、そのキララの海へ、ガ...続きを読む
  • やまねこの島
    謎の島である、貝がら島で流行っていた病気が、まさかのカレハ熱だったなんて!
    ひどく熱い熱が出て、カタカタと震えだすという・・・。恐ろしい
    しかも、帰りにサンゴロウがカレハ熱にかかっている事が判明!?
    医療器具は、すべて島に置いてきてしまい、医者のナギヒコも手も足も出ない状態に!
    でも、精神力で乗り越...続きを読む
  • 最後の手紙
    「サンゴロウの旅、終わっちゃった!」
    ・・・と思っている方!違いますよ!?
    サンゴロウの旅は、永遠です。一生終わりません・・・!!
    「オレはな、あんたがきらいなんだよ。がまんならないんだ。
    あんたの自信と、つよさと、こわいもの知らずの度胸がさ。
    いつも冷静でおちついていられるところがさ」
    って文章。...続きを読む
  • 霧の灯台
    旅の途中で出会ったカイの秘密、意外でした~!!
    銀波号の船長、なにやってんだよっ!って言いたくなるし、カイがかわいそうになったな~
    友達に、この事を話したら
    「自分が生きなきゃ、なんにもならないんだから、自分の命も守るべきだ」
    って言ってました^^ナギヒコと同じ考えなんですよね
  • 旅のはじまり
    カタオカ ケンがお父さんに会いに行く電車の中で、
    隣の席に座った黒猫のフルヤ サンゴロウ。
    2人の冒険のたびは、無事終わる。
    かえる途中でお父さんに出会う。
    ちょっと不思議で、ちょっとわくわくするお話。
  • やまねこの島
    毎回、物語の風景がぱっと見えてくる。
    今回も同じ。
    先が気になって、どんどん読んじゃう。
    小学生の男の子なら、絶対にはまるはず。
  • 旅のはじまり
    子供のころにぜひ出会いたかった!と思わせる本です。
    大人でも楽しめます。
    なにか面白い本が読みたいというときに再読します。

    もう何回読み返したことか。
    児童書なので一時間もあれば読みきってしまいますが。
  • 霧の灯台
    今も昔もずっとすきなシリーズ。全10巻、何度読み返したのかわからない。とくにこの霧の灯台は素敵です。
  • 旅のはじまり
    竹下文子さんの『黒ねこサンゴロウ』シリーズ第1巻。
    小学生のケンと黒ねこのサンゴロウが宝探しをする物語です。

    はじめて読んだのは小学生の頃。
    そのときからのお気に入りです。

    ほんとうにサンゴロウが格好良くて。
    鈴木まもるさんの絵も“いい味”を出しています。

    でも、これは黒ねこサンゴロウシリーズ...続きを読む
  • スターハイツ0号室
    凝ってる。スターハイツの管理人さんをとりまく不思議なできごと。一章ごとよみきりで読みやすい。最後にまとめてある。
  • 旅のはじまり
    黒ねこサンゴロウシリーズの第1作目。

    小学生の時、図書室にシリーズで並んでいた。
    とはいっても私はこの『旅のはじまり』しか読んだ事はないのだけど。

    字も大きいし、平仮名ばかりの『正に児童書』なのだけど、侮れない。

    人間の男の子ケンと、大人の黒ねこのサンゴロウの冒険はハラハラドキドキ。
    サンゴロ...続きを読む
  • 旅のはじまり
    息子豆太の最近のお気に入りの一冊です。
    サンゴロウがカッコイイらしい。
    字の大きさをみると中学年向き?
    でも豆太の気に入りようをみるともっと上の学年でも十分面白いんじゃないかな・・・と思います。
    シリーズ化されていて全10冊。
    豆太も残すところ後一冊なんだけどずっと貸し出し中なので首を長くして待って...続きを読む
  • 最後の手紙
     静かなピアノ曲。
     短調の調べ。
     ノクターン?

     病院の待合室でページをめくりながら、ふと耳にしたBGM。
     手にしていた物語にとても、よく合っていた。


     過去の記憶を持たぬサンゴロウ。
     その封じ込めた記憶の箱は、
     開けた方がいいのか。
     開けぬ方がいいのか。

     新しく積み重ねた記憶...続きを読む
  • 金の波 銀の風
     サンゴロウのモノローグは、
     ぶっきらぼうで、言葉足らずだ。

     孤独な船乗り。
     でも、孤立しているわけでなく、
     冷たいわけでもなく。


     昔、昔、宇宙を旅する海賊に憧れたことがある。
     ふと、あの海賊を思い出した。

     黒ねこのサンゴロウが語る海の描写は、
     時として詩であるかのよう。

    ...続きを読む
  • 霧の灯台
    サンゴロウシリーズでもっとも好きかも知れない。

    自らの過去の記憶探しで、少しずつ苛立ちを貯めていくサンゴロウ。
    そんな時は、手足のように扱っている船もいつもと違った動きをする。
    このあたりの表現、乗り物好きにはたまらない。

    ほんの短い時間で読み切れるのだが、読み応えは十分にある。

    一人灯台を守...続きを読む