竹下文子のレビュー一覧
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仕事のストレスに苛まれた日々の中で通勤電車内で読むこれが一服の清涼剤でした。使い古された比喩は詩歌の世界では「死喩」といい良いものではないと短歌の大家、笹公人さんが著していたのを思い出しました。「死喩」のかけらもない表現の自由さに驚きの連続でしたPosted by ブクログ
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おもしろい!文字の分量からすると、中学年〜が無難という感じだが、ひらがなやルビで工夫されていて、ストーリーが分かり易いので、本好きな子は低学年から読んで欲しい。ストーリーが面白く、わくわくするので、はじめは一緒に読んであげると、文字量で敬遠するタイプの子も読みたくなりそう。Posted by ブクログ
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不思議なお話の短編集。
この作家さん初めて知りました。もとは、児童書として出版されていたみたいですね。埋もれてしまっている優れた作品を再度届けてくれる試み、とてもありがたいです。今後もどんどんお願いしたい!Posted by ブクログ -
しっぽは心に抱えている不安だったり、不満だったり。 でも、それを解消したら消えてしまった。 よくある子供同士の喧嘩だけど、しっぽが生えたお蔭ですぐに仲直りをすることが出来たのが可愛かったです。Posted by ブクログ
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小学校以来。今回はナギヒコ視点。サンゴロウ視点じゃないからこそ明らかにされるサンゴロウの事情。ナギヒコがちょっと不憫。そしてサンゴロウとナギヒコはやっぱり対称的。ナギヒコは良くも悪くも普通のひとという感じ。この時点で「旅のはじまり」から最低5年は経ってるのか。Posted by ブクログ
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ガラス貝を手に入れるため、危険な海域に向かう黒ねこサンゴロウの冒険。なぜか海猫族の会話術を使いこなす少女に出会ったりして、読むほどに謎が深まっていく。また、「サンゴロウにはわかっていないが、1巻を読んだ人にはわかる」事柄もいろいろとあって、もどかしい気にさせられる。
続きを読まざるを得ない。Posted by ブクログ -
小学校のときに猫の本を漁って読んでました。
飄々として、でもちゃんと感情や意思があるサンゴロウ(や、その後登場する猫たち)は
幼い私のなかで理想の猫像でした。
この「旅のはじまり」は主人公に感情移入して
ちょっとどきどきしながら読んだ記憶があります。
挿絵や装丁も可愛くてすき。Posted by ブクログ