竹下文子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出張中のお父さんの元へ「ひとり旅」している途中、電車で隣の席に座ってきたのは「ねこ」だった。ねこのサンゴロウは、知り合いのねこからもらった宝の地図をもとに、宝探しに行くところだった。サンゴロウに宝探しを誘われた僕は…
男の子がひとり旅の途中で、ファンタジー世界に誘われる。これだけでもなかなかワクワクしますが、冒険の仲間はカッコいい黒猫、そして目的は宝探し、となるともう楽しくないわけがありません。しかしとんでもない大冒険をするわけではなく、子どもに馴染みがあるような、身近な冒険です。これは、文体からして読み手の子どもに合わせたのかな?低学年からでも読めそうなので、この身近さがファンタジー世界に