たてのひろしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うさぎがたくさんいる表紙絵を見ていると、うさぎの楽園のお話かな?と思ってしまう。
ページをめくっていくと、大勢の人たちが笑顔でうさぎにご飯をあげている。なごやかです。
もっとページをめくっていくと、あれ?うさぎがいない。防護服を着た大人がいる。
白い赤い目のうさぎが、じっと何かを見つめている。うさぎは、全てお見通しなんだ、きっと。
どんどん絵本の文字がなくなっていく。
なんて、人間はひどいことをしていたのだろう。
うさぎのしまは、瀬戸内海に浮かぶ大久野島。先の大戦中、この島で毒ガスが製造され、うさぎが実験動物として使われていた。
本文の後の解説には、戦時中に行われた、おぞましい事実が記されています。
知らないことが私には、まだたくさんあります。
本書は、今年はじめに読もうと思ってチェックしていましたが、忘れていました。翠さんのレビューで、ハッと気づいて、読めて良かったです。 -
Posted by ブクログ
【ママ評価】★★★★★
『ねことことり』の小鳥視点のお話。
描かれている内容は『ねことことり』と同じだけど、猫の視点ではないだけで印象が変わる。
でもどちらも心を通わせる美しさは変わらず。
花や鳥など、絵の美しさ見事。
とっても綺麗でどのページも飾りたくなるくらい。
個人の事情は本人じゃないとわからない。
それを100%聞かなくても、相手を思いやることで行動してあげられると良いよね。
【息子評価】★★★
『ねことことり』と同じく特に反応はなく、最後まで読み切った。
「同じ話だね」などと言うことも無く、静かに見て聞いていた。
4歳10ヶ月
【娘評価】★★★
正直あまり興味がなさそうだったけど、ページを捲るのを楽しみながら聞いていた。
2歳3ヶ月
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Posted by ブクログ
たてのひろしさん作の絵本。
絵はなかの真実さん。
絵がとにかくきれいで、自分はあまりねこに食指が動くタイプではなかったのだが、手にとってみて本当によかった。
思わずうるっとくるような物語。
生活と仕事のバランス、
きれいでゆたかな暮らしをしていても誰かとの出会いで生活がもっと潤うということ、
誰かのためにする仕事が生きがいになるということ、そんな素晴らしさを純粋に素晴らしいと感じることができる絵本。
他者との距離感も心地よい。
ねこの暮らしの変化が、表紙と最後の1ページで
ほぼ同じ構図なのにも関わらず、表情から満ち足りている心を想像できる。
こぶしの枝を束ねる仕事で生計を立てているねこと
とある理由で枝が必要なことり。
枝を束ねるという商業的な仕事の裏で
自然の開発が起きていること
そのことで困る生き物がいるということ
自分の生活を犠牲にすることなく、ちょっとした自分にできることで困っている誰かを救うことができること
それは自己犠牲ではなく、むしろ生活が豊かになること。
そんなことを教えてくれる絵本。
出会えてよかった。