近内悠太のレビュー一覧

  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    なるほど素晴らしい愛を受け取るには経験や知性が必要!
    与える側の問題が大きいと思っていたが、それだけではなかった。

    話が噛み合わない人に会って自分の価値観がわからなくなった時に、勧められて読んだ本。

    贈与の概念は何となく頭にあったが、言語化されて私の中で実態になった。
    エゴでもなんでもない、気づかれた時点で呪いになる脆くて不思議な愛の形。
    生物として説明しづらい行動なのに、どこか本能めいているのも興味深い。使命とも言えるのかな。

    とてつもない規模のコミュニティで生きるヒトにもたらされた哲学と真理。深いよ。
    愛に気づく力、思いをはせる力を育みたい。

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    2025年01月01日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    ケアとは、利他とは、傷とは。
    善意がなぜ空回りをするのか。

    いろんな事例、小説や哲学の引用、思考ゲームを経て考える哲学。

    なぜタイトルが
    倫理学
    なのか、も読み進めるとわかってくる


    なんだか、NVCとも通ずるところがある感覚。

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    2024年09月02日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    道徳はシステムを作り、こうしなけばと決まりごととなる
    一方で、システムの義務に抗い、自由に動くとき倫理が必要になる

    倫理には利他という「自分の大切にしているものよりも、その他者の大切にしているものの方を優先すること」が問われる

    その問いに答えがケアという行動で示される

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    2024年07月01日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    ネタバレ

    他者の傷に呼応して私が動く(または動いてしまう)ことを、ケア、あるいは利他と言う。
    優しい人はたくさん傷付いてきた過去があると言われるゆえんは、呼応できる傷の多さがあるからなのかもしれない。

    あと、どれだけ辛いことがあっても、それは未来で回収される伏線なのかもしれないと思うことで、その時の傷を緩和できるのかなとも思った。

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    2024年06月30日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    間違えて2冊買ってしまいました。最近のおすすめ何かありませんか、と聞いてくださる方がいたので、2冊目を差し上げました。ずっと手元に置いておきたい良い本です。

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    2024年06月11日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    ネタバレ

    自己変容。
    すき。

    理論の進ませ方と具体性の行き来が
    シンプルにわかりやすい。読ませる。
    これはウィトゲンシュタインの解釈です。と言われても読もうと私は思わないが、これは1日で読んだ。

    1ケアとは、その他者の大切にしているものを共に大切にする営為全体

    われわらは、石器時代からの感情と、中世からの社会システムと、神のごときテクノロジーをもつ
    エドワードoウィルソン

    後悔には、規範性とともに可能性も内包される。
    後悔が私はあの時自由だったことを示す。

    2 1→あなたが大切にしているものは、私の大切にしているものと異なる。
    自分が嫌なことを人にするな、自分がいいことを人にしろ、は大きな物

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    2024年06月09日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    文字通り、利他、ケア、傷を起点に難しい論旨を今風にわかりやすく伝えてくれます。
    利他とケア、偽善との違い。叱るに潜む危うい自己欺瞞など、読めば読むほど日頃の自分に目を覆いたくなるとともに、
    メッセージとしては、
    もっと自分の意思で生きて良いんじゃない?
    過去の意味は未来と現在が作るという意味で正解は作れる ということ。

    がんじがらめで疲れてしまう現代人への処方箋。

    早ければ高校、遅くても大学で出会えたらいいなと思う本。就活生にもおすすめ。

    とはいえ腑に落とすのは難しい…何度か読み直したいもの。

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    2024年06月06日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    他者の大切にしているものを、共に大切にする、をできるようになりたい。「こうあるべき」を振りかざし、それが「正しい」、「あなたのためになる」とすることは、他者の大切にしているものをないがしろ。この態度は、仕事では「甘い」と言われそうだが、自分は他者の大切にしているものを、共に大切にする劇を演じ踊り続けたい。

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    2024年06月02日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    後半の『楢山節工』のエピソードで泣いた。
    未来の自分に対するセルフケア。

    著者ならではの切り口で、あたたかく、他者との関わりに対して少しだけ背中を押してくれるような本でした。

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    2024年04月30日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

    購入済み

    語りかけてくる文章が読みやすい

    倫理学本を読むのも初めてだし贈与論も初めて知りました。今は利他についての本を買ってます。
    資本主義の見直しは話題になりやすいですが、カネではない贈与を受け取ったと思える感覚がいかに観念的であり、このシステマティックな社会の中で見落としやすいかも感じさせられました。
    また、そうした現象を汲み取って形にする哲学は地味だけどちゃんと必要だなと感じてます。

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    2021年10月03日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

    購入済み

    オススメ( •̀∀•́ )✧

    今年のコロナ前に書かれ3月に出版された本。
    今だから、より突き刺さる著者のメッセージ。
    なんども唸ってしまった。
    この若い哲学者に多いに刺激をいただきました。

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    2020年09月27日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    交換と贈与という、2つのコミュニケーションの型を補助線に、世界を視る新しい眼をくれる本。読み進める程、なんてポジティブで優しい眼差しなんだろう、優しすぎだろうとすら思うけれど、ただそれこそ、贈与の仕組みを理解したからだ、という展開になっているところが秀逸。
    筆運びの根底に流れている知性や勉強への愛が心地よい。

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    2026年06月25日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    経済的価値や合理性で表現ができない何かを「エモい」と称することが度々あったがそれこそまさに「贈与」なのではないかということに気づいた。



    贈与とは市場経済、さばさばした価値交換行為の隙間にあるもの
    贈与の差出人として、届かないかもしれないという寛容さ、倫理が必要
    贈与の受取人として、贈与を贈与として気づく想像力が必要

    贈与の受取人は、その存在自体が差出人に生命力を与える
    まずは他者から受け取ることから贈与が始まる

    —————————————————————————
    贈与:
    我々が必要としているがお金で買えないものとその移動

    プレゼント→ただのものだったものが、市場価値、商品価値では説

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    2026年08月15日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    例えが多く、理解しやすかった。
    人は傷つく→傷を直視しては生きていけない、無意識へと抑圧→他者と出会い、傷との二重の邂逅→思い出す→ケア(言語ゲームの変更)をもたらす、自覚した傷から利他が生まれる→自己変容という形のセレンディピティが起きる→生きている心地につながる
    人だけでなく、社会の傷についても目を向けていたのが新鮮だった。
    悩んでる人にケアするのって具体的にどうすればいいんだろう、と思った。(傷つく予感ではなく実際に傷ついている人)
    例えば仕事が辛いと悩んでいる人に対しては、今辛いと思う事を肯定して、辛い環境からは離れて、そのあと過去を肯定できるように物語を作ってあげる、とかになるのだろ

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    2026年07月28日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    ネタバレ

    人間主義的経営を読んで、そういえば贈与がテーマの本があったなと思い出し手に取った本。
    受け手の視点で贈与を捉え、交換ではなく贈与であることがどのような意味を持つか記載している。想像していた内容と少し異なるものではあったが、物事の捉え方として勉強になった。
    多様化が進み、狭義では異なる言語ゲームを生きている人たちが共存していく必要が生じている認識でいて、そういった時代に変化の中で贈与から交換にシフトしていく傾向が見られないか気になった。
    またクルミドショクドウの事例を知って興味を持ったので、こちらの関連書籍も読んでみたい。

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    2026年07月17日
  • 自由より自在に生きるー愉快さと葛藤の哲学ー

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    元々期待していた通りの内容で、読んで良かった。読み終わった今でも上手くここに書けないが、居つかないとか、贈与とか、成程なと思わされることが多く、ときによく理解できない部分もあったりするが、総じて、読みやすかったから近内さんの後書きにあるようなやりかたでまた読んでみたいと思う。

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    2026年07月08日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    具体的な事例を用いながら、語るように続く文章は実に読みやすかったです。
    そして内容もわかりやすく頭に入ってきました。
    贈与の定義や背景、そして贈与を行う際の姿勢など、目から鱗な部分が結構あり、とても勉強になりました。

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    2026年05月30日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    贈与は交換になると贈与でなくなってしまう。交換が主の資本主義はこれを徹底的に突き詰め、世の人の考えもこれに支配される。ただ世の中は全てこれで回るわけではなく、特に転職と言われる仕事は、そうではなく贈与によって成り立っているから割に合わないことでもできるという部分はある。ただそればかりに頼っていると、世の中は回らない。そのバランスは必要である。私たちの生きる希望や仕事のやりがいは過去からの積み重ね(贈与)で成り立っており、それを次に繋ぐ、つまり学習と教育が私たちの交換価値だけではないやりがいにつながると思う。成果主義など、労働現場にも交換主体の議論が喝破する中、それだけではないということを伝えれ

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    2026年03月23日
  • 自由より自在に生きるー愉快さと葛藤の哲学ー

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    こだわりや執着を捨てたいと思うのだけど、それは、居着くこと、我執からの解放で、自在に生きるということかも。身体的感度を下げて息苦しさを切り抜けようとするのだけれどそこじゃないんよね。大きな流れの中で自分の境界線を消して、パスを受けたり回したりそんな流れに身を任せたい。たまに大きな自然の中に行きたいと強烈に思うのは自在な自分にグランド接地させたいからかも。

    なにより『「自我を手離しても、誰も君を傷つけない」と保証してくれる存在が必要』だよ

    終始抽象的な感想ですが、よい気付きを得られた。

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    2026年03月22日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    贈与論でこんなに感動するとは思わなかった。
    贈与を次へと繫げなくなった人はどうすればよいのか、という問いに対する作者の答えに、心が揺さぶられた。「贈与の受取人は、その存在自体が差出人に「氏名」を逆向きに贈与する。」贈与は宛先の存在を前提とする。宛先がいるからこそ贈与できる。そういう意味で、贈与は宛先から差出人自身にも与えられる。「宛先を持つという僥倖。宛先を持つことのできた偶然性。贈与の受取人は、その存在自体が贈与の差出人に生命力を与える。」自分は誰かに与えることができない。受け取ったものを誰かに返すことができない。それでも、誰かの贈与の宛先になることはできた。誰かの贈与に気づき、受け取ること

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    2025年12月31日