近内悠太のレビュー一覧

  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    受け取ったことに気づいた時に初めて贈与が生まれる。贈与のスタートは気づきであり、気づくためには想像する必要がある。想像力は学びから得られるため、贈与を受け取るためには学ぶ必要がある。学ぶ意味に対する答えを知れた気がした。
    贈与は交換ではない。お互いの誕生日に同じような金額を送りあうのは、やっぱり交換であって、プレゼントではないのだと思った。相手のために考えたことにこそ価値があると私は思う。だからプレゼントはそのものよりもストーリーの方がうれしい。けどあんまりみんなには共感してもらえない。
    どんなことでも微力なだけで、無力ではない。きっと誰かに受け取られている。葬送のフリーレンの作者はこの本を読

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    2026年03月27日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    贈与とはお金で買うことのできないものおよびその移動。

    受け取ることなく始めることのできない、返礼として始めるもの。

    昨今、感受性というのは厄介なもの、不安定なものという印象が強い。

    しかし、いま、生きていること、身の回りにあるもの、当たり前に成立している社会。

    それを色んな感想を持って「受け取る」ことができる。

    スキルがあるとか仕事ができるとかそんなものの手前。
    根源的なところに、必要な能力なんじゃないかと再確認させて貰える内容でした。

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    2026年03月22日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    ネタバレ

    「贈与」とは
    僕らが必要としているにもかかわらずお金で買うことのできないものおよびその移動

    贈与とは、モノを「モノではないもの」へと変換させる創造的行為に他ならない
    だから僕らは、他者から贈与されることでしか、本当に大切なものを手にすることができない



    こちらの好意や善意は、必ずしも相手に受け入れられるとは限らない。だから、プレゼントを受け取ってくれたり、こちらの祝福を受け入れてくれたりしたとき、僕らは嬉しくなる。

    昔付き合ってた人の誕生日にプレゼントをあげたら、受け取ってもらえたものの別れようと言われたことを思い出した。だからこそ受け取ってもらえるだけで嬉しいんだよな。

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    2026年03月17日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    哲学は正直苦手だけど、この本は説明が丁寧で分かりやすかった。

    贈与とは、お金で買えないもの、およびその移動
    見返りは求めない、見返りを求めるときそれは「交換」になる。

    特に印象的だったのが、贈与のはじまりは「あげる相手がいること」という考え方。
    「贈与の受取人は、その存在自体が差出人に生命力を与える」という。
    そうだよな、あげたいと思える相手がいることって幸せだよな、ってしみじみ思った。

    以下メモ
    ・贈与の原理
    贈与の始まりは「受け取り」。受け取ることなく開始できない。
    (受け取らずに始めるものは、自己犠牲)
    贈与の差出人には相手に「届いてくれるといいな」という節度が要求される。
    贈与の

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    2026年03月11日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    読んでよかった。ちょうど最近ペイ・フォワードを観たから、記憶が新しいうちに読めて嬉しい。

    自分の人生に影響を及ぼすだろう言葉が複数あった。「教養とは、誤配に気づくことです。」とか。

    交換の論理ではなく、贈与の論理を大切にしたいなと思った。自分に与えられていること(贈与)に感謝して、ペイ・フォワードしたいな。

    自分に与えられていることに気づくために歴史を学ぶ、、歴史を学ぶ理由として一番ピンときたかも。

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    2026年02月22日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    あなたの大切なものを大切にするという精神。そんな心持ちで互いにいられたら。まずは自分の周りからそうなってほしいと願うし、そうなるように過ごしたい

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    2026年02月16日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    最近、お祝いで物を贈ったり、両親に贈り物をしたり、大人になって「贈与」を行う機会が増えた。
    喜んでくれる相手を考えて渡すことの楽しさを最近になって感じるようになった。逆にプレゼントをもらう、たとえどんなものでも嬉しい気持ちになって、お返しなにを渡そうと考える。

    贈与は受け取った側が「健全な負債感」という負い目を感じて、お返しをしないといけない気持ちになる。それによって贈与のサイクルはまわる。
    物を送る差出人は宛先から生命力をうけとる。物を渡したい、プレゼントしたいその気持ちが幸福であるということである。

    大人になって、親から受け取ったものは当たり前じゃなかったことに気づく。また最近はコテン

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    2026年02月13日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    金で買えないモノとその移動を定義とすると
    ポジティブに語られない贈与については、どのように考えれば良いのだろうか?

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    2026年02月11日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    「賦」という言葉が、贈与の原初的なかたちとして提示されているのが面白い。これは「贈る」という行為の前にある、世界から与えられているものへの気づき、あるいはそれを受け取ることそのものを指す。
     「賦」はもともと「ふ」と読み、古代中国では「賦税」や「賦詩」などに使われた。「賦詩」は、自然や出来事に触れて、そこから湧き上がる感情や意味を言葉にする行為。つまり「賦」とは、世界から与えられたものに応答すること、そしてそれを言葉や行為に変換する創造的な応答でもある。
     「賦」は「贈与の始まり」ではなく、「すでに贈与されているものへの気づき」として位置づけられる。

    これは倫理的転回で述べられるrespon

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    2025年11月08日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    会社員という言語ゲームをやめる決断をした私にとって、とても響く内容だった。
    売り上げを上げるため、時間の使い方や、自分が納得できない方法を強要、コントロールされるようにな心底疲れ果ててしまった。
    「したくないからしない」が倫理というのも目から鱗だった。

    終章の「祈り」はただただ感動。希望を感じた。
    生産性、有用性に回収されない劇、そんな劇で、踊るために私は生きるんだ。

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    2025年07月31日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    結婚できない自分に対する負い目の感情はなんなのか、その答えがあって納得した本。
    ペイフォワードが見てみたいと思った。

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    2025年07月21日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    非常に良い本でした。希望のある本です。
    贈与とはなにか。それは差出人と受取人との関係性の中に生まれる。しかし、それだけではない。
    資本主義や民主主義、貨幣経済、今ある衣食住や教育、現在進行形の常識があるからこそ、贈与は逸脱して現れる。
    ぼくらが思う創造は、天才的なアイデアからの発想だと思いがちだが、そうではない。常識を常識と捉え、しかしそれでは矛盾するその一点を付く。つまり、知識の上にある。
    だから、この今をしかと生きる。そして観る。ぼくらは与えられていることを想像し感じる。さすれば、差出人に気づいた受取人となり、また差出人になれる。
    そうしてまた、見返りを求めない贈与ができる。
    こうして世界

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    2025年05月25日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    忘己利他・・初期研修の頃から何度も聞いた言葉。今でも、これは利他なのか独りよがりの押し付けなのか、悩みながら実践をしている。
    内容はなかなか何度か繰り返さないと理解しきれなさそうだ。併せて、贈与の本も読み直してみよう。
    近い世代の著者だけあって、例えが身近で(ONEPIECE や 松任谷由実など)親しみやすい。

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    2025年04月15日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    目からウロコな考え方がてんこ盛り。脳が活性化されて行くのが分かった。曖昧に使っていた信頼という言葉や、ケア・利他の本質。腑に落ちるところもあれば、自分の読解不足で理解しきれているか自信の無い部分もあるので、何度も読み直し、体に染み込ませたい本

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    2025年03月03日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    だいぶ前に読んだので少しうろ覚えだが交換でなく循環という気付きがあり、してもらった事を相手に返すだけでなく違う人に回していくそんな形もあるじゃないかと。見返りを求めているわけではなくともがそれが回っていくと思えばより幸せな気分になれる自分もそうしていこうと思えた一冊。

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    2025年03月02日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    自由は利他から生まれるのでしょうか。
    本書は、利他の意味や概念を何度も見直します。
    その作業こそが、人と生きる事なのかなと思いました。いずれにせよ、何度も読み返す本になりそうです。

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    2025年02月23日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    世界は贈与でできている。
    できていないと主張すると、本書でいう「逸脱的思考」が足りず、「世界と出会い直せて」おらず、「教養が足りない」ということになる。
    反証しがたい、強力な「贈与」という概念を構築した1冊。
    概念を構築することが哲学ならば、本書は根っからの哲学書だ。

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    2025年02月09日
  • 世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学

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    なるほど素晴らしい愛を受け取るには経験や知性が必要!
    与える側の問題が大きいと思っていたが、それだけではなかった。

    話が噛み合わない人に会って自分の価値観がわからなくなった時に、勧められて読んだ本。

    贈与の概念は何となく頭にあったが、言語化されて私の中で実態になった。
    エゴでもなんでもない、気づかれた時点で呪いになる脆くて不思議な愛の形。
    生物として説明しづらい行動なのに、どこか本能めいているのも興味深い。使命とも言えるのかな。

    とてつもない規模のコミュニティで生きるヒトにもたらされた哲学と真理。深いよ。
    愛に気づく力、思いをはせる力を育みたい。

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    2025年01月01日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    ケアとは、利他とは、傷とは。
    善意がなぜ空回りをするのか。

    いろんな事例、小説や哲学の引用、思考ゲームを経て考える哲学。

    なぜタイトルが
    倫理学
    なのか、も読み進めるとわかってくる


    なんだか、NVCとも通ずるところがある感覚。

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    2024年09月02日
  • 利他・ケア・傷の倫理学

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    道徳はシステムを作り、こうしなけばと決まりごととなる
    一方で、システムの義務に抗い、自由に動くとき倫理が必要になる

    倫理には利他という「自分の大切にしているものよりも、その他者の大切にしているものの方を優先すること」が問われる

    その問いに答えがケアという行動で示される

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    2024年07月01日