ジョーン・エイキンのレビュー一覧

  • しずくの首飾り

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    小学校の時の国語の教科書にあった「3にんの旅人たち」が読みたくて、購入しました。
    今でも砂漠が大好きなのは、このお話のおかげです。

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    2025年10月11日
  • 月のケーキ

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    帯の売り文句は『ガーディアン賞、エドガー賞受賞の名手が贈る短編集』。読み終わったときフワッとした気持ちになった。不思議なお話が13切れ合わさって一つのケーキになった。小学生高学年から十分に読める内容。ファンタジー好きにはたまらない。三辺律子さんの軽やかな訳に、さかたきよこさんのカバーイラストが彩りをそえる。どれもこれも可愛く不思議。特に『オユをかけよう!』『銀のコップ』が好きかも。珠玉のベイカーズダズン。シリーズ『ルビーが詰まった脚』『お城の人々』も読みたい。

    訳者あとがきで紹介されたエイキンの言葉『作家の任務とは、子どもたちにむかって、この世界は単純な場所ではないことを示すことだといえるで

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    2025年03月01日
  • ルビーが詰まった脚

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    ネタバレ

    『ブラック・ホラー・ファンタジーの世界へようこそ!』

    何とも不思議な世界観の短編集。
    語彙力の無い私があえて表現するならば…
    星新一・恒川光太郎・今村夏子を足して3倍しちゃったような作品。余韻を残したダークな終わり方が秀逸!

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    2022年12月22日
  • ルビーが詰まった脚

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    大人の児童書といった味わいの本。ファンタジーの中に鋭い寓意が込められています。

    不思議な品々を持つインドの老人とその周りの人たち「ロープの手品を見た男」

    上の階を極端に怖がる女の子とその結末を描いた「上の階が怖い女の子」が良かった。

    情景がありありと浮かぶ「葉っぱでいっぱいの部屋」も佳作といえます。

    「上の階が怖い女の子」は非常にきれいで奇妙な話だったため、読後は少し本を置いてゆっくりと反芻しました。

    この本を手に取った人はこの話だけでも読んで欲しいと思います。

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    2022年12月02日
  • しずくの首飾り

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    児童文学作家として有名で、本は必読書のように、どのブックリストでも目にはしていたエイキンの「しずくの首飾り」

    一度手に取ったものの、読まなくてはーという義務感から以前は楽しめず読み切れずじまい。

    今回、語りで「しずくの首飾り」を聞く機会があり、その色彩豊かで楽しい世界に魅了され、文庫版も出たということで手に取ると、不思議で日常から解放される楽しさを味わうことができた。

    昔話のような繰り返しがあり、ストーリーはシンプルだけど、一粒増えるたびに水を操る力が増えるしずくの首飾りや、空のかけらを一緒に練り込んだ空飛ぶパイ、イースト入りのミルクを飲んで大きくなったネコ、卵から生まれた一本足の家…想

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    2019年11月14日
  • ルビーが詰まった脚

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    『月のケーキ』より大人向けの印象。子どもが楽しめそうなのは「ハンブルパピー」。あとは「キンバルス・グリーン」くらいか。「葉でいっぱいの部屋」もいいかもしれない。ちょっと怖いけど。
    「上の階が怖い女の子」は救いはあるがかなり怖い。
    しかし「希望(ホープ)」や「聴くこと」はちょっと子どもには無理じゃないかと思う。「変身の夜」もシェイクスピアのセリフしか喋らない狼憑きの紳士というのが、子どもにはイメージしにくいかも。
    じゃあこの本はあまり良くないかというと、そんなことはなく、私は「希望」と「聴くこと」はかなり好きだ。特に「希望」。
    辛辣で愛想が悪く、人から好かれないオールドミスのハープの先生、ミス・

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    2025年05月21日
  • 月のケーキ

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    死者の世界とつながるような内容のお話や、ちょっと社会問題的にドラゴンやイマジナリーフレンズを扱ったようなお話など、、
    ちょっとホラーテイストだったりリアルな描写も交えつつ、基本的には童話的な書きぶりのお話が詰まっています。美味しそうな食べ物、豊かな自然の描写も美しく、私としてはとても大好きな本でした。
    同作者の他の作品も読んでみようと思います。

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    2025年04月08日
  • 月のケーキ

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    谷山浩子とか平山照継の書くお伽噺のような短編集。

    この世は単純ではなくときには残酷だけれども同時にミステリアスで神秘的で美しいと思わされる作品でした。ジョーン・エイキンの他の作品も読んでみようと思います。

    羽根のしおり
    銀のコップ
    にぐるま城
    が特に好きでした。

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    2025年03月13日
  • お城の人々

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    とてもミステリアスな短編集。
    一つ一つの作品の設定が異なるため、中には「ん?」となる作品がちらほらあった。
    後ろの解説を読むとより深く作品について考えることができた。

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    2024年03月23日
  • ルビーが詰まった脚

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    大人の読む、童話。
    イソップのように、ちょっと怖くて、諭されるような・・・
    イギリスらしく、幽霊話もたっぷり。

    「葉っぱでいっぱいの部屋」
    「上の階が怖い女の子」
    特に、よかった!

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    2022年12月04日
  • しずくの首飾り

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    短編集。
    軽妙でユーモアあふれるファンタジー。
    語りで聞いてみたくなるおはなし。
    文庫初版ラストのページの文章に脱落あり。

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    2020年10月04日
  • しずくの首飾り

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    大人だからこんなファンタジックなことは実際に起こらないって分かってるけど、引き込まれる。
    読んでいて心地よくなってくる。
    魔法が使えたり空を飛べたりできたらいいのになぁ。久しぶりにそう思った。

    いつか声に出して子供に読み聞かせたい。

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    2020年05月28日
  • しずくの首飾り

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    ちょっと不思議な、短いお話集。ふと足を踏み入れてしまいそうな、隣人のようなファンタジー。影絵風の美しい幻想的な挿絵も、世界観を裏打ちしてくれる。対象年齢:小学3・4年以上となっているが、幼い頃の感受性で読んだなら本当に惹き込まれた作品だろうと感じられて、少し悔しい気もしたり…

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    2019年09月04日
  • 月のケーキ

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    ネタバレ

    現代を舞台にしたメルヘンという感じで面白かったです

    特に気に入った短編:
    ・バームキンがいちばん!
    ・オユをかけよう!
    ・ドラゴンのたまごをかえしたら
    ・怒りの木

    「怒りの木」は中世風の世界観の童話だと思って読んでいたら、一気に時代が現代まで飛んで、物語の終わりの先にある未来が描かれるような展開が面白かったです。

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    2025年10月09日
  • 月のケーキ

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    「銀のコップ」が一番好きかもしれない。サンタさんを待っている子供の頃の自分を思い出した。
    クリスマスの時期になったらまた読みたいな。

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    2025年03月31日
  • ルビーが詰まった脚

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    グリム童話みたいに教訓じみた話もあるし普通のホラーのようなのもある。
    アーヴィングとテリーが出てくる本を読んだばかりなので「変身の夜」が一番好きかも。

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    2024年10月20日
  • お城の人々

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    これも外国小説。イギリスの著名な作家による短編集。このシリーズでは「死」が強く意識されているが、ネガティブなものや恐ろしいものではなく、むしろ憧れや安住が匂わされる。こちら側の世界における矛盾や理不尽なルール、打算、不純さなどがやんわり皮肉られていて、思い当たる節がたくさん。

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    2024年07月03日
  • お城の人々

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    『月のケーキ』とは少し変わってこちらはホラー、幽霊物語風味?(装画がそれを物語っているともいえるが……)

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    2024年09月02日
  • お城の人々

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    ホラーファンタジー?

    高原のリゾートホテルに持っていきたい一冊。

    例えば木漏れ日のテラス席や
    例えば夜の静かなラウンジで  
    非日常の中に身をおいて
    怖いけど穏やかに
    生や死や生き方を感じる本。

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    2024年05月10日