山崎聡一郎のレビュー一覧
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小学校高学年向けを意図して書かれているが、小学生が一人で全編を理解するのは難しい。冒頭の法的思考の話と各話の法律解説は大人でないと十分に受け取れない。大人と一緒に読んで考えるスタイルの本。中学生でも大人がついていた方がいい。練習課題が32件掲載されているが、数が多いので、子どもと一緒にワークをする際も絞ってあげたほうがいい。
また、あくまでいまある国内法を運用する立場での話であることから、国際法の存在や、国内法の国際比較、法がどのようにできているのかなどの視点は解説されていない。各法の立ち位置については少しだけ記載があるが、十分でない。個人的にはそのあたりをざっと説明してから日本の国内法に入りたい。
あと子ども向けとはいえ憲法の私人間効力についての解説は必要だと思う。 -
Posted by ブクログ
孫のプレゼント用に買って来た。
渡す前に、自分でも読んでみた。
法律、凄く難しい~!
ふりがながついていて漢字は読めるが、
果たして内容を子どもに理解できるのか・・・
ミステリーや刑事物で、度々目にしていても、
似たような言葉の羅列に頭がこんがらがる。
いじめ防止法が、子どもにとっては身近な法律。
いじめも虐待も、立派な犯罪であることを、教育現場で学ぶ機会があれば意識が変わるかも。
でも、いつの時代も、いじめはなくならない・・・
ルールを守る人ばかりなら、法律はいらない。
この本をきっかけに、子供たちが安心できる社会に少しでも変わっていくといい。 -
Posted by ブクログ
中2の長男が、3学期の始まりから学校に行けたり行けなかったり、、、となりました。期末テストはついに3日間とも行けず、でも、毎朝、行かなきゃ、でも、行けないと葛藤している姿に、私も胸が押しつぶされそうになっていました。
私自身はもともと自己表現が苦手なタイプでしたが、勉強だけはハマり、勉強ができることだけが自分を救ってくれたといってもいいような学生時代を過ごしてきました。でも、いい高校に行き、いい大学に行き、いい就職をしても、自分が幸せだとは思えず、子どもを生んで育てる中で、自分を知ること、自分のしたいこと・好きなことをすることこそが、本当の幸せに繋がるんだと実感しています。なので、勉強はしたければすればいい、学校も行きたくないのを無理していかなくてもいいと思っていたのですが、いざ、我が子が学校に行けないとなると、動揺し、この本を手にとりました。
長男にも、106ページの「学校に行くのがなんとなくつらい。でも学校を休むと進学できなくなるのが不安。学校をやめるか死ぬかの二択を迫られているよう。」というある男性の体験談を見せました。自分と同じ気持ち、と言っていました。そして、続けてこうも言いました。今回のテストでどの高校に行くかが決まってしまい、そうしたら、どの大学に行くのかも決まって、就職先もだいたい決まって、稼げるお金も決まる。そう考えたら怖くなった。学校へ行くのが当たり前だし、勉強できるかどうかで将来が決まる。そういう社会に僕たちは生きてる。この本に載っている人たちは、特別な人だ。自分は普通なので、こんなふうに生きられない。
本当はもっといろんな生き方があっていいのに、とても苦しい社会になってしまっています。私の大切な大切な長男、そして、たくさんの大切な若い人たちがそんなふうに思って、苦しい人生を生きているのだとしたら、とても辛いし、苦しいです。私たち親世代が、自分の生き方を通じて、いろんな生き方をしていいんだよ、と見せていかないといけないと思いました。
そんな思いも込めて、今日も私は残業する同僚を尻目に定時で帰り、用事がなくても休んで年休はすべて消化し、障害年金をもらって、ほぼほぼ専業主夫をしてくれている夫がご飯を作っている我が家に帰るのです。 -
Posted by ブクログ
不登校の悩みや不安を抱えるこども達に寄り添い、苦しいのは自分一人ではないと励まし三人の専門家が一緒に問題を解決しようと勇気づけてくれる一冊。
臨床心理士の信田さよ子さんの、自己肯定感という言葉に対する持論で「たいてい自分はいやなものです。自分を認められず嫌悪するところから、エネルギーが生まれることもあるのです。
楽かどうか、ほっとできるかどうかという点を大切にしたい」という言葉にどれだけ救われた子ども達、親がいるだろうと思いました。私も困っている子どもがいたらこのような言葉をかけてあげられるようになりたいです。
脳科学者の茂木健一郎さんは根底に優しさが溢れていて、子どもは焦らないでいい、親は応援団として子どもを信じてあげてほしいという思いが伝わってきました。
「ユニバーサルオブライフ」人生そのものが大学だという言葉を引用して、子どもや親を存在から肯定して寄り添ってくれるような言葉の数々に人間性の素晴らしさを感じました。
『こども六法』の著者山崎総一郎さんは自身の不登校の経験やそれからの人生を示し、学校という場所に行くか行かないかということがもはや問題ではなく、自分が幸せだと感じられるかどうかが最も大切で、学校は一つの選択肢であるという、経験者にしか語れない思いを言葉にしていました。
「子どもを信じ、子どもが子どもでいるだけで肯定される社会になってほしい。」
これに尽きると思いました。