大前壽生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サイコパス=心がないただただヤバいやつ
と思っていたけれど、サイコパスにはサイコパスなりの悩みとか葛藤があるし、ちゃんと自分のルールを持っているのだなとビックリした。
ただ「境界線」が分からないだけなんだな。
改めて考えてみれば、何で虫は殺して良くて、人間はダメなんだろう。何でダメって分かるんだろうって思う。潜在意識。本能なのだろうけど。
サイコパスにも色々な種類があるんだなと新発見だった。
ユカは本当に読んでいて哀れな子だなと思った。人間の心を持ったサイコパスだなって。
「ありのままの自分でいい」などの肯定する言葉は、現実がそうなっているなら、不要な言葉ばかりだ。
て、それな。と思った。こんな言葉が日常的に飛び交っているのが悲しい…。
自分は嫌いなんですけど、でもその嫌いだと感じているのも自分である以上、自分を認めざるを得ないと言いますか…
とても共感した。自分嫌いだけど自分だから受け入れたい、みたいな葛藤、私もたまにある。
生き方なんて、人それぞれ。
側から見たら不幸でも、本人は幸せで、それで満足なのかも知れない。不幸なのが幸せなのかも知れない。
価値観って本当に人によって全く違うんだと再認識させられた。 -
Posted by ブクログ
屋上から飛び降りる寸前、僕は小指の曲がった謎の男と出会った。ネットで評判の「自殺屋」らしい。
僕は彼と共に、自殺志願者たちの最期を見届けることに……。
『最後の医者シリーズ』などの二宮敦人さんの「既刊発掘シリーズ第三弾」として発行された新装本。ちょっと調べたら魔法のiらんどで掲載されていた痕跡が見つかってびっくりしました。なつかしいな魔法のiらんど!
自殺をメインテーマにした1冊ですが、一概に自殺を否定も肯定もせず、自分の存在意義や自我、意識について考えさせるような問答が続くのが特徴的。
登場人物の設定や考え方もめちゃくちゃなんですが、とってもライトな哲学書を読んでいるような気分にもなります。
死にたくない、でも生きていたくもない。そんな気持ちをほんのり肯定してくれる本。