岡崎暢子のレビュー一覧
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著者は韓国の精神科医で、40代で若くしてパーキンソン病を患い、一度は絶望感に打ちひしがれたが、このまま、何もせず過ごすのは嫌だ、と立ち上がった経験と、その後の人生をどう生きてきたか、その心持ちを優しく、わかりやすく書いてある。
パーキンソン病は不治の病で、だんだん身体もきかなくなり、認知症も発症すると言われている。しかし、著者は次第に身体がいうことを聞かなくなってきたが、幸い認知症にはなっていないため、このような本が出せる。
精神科医として、さまざまな患者と向き合い、治療してきたからこその説得力のある言葉の数々。
考え方の癖を直せば幸せになれる、嫌な人のために自分の大切な時間をとられる方がもっ -
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パーキンソン病に罹った筆者が気付いたこと
①どんなに準備しても、「完璧な時」は決して来ない
・優秀な人ほど、完璧を追い求め、失敗を回避しようとする。但し完璧主義でいると、最高級の評価を受けていたとしても、自分の思い描く完全無欠の理想とのギャップに不安が増し、人生が疲弊していく。
・明日何が起こるかわからない以上、事前に全てを予測して未然に防ぐことはできない。どんなに準備しても「完全な準備」などあり得ない。寧ろ準備に時間をかけすぎて一歩がなかなか踏み出せないのは勿体無い。6割満たせていれば十分だと考え、一歩踏み出してみる。
②「他人に振り回される人」と「自分主体で生きる人」の大きな違い
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Posted by ブクログ
理想通りでない人生も「失敗」ではない 仕事に従事してくのが嫌になって見切り発車的に仕事を辞めてみたけど、果たしてどうなったか的な内容
最初は、「一度きりの人生、せっかくなら馬鹿みたいに好きなことしようぜ」というようなメッセージを伝えたいのかと思ったが、どちらかと言うと「自分が決めてやったことに後悔はするな」という方なのかなと
本書で一番響いたのは、今の自分は子どもの頃思い描いていた華々しい未来とはかけ離れているかもしれないが、自分が選んだ道を進んだ結果ここにたどり着いただけであって、決して失敗したわけではないみたいなとこ(うろ覚え)
どのような職に就くか、どのような役職につくかというのは二 -
Posted by ブクログ
40代前半から約20年のあいだパーキンソン病と闘っている韓国人の精神科医による、人生の後悔と希望についてのエッセイ。
著者のキムさんは60余年の人生を振り返って、あまりにも「宿題をこなすように過ごしてきた」ことを後悔しているという。
僕は34歳の若輩者だけど、その感覚、分かる気がする。
昨日の自分よりも良い自分になるために、自分にとって意味や価値がある(と頭で考えた)予定でスケジュール表を埋めて、移動や食事、家族や同僚との雑談、はては睡眠まで、生命維持に必要な行為は最低限に、受動的・突発的な営みはできるだけ避けるように生きようとする。
結果、毎日が、終わらないハードル走のようになる。
次か -
Posted by ブクログ
この著者の1冊目が結構売れてるのを知らず、こちらから読んでしまった。1冊目を読んでなくても(そして読まなくても)おそらく問題はないでしょう。
内容はタイトル通り。日常の些細なことに、あーでもないこーでもないとグダグダ…でもまあ、世の中にはいろいろな人がいるし、見方を変えれば悪いことばかりじゃないというような、今更目新しくもないエッセイですが、この著者ならではの物事への斬り込み方や、日常生活レベルの韓国事情が垣間見えるのは、日本人のものとは少々違ったおもしろいところかと思います。
また、外国人が書いた、このような脱力系エッセイで、翻訳されているものは他に記憶がありません。私が知らないだけでしょう