堺三保のレビュー一覧
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ムーンナイト。元傭兵の多重人格者。挙動不審で、頭の中ではいつもキャプテンアメリカとウルヴァリンとスパイダーマンが会話している。このデッドプールの偽物みたいなキャラクターを、シリアスに掘り下げたのが本作だ。
ムーンナイトは特別な力があるわけではないし、ガジェットもチープ。ウェブシューターやウルヴァリ...続きを読むPosted by ブクログ -
細かいところだけど、マイナーキャラの個人誌で描かれるアベンジャーズの面々のセレブ感がおもしろい。ジェシカ・ジョーンズに出てくる「愛人宅で事をすませたあと、冷ややかに部屋を出て行くキャプテン・アメリカ」とか。本作も、キャプテン・マーベルが、エコーやムーンナイトを雑に扱うシーンが最高だ。もちろん、お話自...続きを読むPosted by ブクログ
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『ムーンナイト/光』に続く後編。ヒーローとして大物ではないムーンナイト…しかも精神に問題を抱えている…が、超大物ヴィランに挑んだことによる功罪を見事に描き切った印象。キャラ設定から考えて描くのが非常に難しいところだと思うが、うまい落としどころに持っていったと思える。
バックのムーンナイトを変だと思い...続きを読むPosted by ブクログ -
初めてマーベルのコミックを読んだけれど、DCの架空のヒーローというイメージはなく、「アメリカの象徴として戦っているヒーロー」がその象徴のためにいかに悩み苦しんでいるかということがリアルで重く感じた。
ウィンター・ソルジャーとキャップが直接対面するのが最後のほんの数ページという所が、二人が背負ってきた...続きを読むPosted by ブクログ -
訳者である堺氏が寄せているコメントの通り、「キャプテン・アメリカの伝説に入門するためには最適の一冊」であると感じた。現代の話を進める上で頻繁に挿入される回想によってキャプテン・アメリカとはどういう人物か、ということがシリーズ初見の私にもしっかりと伝わった。
展開がスピード感満載で、飽きることの無いペ...続きを読むPosted by ブクログ -
友情と失われた黄金時代の物語だった。まさかこんな哀しく美しい話だとは。謎と冒険の娯楽性もたっぷり。このライターの作品をもっと読みたい。Posted by ブクログ
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カラーシリーズの4作目。亡くした愛しい人に語り掛けるモノローグは変わっていないが、今回はそれで描かれるのがスティーブとバッキーの友情というのが今までの作品と違う所。スティーブの方はモノローグですぐわかるのだが、ちゃんとバッキーからの思いも伝わる描き方をしているので、お互いがお互いを必要とする相棒らし...続きを読むPosted by ブクログ
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色系統のシリーズデアデビル編。すでに「スパイダーマン:ブルー」を読んでいるが、亡くなったヒロインに向けた話という部分が共通している。ただ、あまり暗い雰囲気がなく、むしろ生きていたころの明るい思い出、といった雰囲気に感じる。
デアデビルの場合ヒロインとの出会いが初期段階とかかわりが深いため、オリジン的...続きを読むPosted by ブクログ -
精神を病んでいるビジランテ、ムーンナイトの西海岸でのほぼ単独の活躍を描いた一冊。スーツを着た自警団行為に病理を見出す、というヒーロー史における衝撃的な見解を形にしたようなキャラクターなので、本当に現代社会にこんなヒーローがいたらどんな扱いを受けるのか、なんてことを考えたりできる。病理の描き方がヒーロ...続きを読むPosted by ブクログ
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映画見てきました。「キャプテン・アメリカ」。
感想を書いている暇がないけど、面白かった。
映画も、もっと脳天気な作りかと思っていたらけっこう真面目でした。でも、この本は、ちょっと重すぎな感じです。読むのに時間がかかった。
おもしろいですが、アメコミのもっているというかキャプテン・アメリカのもって...続きを読むPosted by ブクログ