日部星花のレビュー一覧

  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    独特な恋愛アンソロジー

    テーマは「恋愛×ギミック」。そのため、恋愛というよりはミステリ的な作品が多いと思います。

    個人的には、以下の作品が特に好きでした。
    「糸の人を探して」(合コン×人狼ゲーム)
    まず、めちゃくちゃ卑屈で非モテな主人公が面白すぎる。
    そんな主人公が初参戦した合コンでは、なぜかみんな主人公に好意を寄せる。
    しかし参加女性は、一人を除き「ヤバい」裏を持つ人物ばかりということが発覚。
    推理によってヤバい女性を容赦なくオミットしていく過程や、最後のオチまで、ずっと面白かった。

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    2026年04月03日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    本選びに悩む10代に送るアンソロジーということで、ターゲット的には若年層向けっぽいけど、誰が読んでも楽しむことができると思った。

    今回は四作品が収録されていて、どの作家さんも割と有名。まあだからこそ買ったわけだけど、内容も良かったです。

    特によかったのが織守きょうやさんの「彼と彼女の穴」という作品。織守さんといえばホラーのイメージがあって、今作も恋愛といいつつもミステリー&ホラーテイストでなかなかいい味が出ていた。

    物語のあらすじとしては、主人公はたびたび不思議な夢をみるようになる。夢の中ではひとつの穴があって、その傍に誰かが立っている。そんななか、主人公は一人の少女に出会って付き合うことになる。

    穴、というちょっと不気味な連想と、恋愛というハッピーな雰囲気のギャップが面白い。
    普通に読んでいくと、まあまあなバッドエンドを予想してしまうわけだけど、ラストは、、という展開もよかった。

    文量はやや少なめで、かつ内容的にもとても読みやすい。読書初心者の人でも気負わずに読み切れるいい作品だと思った。というわけで⭐︎三つ。

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    2026年03月20日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    糸の人を探して:浅倉秋成/ダイヤモンド・ダストの約束:日部星花/彼と彼女の穴:織守きょうや/運命はかく扉を叩く:辻堂ゆめ

    恋愛の駆け引き……翻弄する・される愉しさ……

    やっぱり と言うかなんと言うか
    私には苦手な分野でした

    そういうのが好きな人には
    面白いと思います はい

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    2026年03月17日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    浅倉さんが描く恋愛小説が目に留まりました。アンソロジーの短編でそれぞれの作家さんの描く恋愛は少しクセがありつつも楽しめました。

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    2026年03月13日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    ゲーム本編では読み取れなかった「ジャスミンが福来あざみをどう見ていたか」が読めたのは良かったです。
    短編5本と読み切りやすいので、お子様にも薦めやすい作品。

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    2026年02月09日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    普段恋愛ものは読まないけど、短編集でということもあり読んでみました。

    一つ一つの物語が個性的で、恋愛×○○の部分でそれぞれの著者の色が出ていて面白かったです。

    元々浅倉先生が好きで、今回この本を手に取ったきっかけもそうだったのですが、やっぱり伏線回収?オチが上手な方だと再認識しました。こういう学生の物語で私は変に現実的に考えてしまい、名前を知らずに紹介されることや、全員が訳ありなことある?と自分の中で要らないノイズが入るのですが、話の流れや途中の主人公のツッコミが面白くて、忘れていました。せっかく恋愛ができるチャンスだったのに「不憫だなあ、、笑」と思わず口に出してしまいそうなくらい私も物語の中に没頭してしまいました。

    ダイアモンド・ダストの約束は、恋愛リアリティショーをテーマにした物語で、今の時代だからこそ書ける作品だと思いました。恋リアの醍醐味である誰が誰を好きか、この行動は誰への牽制なのか、本当はどう思っているのかということがそのまま心理戦の描写になっていて、すごくリアルに描かれているなと思いました。主人公は、かつてライバルと言われていた相手との実力差に負い目を感じながらも、自分なりに努力し続けているというところで勇気を貰えました。

    彼と彼女の穴。今回の4つの短編作品の中で1番面白いと感じた作品でした。主人公の穴に関する夢の描写から始まり、現実に戻る。しかしまた穴の夢の描写に、、と最初は何が何だか分からなかったのですが、最後にはその夢の理由や、途中で調べた夢占いの結果が伏線になっていって満足感のある物語でした。誰しもが心に秘めておきたい事がありながらも、その秘密を知ってもらいたい、でも知られて失望されたくないという様々な方向の葛藤が文字だけでこんなにも表すことができるんだ、、と感心しました。また、主人公の健気さに胸をうたれました。10代に読んで欲しいという意味がわかった物語でした。

    最後の運命はかく扉を叩くは、学生の行動を色々な形でよく表せているなと感じる作品でした。同じ行動でも、人によって動機は違い、また見栄を張るための嘘でもあったり、、と本来なら嘘をついて行動している人を見ると、嫌な気持ちになるのですがこの作品ではユーモアにかつ、共感できるような内容で書かれているため、ポップに読むことができました。最終的に、理想の2人がくっつくことが出来ていて、個人的にそこがとても嬉しかったポイントです。

    どの作品も恋愛が主でありながらも、たくさんの状況や描写を用いて描かれているものなので、飽きずにすぐ読むことができました。面白かったです。

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    2026年01月21日
  • かくりよ調査委員会 神隠しの罠

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    周囲に不幸を呼ぶ体質で悩む会社員・近澤朝陽は、同僚の瀬戸内詩矢に巻き込まれる形で、人の世と隔絶された異界・隔世の調査機関である『隔世調査委員会』に入ることに。
    自分のことがわからなくなる駅、七日間見ると死んでしまう夢の世界など、様々な事件を解決しながら、朝陽は自分の体質のルーツや詩矢の過去に迫っていく。


    異界の調査をする組織に属することになった、不幸を呼び寄せる女性会社員と、ちょっと怪しげなその先輩とのバディホラーミステリです。
    帯には最恐ホラーミステリとか書いてありますが、あまり怖くはなくさっくり読めます。

    周囲に不幸を呼び寄せ遠巻きにされるの本当にキツいと思うんですけど、自暴自棄になったり無気力になったりせず、ちゃんと働いたり、機会があれば自分の状況を変えようと動ける&あまり親しくない人でも助けようと力を尽くせるのは本当に善良な人間。主人公応援できます。

    きさらぎ駅とかひとりかくれんぼとか、既存のオカルト話がベースになった話が多いので、少し知っていると類似点や違いなどをより楽しいかなと思います。

    続編ありきの内容なので、これだけ見ると少し消化不良というか、物足りなさはあるかもしれません。いつか続き出るのかな?

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    2026年01月14日
  • 恋は落ちずに、落とすもの? 君に綴る4つの駆け引き

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    普段あまり恋愛ものは読まないけど、好きな作家さんの名があったので。
    4編とも恋の始まりの甘酸っぱい感じがあり、駆け引きが可愛らしい。緊張感もあり、面白さもあり、胸キュンもありと、さわやかに楽しめた1冊。
    息抜きにはいいと思う。

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    2026年01月10日
  • 都市伝説解体センター 断篇集

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    原作のゲームが面白かったので、こちらの小説も購入させていただきました。
    原作の調査・推理の流れを再現することを意識して書かれているのが良かったです。
    一番面白かったのは、センター解体後のジャスミンが見れる5話です。

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    2025年11月03日
  • 光る君と謎解きを 源氏物語転生譚

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    ネタバレ

    生霊によって取り殺されたという葵の上、及び(流れで)夕顔の君の謎を令和の時代から若紫の体に入ってしまった「わたし」が割と自分の足で稼いで現実的なトリックとして解決していく話。
    本を読んでいたから多少ミステリの知識はあるとはいえ、チート能力のない彼女が時には失敗しながらも少しずつ少しずつ真相に近づいていく。
    何しろ最終的には年単位の話になるので。

    回り道はしたけれども、真相は割とシンプルかなと。
    何度か怪しいなと思っていた人も、結局関わっていたんかい!という。
    気になったのは、事件に関わった人たちのその後について。
    特に記述がなかった気がするのだが。

    驚いたのは、光源氏が作中で一番のイケメンではなかった件。
    初手で「わたし」にかっこよくはあるけど……な判断されている時点で。
    しかも、これが「源氏物語」の中の話だと気付かせるのを「わたし」(そして読者側)に遅らせる以外にも別の伏線として発動するという。
    ここは驚きだった。

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    2024年01月25日