高水裕一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
物理学って、哲学みたいだなと思った。
時間とは何か、宇宙とは何か、生命とは何か、それを理解するためのエントロピーとは?粒子とは?ブラックホールとは?重量とは?
それを科学と数式で考える学問。そう理解した。
特に量子力学あたりはまじでぶっ飛んでて訳わからないし、この著者の先生はめちゃくちゃ噛み砕いて説明してくれているであろうに、途中「???」となること数え切れなかったけど、それでも読んでて面白かった。
SFって物理学の世界なんだな(サイクリック宇宙とかまじでSFのストーリーそのもの。これが学説の一つとして存在していたのか!)、とか、かの有名な相対性理論とか、アインシュタインやホーキング博士の -
Posted by ブクログ
やりたい放題だーっ
著者の趣味をいかんなく発揮していて、ところどころ読みにくくあったけれど、全体を通してみると楽しく読めたように思う。
世界はバリオンといういわゆる物質と、ダークマター、ダークエネルギーというもので出来ている。そのそれぞれの特色と、現在わかっていることをわかりやすくかみ砕いて説明されているので、ダークマターとかダークエネルギーってなんなのよ。という素朴な疑問について、非常に良い参考書になっていると思う。
私が学生だった頃、ダークマターもダークエネルギーも一般的ではなかった。子どもの頃は聞くこともなかった。知見というものは増えてゆくもので、減っていくことはないのだなと思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもっと童話的な話かと思いきや、ほぼ天体知識の話であり、最後は宇宙偏差値という宇宙標準の教養というテイの、暗記帳のような知識確認ページ。
それでも話として、今作での宇宙人と対話する設定などはぶっ飛んだ発想で面白い。
宇宙人に対して地球基準の説明をしてもさっぱりなので宇宙を基準に、地球はその中の惑星の1つに過ぎないという見方での自己紹介。
太陽がいくつあるかの話では、2年で1日というある惑星の話。最初の1年はずっと昼で、次の1年はずっと夜が続く。他、太陽が2つあり、場合によっては交互に登るので夜の無い惑星(夜中の太陽)など。
私たちの太陽はG型星で、黄色に見えるが実は緑色であること。
スペクトル -
Posted by ブクログ
時間に関する最近の研究を短くまとめてあり、勉強になった。
数学的には理論化される多次元・虚数の世界の一端が実世界の観測によって見えてきている。この世とは数学世界の一部分にすぎないのかもしれない。
・生物の遺伝子進化プログラムを量子コンピュータで計算したら、エントロピー増大の法則とは反対に、ある瞬間から一定の秩序が生まれた(Sientific Reports)。乱雑さの扉を開閉するマクスウェルの悪魔が生まれた?ついに時間が反転する現象が見つかったのか?
・量子重力理論は超弦理論とは別にループ量子重力理論がある。後者は時間にも最小単位があり10マイナス44乗である。時間と空間には区別が無く、誰かが