高水裕一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時間というテーマに対して様々な理論を用いて考察をしている一冊。
難しい言葉が少ないので物理学に明るくない人でも読める、と言いたいところだが、難解な理論を扱っているため理解が及ばないところもあるし、時間への複数の解釈について思考を巡らす必要がある。
私は「TENET」という映画を見て時間遡行について興味が湧いたので読んでみたのだが、予想以上に話が複雑で宇宙という専門家でも意見が分かれる得体の知れないものをどう捉えていくか考えると頭がパンクしそうになる。
しかしながら、本書を読んだことにより名前だけ知っていた量子力学やエントロピーについて触れることができたし、サイクリック宇宙や人間原理など面白 -
Posted by ブクログ
物理学って、哲学みたいだなと思った。
時間とは何か、宇宙とは何か、生命とは何か、それを理解するためのエントロピーとは?粒子とは?ブラックホールとは?重量とは?
それを科学と数式で考える学問。そう理解した。
特に量子力学あたりはまじでぶっ飛んでて訳わからないし、この著者の先生はめちゃくちゃ噛み砕いて説明してくれているであろうに、途中「???」となること数え切れなかったけど、それでも読んでて面白かった。
SFって物理学の世界なんだな(サイクリック宇宙とかまじでSFのストーリーそのもの。これが学説の一つとして存在していたのか!)、とか、かの有名な相対性理論とか、アインシュタインやホーキング博士の -
Posted by ブクログ
SF映画・ドラマで描かれていることが実際に可能かどうかを、物理学者が検証する。知っている映画・ドラマが出てきて、それについて語られていてこういうのがあったなと思ったり、知らなかった映画などでも、ほほうこんなのがあったのかと思うのはそれなりに楽しい。映画製作者たちは、結構最新の科学を参考にしているようだが、著者によれば、まあほとんど、というか全部に近いものが実現不可能って感じ。「V」というアメリカドラマについては本当に懐かしかったな。結構はまってみていたが、途中で放映終了になったのだった。尻切れトンボで残念だったが、アメリカではどうだったのだろう。
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Posted by ブクログ
やりたい放題だーっ
著者の趣味をいかんなく発揮していて、ところどころ読みにくくあったけれど、全体を通してみると楽しく読めたように思う。
世界はバリオンといういわゆる物質と、ダークマター、ダークエネルギーというもので出来ている。そのそれぞれの特色と、現在わかっていることをわかりやすくかみ砕いて説明されているので、ダークマターとかダークエネルギーってなんなのよ。という素朴な疑問について、非常に良い参考書になっていると思う。
私が学生だった頃、ダークマターもダークエネルギーも一般的ではなかった。子どもの頃は聞くこともなかった。知見というものは増えてゆくもので、減っていくことはないのだなと思う。