高水裕一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元素記号は宇宙の共通語!覚えといて損はない!
元素記号を勉強していた子供に伝えてみた!それだけでもワクワクするなー。
惑星際宇宙ステーションに滞在して、宇宙人とコミュニケーションをはかったり、シンポジウムなどに参加するというストーリーに従って宇宙についての不思議を紐解く一冊。
太陽系には太陽が1つしかなく、地球の衛星は月の1つのみ。宇宙全体からみたらそんなことは稀らしい。2個3個の太陽は当たり前、衛星も1つとは言わず複数ある星が多い。知らなかった!
単純に宇宙と思っていたが、銀河系の星たちが飛び出していかないのはそれを包むダークハローがあるから、、、ダークハローって何?ダークマターって何?? -
Posted by ブクログ
地球の位置を宇宙人に伝える方法、数字の伝え方、など、地球では当たり前のことも、宇宙では全く通用しない、伝えるのに必要な知識、伝え方のテクニックについて、わかりやすい文面でまとめられてました
実際に、宇宙際ステーションに地球代表団の一員として参加するという架空の設定も面白かったです
太陽が1つの惑星は宇宙ではレアであること、太陽の色は何種類かあること、数の概念のことなど興味深い内容でした
宇宙の規模、銀河の規模、恒星や惑星の構成、想像できないくらいの途方もない規模、数、大きさなどのお話もあり、宇宙人が存在していそう、という思いが強まる内容でもありました -
Posted by ブクログ
友好的で文化的な宇宙人に会ったら何を共通基盤にして話をするか。自分たちの持つ文法だけではなく、汎宇宙的な知識とは何か。もちろん現実的には真にフラットな共通基盤などは無いのだが、そこらへんはうまいこと嘘をつき、努めて相対的に人類知を見つめ直そうという視点の本である。
ブルーバックスは初学者向けから、かなり専門的な知識を要するものまで想定する読者層が作品によって様々なのだが、こちらは中学生〜(ませた子なら小学生〜)を対象にしている肩の凝らない読み物で子供にもおすすめできる。
子供の頃から科学的で客観的な視点に触れておくことは自分の立脚点を固めることにとても役に立つし、最低限の知識を持つことで非科 -
Posted by ブクログ
最新の最新を追うならまたいくらかの進展が見られるものかとも思うが
いくらか触れてきた時間論や宇宙の存在論でも見知らぬままだった新たな概念に触れる機会となった。
時間を概念として捉える学究は思弁的なものに過ぎなくなりそうなものだが、より鳥瞰的に捉えるとそれは存在やそれが依拠する宇宙というフィールドへの探索も兼ねる壮大なものとなるのだろう。
本著においては難解な数式を扱うでもなく、適宜図解もされていて、古代から連綿と続けられてきた時間と存在への探求は現代科学のもとではこのような段階に至っているのだと端緒としては手に取りやすいものとなっている。 -
Posted by ブクログ
この本とても良かったです。
私のように日々、いや今まで生きてきて宇宙なぞ考えたことなく、全く興味なかった人間を惹きこむのに充分な内容でした。自分の星のことを理解するには太陽系、銀河、いやそもそもの宇宙の始まり、物質の最小単位などなどあまたの情報が必要(本当に沢山!)でそれをかなり噛み砕いてお話ししてくれてます。途中で数式も沢山出てきますが私は薄目で見て通過しました笑。その数式が理解出来ない自分が悔しいとジタバタ思うくらいには宇宙のことが知りたくなります。説明がロジカルなので納得感あります、例えばその星で生きていられる生物の大きさはその星の重力で決まるとか、、考えたことなかった!
沢山皆さんにこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ第1章 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ
p45
過去に戻って親を殺すと、自分が消えてしまうのか? というものです。
第3章 『TENET』
p84
映画ではマスクをして呼吸をしていましたが、その程度では解決できない問題だといえます。
第9章 『インターステラー』
p154
しかし、その傍にはガルガンチュアと呼ばれるブラックホールが存在し、その星では重力的な時間の遅れによって、1時間の滞在が宇宙船での7年に相当するという設定でした。いわゆるウラシマ効果です。
p160
実際は宇宙空間が真空なので、全く音は伝わりません。
タイトル通りの内容ですが、ひとつの映画にフォーカス -
Posted by ブクログ
時間というテーマに対して様々な理論を用いて考察をしている一冊。
難しい言葉が少ないので物理学に明るくない人でも読める、と言いたいところだが、難解な理論を扱っているため理解が及ばないところもあるし、時間への複数の解釈について思考を巡らす必要がある。
私は「TENET」という映画を見て時間遡行について興味が湧いたので読んでみたのだが、予想以上に話が複雑で宇宙という専門家でも意見が分かれる得体の知れないものをどう捉えていくか考えると頭がパンクしそうになる。
しかしながら、本書を読んだことにより名前だけ知っていた量子力学やエントロピーについて触れることができたし、サイクリック宇宙や人間原理など面白