本多理恵子のレビュー一覧
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ネタバレ料理が嫌いな人が、カフェや料理教室を開いて仕事にし、自分と同じように料理嫌いな人を救いたい、と思っているのが伝わってくる本。
主婦だと、料理は毎日の連続で休みがない。休憩をしないといいパフォーマンスができないのは当たり前だから、思い切って休んでいいんだよ!と明言してくれてるのが嬉しい。そして休む前に食材を失くしたり、お料理お休み中のご飯の手筈をどうするか、の実践まで書いてあるのが、今までに読んだ料理本にはない、斬新な内容だ。しかも料理を休むときは、一食だけ外食するとかでもなく、徹底的に三食作らない、5日間〜それ以上休んだっていいんだ、って書いてあるのが面白い。
この本は、料理に疲れた主婦だ -
Posted by ブクログ
セブンルールで紹介されていた著者を見て、読んでみました。
「料理が苦痛だ」では、著者の心情が多く書かれていて、最後の方にレシピが載っていました。こちらは、ちょくちょくレシピをより多く挟んでいます。といっても普通のレシピ本とは違い、エッセイが中心的な印象がありました。
料理家ですが、料理が苦痛とはっきり言うとは斬新でした。でも本人にしてみれば、先頭に立って、主婦(主夫)の代弁者としているので、共感できる方が多くいるかと思います。
いやはや、毎日料理を作っている人には、頭が下がる思いでした。
内容としては、暗めなテーマですが、笑いを交えながら、明るい感じになっています。料理のレシピが数多くあるわけ -
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テレビ番組「セブンルール」を見て、興味をもちました。
著者の半生や悩みなどのエッセイが半分以上を占めていて、最後にレシピ本がいくつか載っています。
いやぁー頭が下がる思いでした。ぜひ、こういう気持ちがあるんだということを理解するためにも様々な人が読んで欲しいです。
なんとなく、料理の路線的に言えば、料理研究家の奥園さん?かあと思いました。奥園さんは積極的なイメージですが、作者はちょっと一歩引いて控えめ?なイメージと思いました。
作者の料理を作ることの様々な悩みや苦悩が垣間見れ、毎日料理を作っている人には、共感できる所がたくさんあったという印象でした。
自分だけだったら良いのですが、家族ともな -
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苦手な料理をシニカルに愚痴る方向かという予想ははずれ。毎日疑問にも思わずに、でもある日突然やる気メーターがゼロになったときに、いったん料理から離れてみることを勧めており、後日やる気が戻ってきたときに料理を楽しむ方法が書かれている。家で料理をする人(女性の場合が多い)の多くが本書を読んで共感できるんじゃないかな。また、私自身がまったく料理をしないので、家で料理をする人の苦労が偲ばれる。疑問を挟まずにやってきたことに対して、やる気スイッチが突然切れたり、たとえば、時間的な制限でこれ以上無理ってなることはありそうなことだと思うので、一連の考え方や行動の仕方のパターンはある程度参考になるのではないか。
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料理の絶望を語るエッセイ。
レシピとしての側面もありますが、わたしは料理の絶望シーンあるあるのエッセイとして楽しみました。
まず、著者は料理教室を主宰しているのに、料理がしんどい!と主張しているのが面白すぎます。
でも、料理が得意でない自分からすると、プロの技で素晴らしい料理を教えてくれる先生よりも、料理だるいよね〜と経験値から来る技を伝授してくれる先生のほうがはるかに親しみが持てそうです。
特に印象に残ったのは、赤子のように大事に抱えていた、買ってきた丸ごと白菜に、家に着いてから絶望するという場面。
気持ちがすごくわかるし、切って冷蔵庫に入れたら、ひとまず目の前から消えて安心、という表現に -
Posted by ブクログ
料理をする気力がわかない…。
料理はそれなりに作っているけれどモチベーションを保てない…。
日々モヤモヤしながら料理を作り続けている…。
そんなあなたへ贈る、抱腹絶倒の応援メッセージ&お助けレシピ45。
著者は、第6回料理レシピ本大賞料理部門(エッセイ賞)受賞の本多恵理子さん。
レシピを考えるのが面倒、野菜を切るのが面倒、とろみをコントロールできない…
分かるわかる!と共感の嵐でした。
料理は、まず作る気力を奮い立たせることからの戦い。
料理をお仕事にしている人でも、同じことを考えているんだという安心感と、悩みを楽にしてくれるお助けレシピを両方味わえるのが嬉しい。
そして、料理の写真