三崎律日のレビュー一覧

  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    本自体は知ってるものもあったけど、その本にまつわる歴史や人の関わりは知らなかったからすごくおもしろかった
    ニュートンが偏屈すぎてハレー(ハレー彗星の人)がいなかったら有名人にはなってなかったとか、ハレーの話がちょこちょこあってこの人すごいな〜ってなった
    最後が月世界旅行だったのもすごくよかった

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    2024年10月14日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    奇書(この本では数奇な運命を辿った書物という意味合い)の紹介。今まで触れたことのない分野で大変興味深かった。
    特に面白かったのは、最後の『月世界旅行』。1つのフィクションが人類を宇宙へと駆り立てたなんてロマンがありすぎる。

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    2023年08月11日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    ネタバレ

    もっとポップで逆要素が強い作品かと思いきや、章ごとの取り上げる奇書に対する説明の入れ込み具合が熱い。ということで、期待以上に自分好みの内容でした。

    なんでこんなへんてこな内容が世にはばかるのだよ、と現代人目線で論じることが甘ちゃんで、それぞれの奇書が生まれた時代背景、著者について、当時の世論など多角的にメタ認知をしたうえで、各章の最後に著者が述べている現代へ照らし合わせて考えることが大切なのだろう。

    しかし、それでも武器軟膏や魔女に与える鉄槌、台湾誌など現代の常識(これすら未来から見ると非常識なこと大いにありうる)から鑑みると、なんでやねんと突っ込みを入れざるを得ない。もちろん、そんな突っ

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    2022年09月19日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    人間はなぜこんなにも間違ってきたのだろう。歴史上の奇書を通して人類の狂乱と過ちを振り返る。本書では単に奇書を断罪するなどということはしない。情報化された現代でさえそのような歴史と地続きであることを思い出させてくれる。人間は真実を見ているのではなく真実だと信じたい物語を見ているのだと教えてくれた。

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    2022年04月24日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    トピックのチョイスも素晴らしいし、文調も人を引き込ませるので、どんどん読み進めてしまう。
    最後の解説も面白いですね。

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    2022年04月23日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    魔女狩りの方法が事細かに書かれたマニュアル、全て作者の妄想・嘘で塗り固められた台湾誌、「野球は右腕ばかり使うため右腕だけ発達するからダメ」と暴論中の暴論を真顔で書いてた野球と其害論、食糧難を回避するためには1歳の子供を食用で育てる「穏便なる提案」、武器に軟膏を塗ったら傷が治る(意味不明)「武器軟膏」の本、、、
    まーーじで全部面白かった 頭おかしいの!?え?正気!?!って読みながらぶつぶつ言ってた
    理解できないと思いつつも、理解できる。人間の本質は変わってないけど、時代が違えば考えが違う
    ちょーおもしろいです 読んでください!

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    2022年04月18日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    今は名作とされる手塚治虫作品も、
    僅か数十年前には悪書追放運動の標的でした。

    同じ本でもその価値は、
    時代や社会の流れで、簡単に入れ替わります。
    そんな価値の逆転が起きた本がたくさん紹介されており、
    読むと止まらなくなります。

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    2021年05月22日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    表紙で気になって読んでみたら元がニコニコでめっちゃ笑いましたね。そこで再生数を得ているだけあって、とても分かりやすい文章でした。読者にハッとさせる構成もあり、奇書(数奇な運命を辿った書物)の存在をエンターテイメントとして昇華した『楽しんで読む本』だと思います。シンプルに、歴史に対するスタンスとして、あるいは今の私たちのことを考えさせられる文もあり、読んで損はないと思いますし色んな人に読んでもらいたい一冊だと思います。元になった動画も必見。

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    2020年10月26日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    現代の視点で見るとやばい書物ばっかり。でも、現代の人間の視点と、書物が書かれた当時の人間の視点は違う。書籍が発行された当時では、支持されて当然というものもある。
    個人的には、『月世界旅行』が世に出されて人類が月に着陸するまでの道のりが感動する。

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    2025年10月05日
  • 奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

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    前作が面白かったので、続刊となる本書を購入。紹介する書籍は減ったものの、1つ1つの内容が濃くなっていました。個人的には「産祷熱の病理」についての解説が面白かったです。まだ医学的な学問が未成熟である時代に、ウイルスに対して手洗いの重要性を説いた医師の論文についてです。

    医学が未発達であるがゆえ、原因不明の病気は「瘴気」のせいだと宗教的な観点で見られていたという時代背景の中、その医師は産祷熱を伝染病と捉え、他の医師からの反発や自らの死を経て、今現在我々が当たり前に行っている「手洗い・消毒」に辿り着くエピソードは込み上げてくるものがあります。

    先人たちが残した知恵から今の当たり前に繋がっている、

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    2025年05月17日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    動画の下位互換。 大元の動画自体が素晴らしい名作のため本も面白くはあるが、普通にYouTubeかニコニコ動画で動画見た方が良いと思う。

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    2025年03月05日
  • 奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

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    『ノストラダムスの大予言』、『シオン賢者の議定書』など、公式非公式にかかわらず歴史にインパクトを与えたヤバイ文書を紹介してくれるワクワクするような内容。扱う書籍や文書がヤバいので解説も緩いかというとそうではなく、バランス取れた安定感のある内容。個人的に嬉しかったのは、ウンベルト・エーコが『プラハの墓地』でも取り扱っていたシオン賢者の議定書について、分かりやすく解説してくれている点。それと、インターネットで話題になったという『Liber Primus』という、ネットユーザーに暗号を解かせていくというゲームのような騒動の解説が面白かった。日本でのPC遠隔操作事件と捜査攪乱を思い出す。これ以外にも興

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    2025年01月15日
  • 奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

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    ネタバレ

    ユダヤ人大虐殺を招いた史上最悪の偽書「シオン賢者の議定書」、ロシアや中国の大飢饉を招いた「農業生物学」が世に出てしまった経緯が興味深い。
    権力者におもねるために小人物によって偽書は生み出され、多くの犠牲者を出してしまうのがやりきれない。

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    2025年01月09日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    奇書(偽書)と人物の歴史を追う。筆者の興味は本の中身よりはその数奇な運命を辿る事にあるのだろう。奇書そのものを期待するとやや肩透かしにあった気はするかもしれないが人間ドラマをリズム良く語っておりとても面白い。私も奇書と人物を学んでみようと思った。

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    2024年07月12日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    おもしろかった!
    ピンとこないジャンルのは流し読みしてしまったけど、魔女裁判や台湾誌など、とても興味深かった。
    そして特筆すべきあとがき。著者に完全に同意、これからもどんどん学んで価値観をアップデートしていきたい。

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    2023年08月06日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    面白い。
    書物をめぐる「人間の泥臭さ」が縦横に描かれている。
    さくさく読めた。

    脚色された時代劇と違って、実際に解像度を上げて歴史を学ぶとなんと単調なのかと驚くことがある。裏返すとドラマとは人間が介在、解釈するところにしか産まれない。

    ヴォイニッチ手稿、穏健なる提案、ルバイヤートが面白かった。
    月面着陸には『月世界旅行』がかき立てた夢が駆動していたことも初めて知った。

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    2023年02月06日
  • 奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

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    前作より専門的な話が増えた印象。
    特に『農業生物学』は動画版のときも今回もじっくり噛み砕かないと飲み込みづらかった。
    あの語り口だからこそ読める!

    個人的には『Liber Primus』のワクワク感が好きでした。
    インターネットが普及した時代だからこその暗号もの。
    これが自分も生きるリアルの時間軸において一部界隈ながら本当に話題になっていたところに、この上ない興奮を覚えた。

    番外編は切り口が変わるので、毎回楽しみにしていて、今回の「今後奇書になるかもしれない」某説の紹介は、また視野の広がる話で勉強になった。
    3作目も出るのだろうか。
    楽しみだ。
    (一方で内容についていけるか心配でもある)

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    2023年01月01日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    現代人から見たら馬鹿げた創作にしか見えない偽書も偏りすぎのヤバ思想も、その時代の人が「信じたい」と強く強く思ったからこそこうして「奇書」として後世まで語り継がれたんだなぁ。
    「信じたいものだけ見る」ことの怖さを、全体通して読んで強く思った。
    とはいえ、自分たちに都合のよすぎる歴史とか思想が出てきたら飛びつきたくなる当時の人たちの気持ちも分かるっちゃ分かる。私もプロ野球中継延長被害者の会側の人間なので野球有害論とか現代のメディアで現代人が書いてるのを見たら「ほんとそれなー」って思って拡散してたかもしれないし。

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    2022年12月08日
  • 奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語

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    奇書が生まれた背景や物語を描くのがうまい。
    単に知的好奇心を煽る書籍の紹介に留まらず、歴史のレンズを通して現在目の前で起きていることに疑問を抱くきっかけとなる。

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    2022年09月25日
  • 奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語

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    もっと難しい話が展開されるのかと思いきや、何があったのかどう奇書なのかが分かりやすく説明されていて読みやすく面白いし歴史の勉強にもなる一冊

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    2022年09月19日