三崎律日のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の投稿動画「世界の奇書をゆっくり解説」の内容を加筆修正したシリーズの2巻目です。
前著と同様に、書物が持つ影響力を改めて認識させられました。
非常に深く掘り下げた研究と簡潔明瞭な解説により、奇書の面白みが全面に押し出されていると感じます。
特に印象的であったのが『Liber Primus』で、ネット上と現実世界で繰り広げられた暗号解読の濃さに驚愕し、その真意が大変気になりました。
規模としては個人ではなく組織的な活動のようですが…何もかもが謎です。
文字や数字は人類が創造した人工物ですがそこには計り知れない情報量が秘められ、図書には膨大なそれが封じられています。
その絶大な力を感じられた一 -
Posted by ブクログ
面白い!装丁も、挿絵も美しく、文体は非常に読みやすい。また取り扱っているテーマも興味深く、少し読み足りない箇所があるぐらいだが、腹八分目で多くの読者に受け入れやすいと思う。
が、何か通常の書籍とは違う。エッセイのような軽い読み口で、マクロとミクロの切り替えも早すぎる。
最後の解説、あとがきで判明したが筆者はYouTubeの動画編集者で、その人気動画をまとめたもの、との事。YouTubeなどの動画文化に乗れないおじさんには衝撃であった。が、納得もできた。動画のような飽きとの戦いにおいては常に引きを切らさないように端的に知的欲求を満たす必要がある。そのための工夫が本書をここまで面白くしているのだ。 -
Posted by ブクログ
奇書といっても解読困難なものとか、価値観が無茶苦茶なものとか、嘘だらけだったり破廉恥だったり、様々だ。そんな奇妙な本を紹介するのが本書。常識を逸脱するような中身は見ていて興奮する。こんな時代、世界があったのかと。
少しそのヤバさを引用してみる。
アイルランドでは、貧困層において毎年12万人の子供が生まれている。貧困層において子供たちが働けるようになるまで育成する事は困難である。そのため、両親による子殺しや堕胎が後を絶たない。子供がその両親をこの残酷な状況から救済するため、満一歳になった赤ん坊を富裕層へ食料として高額で販売することを提案する。貧困層の子供を育てるために必要な費用は衣食合わせて -
Posted by ブクログ
世の中のさまざまな奇書を紹介されている本で、当時の価値観と今の価値観を対比しながら開設されていた。
本中で著者も言われていたが、当時正しいと思われていたことが、今は間違いとわかっていたり、反対に当時間違いだと思われていたことが今は正しいと思われていたり、その時々で何が信じられるのかで世の中の事実が作られている。
今の時代は自然科学主義の人が多いが、自ら科学に関わって信じているわけではなく、なんとなけ信じている人も少なくない。
この本で紹介されていたけれど、世界の科学者たちがある1人の人に騙され続けていたこともあるなど、人は全てを知ってそれを信じるのではないことがよく理解できた。
だからこそ、