清水ともみのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
衝撃的な内容だった。
これは、第二次大戦や文化大革命が行われていた昔の話ではない。2021年代の今現在進行系で行われている、信じがたいほどの蛮行の話だ。
マンガとして出版したのは正解だと思う。1時間もあれば読み切れる。特に歴史や世界情勢に詳しくない人でも、その1時間で世界観が変わる。ぜひ一人でも多くの人に読んでもらいたい。
彼の国の統治方法は今も昔も同じなんだと痛感させられる。そしてこの先も変わらないのだとすると、我々日本人はよっぽど用心してかからないといけない。経済的には切っても切れないのだからという人もいるが、これは安全保障の問題だ。
最後に、ウィグル人の方々が一日でも早く迫害から解放されることを切に願う。 -
購入済み
辛い
辛いお話...。でも“知らない”で済ませて良い話じゃない。
現在中国は「自国の内政」と主張して何も受け入れない。
生存を不安にすることが内政問題ではないことを言い続けるしかない。多くの方々が知ってくださいますように。 -
Posted by ブクログ
あまりにも衝撃的な内容で言葉にならない。
すぐ隣の国でこのような事態が起きている事実に、ただただ驚愕するばかりだ。
本書に描かれているのは、中国の新疆ウイグル自治区で行われている「21世紀のアウシュヴィッツ」であり、「現在進行形のジェノサイド(民族大量虐殺)」だ。
こんな凄惨な人権侵害が行われているにも関わらず日本のメディアは沈黙し、戦勝国の拒否権に縛られた国連も機能不全に陥っている。
この構造的欠陥がある限り、ウクライナ侵攻やウイグル問題、そして人種差別や人権侵害の解決は遅々として進まないだろう。
ウイグル地区の人々は今も苦しんでいる。
大切な人、故郷、尊厳を奪われて……
どうか証言者の命懸けの声を聞いてほしい。
そしてウイグル地区の現状を知ってほしい。
本書の約7割がマンガなのは、一人でも多くの人に現実を届けるための著者の願いからだ。森永卓郎氏の『書いてはいけない』にも通じるが、メディアには忖度しないで真実を報道してもらいたいと同時に、ウイグルの人々に1日も早く安寧が訪れることを切に願う。 -
購入済み
何処も同じ
1945以前には日本も同じようなことしてたかもしれないし、
特高とか言われる方々ね。
路傍の石の作家さんも殺されてる。
合衆国の影響を受けたイスラエルも大きく見れば似たようなことしてる。
中国の場合だと、急速に高齢化が進むのでこんな非道は当然として、
ある意味呑気で非生産的なこといつまで続けられんでしょうか?
監視してるだけだから、何も生み出さない。耕作の手伝いでもさせた方が生産的。
ご飯をたかるシーンがありましたが、
ざざ虫の類でも薄味、半生で出してやればいいのにとか思いました。
文句言われたら、炭化寸前まで加熱処理します。
負け戦を経験した上で、頭のおかしいのを強制的に排斥しないと、なくならないでしょうね。
中国も、合衆国も、イスラエルも、ロシアなんかも同じ。
習ちゃんとか、トラちゃんとか、エリちゃんなんかは、負け戦になる前にお迎えが来そうですが。
日本やドイツは、敗戦経験があるからまだマシか。
まあ、お好みで。
-
Posted by ブクログ
強制収容所(自称・職業訓練センター)。拷問・性的暴行・臓器狩り。収容所に金を払えば若い臓器がすぐ手に入る。ウイグルの都市カシュガルの空港には臓器専用の運搬通路がある▼マルコ・ルビオ「警棒2768本、電気棒550本、手錠1367個、催涙スプレー2762缶を購入する職業訓練センターとは、いったいどんな職業訓練センターなのか」。ペンス「中国共産党は100万人以上のウイグル人を施設に収容し24時間体制で洗脳している」。トルコ外務省「トルコ系住民への抑圧や収容所での拷問・同化政策は人類の恥である。収容所の閉鎖を求める」。
民族浄化。ウイグル人の数を出来るだけ減らしたい中国共産党。ウイグル人の子供が突如行方不明になる。監視カメラが張り巡らされているにもかかわらず、なぜか人さらいの犯行現場が映ることはない。行方不明の子供が遺体で発見されると、腎臓が片方なかったり、眼球・臓器がない▼ウイグル自治区での不妊手術数3214件(2014)から60440件(2018)に増加。堕胎させて生まれてくるウイグル人を減らす▼各ウイグル人の家に監視カメラを設置、漢人の男が派遣され、寝食を共にさせる。漢人との結婚が奨励される。ウイグル人の血を薄める。
*************
東トルキスタン。ウイグル人(トルコ系)。イスラム教。中国共産党はウイグル人の土地で告知なしに45回以上の核実験を行った。 -
Posted by ブクログ
Twitter上で清水ともみさんの漫画を見かけたことがありましたが、他の方がウイグル関係の本をSNSで紹介されているのを見て手に取ってみました。最後まで読むのが本当に辛かった。強烈に感じたのは"民族浄化"という言葉の恐ろしさ。ウイグル人であるというだけで自らの母国語、文化、アイデンティティのすべてを奪われる理不尽さ。そしてこの中国の体制を世界が見逃し続けていたら、どんどん触手を伸ばす中国の魔の手は日本にも及ばないとは言えないと思い恐怖を感じます。自分が生きている間は大丈夫だったとしても、未来の子供たちは安心して日本に暮らし続けていけるだろうか?
こういった弾圧が100年も前から続いてきたことを知らなかった自分を恥じました。作中にも、「日本人として出来ることがあるか?」という問いに対して「この事実を広めてほしい」というウイグルの方の回答がありました。自分にできることなんてたかが知れているとは思うけど、日本でも遠くない国で、現在でもこんなにおぞましいことが行われていることを知っている人が増えてほしい。 -
Posted by ブクログ
漫画でわかりやすい。ただ、途中の歴史は理解することが出来ず、勉強不足を実感した。
ジェノサイド:ある人種・民族を計画的に絶滅させようとすること
無印良品などの大手企業で新疆ウイグル自治区の強制労働問題があることを知り、ウイグルについて興味を持っていた。
助けを求めることができない、助けを求めるような行動をすることで処刑されるかもしれない、そんな恐怖の中、日々を過ごしているウイグル人を思うととても心が痛む。
最近は新疆ウイグル自治区が注目されているけれど、知られていないだけで世界にはまだこのようなことがたくさんあるのではないかと思った。中国を擁護するつもりは無いけれど、中国だけがこのようなことをしているわけじゃないと思う。
現実を知り、賢い消費者にならなければならないと改めて思った。
「帰るべき故郷がある、守れる領土がある、母国語で話す、自由に仕事ができる、思ったとおりの発言ができる、国家が歌える、国旗があり公の場で振ることができる」ことの幸せを感じた。今の社会に不安はあるとはいえ、生まれ育ったこの日本が好きなんだなと。
難しいかもしれないけれど、ウイグル人が生まれ育った地で、ウイグル語を話し、心豊かに生活できることを願いたい。 -
Posted by ブクログ
切ない。ウイグル人の方たちの苦悩を思うと、やりきれない。
一つの民族を根絶やしにしようとする行為は、まるでナチスドイツだ。証言により明かされる残虐行為は、人間のすることとは到底思えない。
海外に亡命しても、帰化しても、脅しがなくなることはないし、親族は人質にとられ、収容所に入れられ、あるいは殺されているかもしれない。この本の著者は日本人でウイグルとはなんの関係もないが、本を出版したりSNSで呼びかけたりしていることで、嫌がらせを受けていると言う。
こんな横暴がまかり通って良いはずがない。神はいないのか。世界征服を企む悪の組織が大手を振っている。
我が国も狙われているかもしれない。ウイグルの受けている試練は、決して人ごとではない。 -
Posted by ブクログ
ウイグル人を苦しめている問題が漫画と文章によりわかりやすく書かれた作品。
まず、その現実を知ること。知ったなら、それを広めていくこと。そして、共に声を上げること。
他にも出来ることはある。賢い消費者になることもその一つ。ウイグルに限らず、労働搾取の結果、安価で手に入れられる商品を買わないこと。なぜそんなに安いのか。どんな労働環境で作られているのか。それを知っていくことの重要性。
清水ともみさんの手によるあとがきの文に心を動かされる。
「真の豊かさとは、誰かの人生を踏みつけにした上で享受するものではないはずだ」
そして、ウイグルの人たちへの思いは、自分たちが当たり前のように享受している自由というもののありがたさを再認識させられる。日本という国、民族、言葉、それらを奪われないように、これからも守り続けていくことの重要性を改めて胸に刻みました。 -
Posted by ブクログ
ここに描かれていたことが、今、世界のどこかで実際に起きている事だとはにわかには信じられない。
作者の方もあとがきで述べられていましたが、相当しっかりとした背景がなければ、この話をしている人自体が大丈夫かな、と思ってしまうほど、酷い。
ここに漫画でわかりやすく描かれているジェノサイドは、具体的な描写は避けられてはいるものの、それでも読むのが苦しくて読み進めることに苦労しました。
とても苦しくて具体的な感想をここに書けない程ですが、BLACK LIVES MATTERとくらべ、全く報道されていないウイグル人へのジェノサイド、
そして同じようにじわじわと人が移り住み、帰化し、土地、不動産を買われている日本の現状について、きちんと知る必要があると思いました。
日本を後世に残していくためにも。 -
Posted by ブクログ
父に勧められて読んだ。
これまでウイグルと言う言葉自体聞いたことはあったけど、これを読むまで本当に何も知らなかった。
正にナチスによるホロコーストと似たようなことが、現在進行形で行われていることに、衝撃を覚えた。
こんな衝撃的な事が行われているのに、メディアにも報道されないせいで、「知ろう」と思って自発的に調べなければ知ることもできない現状にあるというのは心の底からおかしいと思う。
作者がツイッターという若い人達の目に留まりやすい媒体で、この事実を、分かりやすいマンガ形式で告発したのは本当に偉大な事だと思った。
私たち日本人の未来の為にも、ウイグル人の解放を願います。