津堅信之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2005年に旧版。
2017年に新版。
2022年に「日本アニメ史」(中公新書)に焦点化。
ということで先日読んだ「日本アニメ史」とかぶっているが、より概観的。
海外アニメについては、メモしながらYouTubeで再生リストを作ってもよさそう。時間があれば。
@
《目次》
はじめに
第一部 総論
第一章 アニメーションとは何か
1、「アニメ」と「アニメーション」
2、映画技法としてのアニメーションの定義
3、アニメーションの分類
4、表現としてのアニメーションの特性
5、アニメーション制作の流れ
第二章 海外アニメーション史
1、アニメーション技術の発見
2、ディズニーの功績と影響
3、第二次世界大戦後の多様化
4、「アニメーション・アート」の自立
第三章 日本アニメーション史
1、一九二〇~五〇年代──模倣から模索へ
2、テレビアニメの発明──東映動画と虫プロダクション
3、アニメブーム
4、スタジオジブリ
5、デジタル化による革新と今後
第四章 学問としてのアニメーション
1、アニメーション研究略史
2、アニメーションの研究領域
第五章 現代アニメーションの新たな位置づけ
1、クールジャパン
2、アニメによる地域振興
3、知的財産としての諸問題
4、産業としての諸問題
第二部 各論
第六章 日本のアニメーション
1、テレビアニメ
2、劇場用長編アニメ
3、オリジナルビデオアニメ(OVA)
4、ネット配信アニメ
5、CM、PVなど
6、教育用アニメーション
7、短編アニメーション
第七章 海外のアニメーション
1、アメリカ
2、カナダ
3、西欧諸国
4、ロシアおよび東欧諸国
5、中国および韓国
主要参考文献
アニメーション略年表
索引 -
Posted by ブクログ
完全に未知の情報は特にないが、それでも未整理だった戦前の記述は参考になる。
既知の情報も、マッピングと定着。
類書をあまり知らないが、おそらくかなりいい本。
@
内容
初の国産アニメが作られてから、一〇〇年余り。現在、海外でも人気が高く、関連産業も好調だ。本書は、今や日本を代表するポップカルチャーとなったアニメの通史である。一九一七年の国産第一作に始まり、テレビでの毎週放送を定着させた『鉄腕アトム』、監督の作家性を知らしめた『風の谷のナウシカ』、深夜枠作品を増大させた『新世紀エヴァンゲリオン』など、画期となった名作の数々を取り上げ、その歴史と現在を描く。
目次
1906年 アニメーションとは何か
1917年 3人のパイオニア
1945年 プロパガンダが技術向上をもたらす
1956年 東洋のディズニーを目指す
1963年 空を越えて
1974年 戦艦、目覚める
1979年 空前のアニメブーム
1984年 100年後からの警鐘
1995年 最大の転換点
2006年 グローバリズムの光と影
2016年 揺るぎない長編アニメ大国
2020年 リモートの時代 -
Posted by ブクログ
日本アニメの歴史を追った本。
戦時中は言論統制がひかれ好ましくない映像が規制されていたが、アニメーションは「動く絵により全てが鮮明であり印象が強くて記憶度が高い」として軍部が注目しスポンサーとなっていたことや、テレビアニメの登場によって作品ジャンルの拡大が起こったことなど数々のアニメの背景を知ることができた。
「アニメ」は日本で大きく成長した分野だが、今後については多くの課題が残されている。
例えば、海外でもAnime人気は高まっていたが今ほどアニメの海外輸出に積極的でなかったために海賊版が横行し、アニメ業界の人にその分の利益が還元されなかったこと、供給方法がDVDから配信へと移行し、Netflixを代表とする海外大手配信プラットフォームに切り替わったことなどである。
今後アニメ産業はどのような手を打つのか、それを考えるうえでも今の時代は重要な転換点だと感じた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
アニメ作品史ですね。アトムをリアタイで見てきた人間としては、うまくまとまっているなと感心する。「アトム」「ヤマト」「ガンダム」「エヴァ」をアニメ史の中でのエポックとするのには異論はあるけど。いずれもテレビシリーズをあげており、しかもアトム以外は打ち切り作だからね。後出しジャンケン的なところはあるかな。でも「ガンダム」「エヴァ」ではアニメ作品のファンが制作側になるということに価値がある。またビジネスになったという意味でも。
それにしても、「虫プロ」の制作費の安さを糾弾していた宮崎駿の「ジブリ」で、アニメーターの給与が訴訟騒ぎになるなんて皮肉なもんだ。