神尾あるみのレビュー一覧

  • 千年鬼譚 緋色の鬼神と転生の乙女

    ネタバレ 購入済み

    すっごくおもしろい!

    鬼と人間の恋か愛か友情かわからないものが育ってゆくお話。
    とってもおもしろかったです。

    大嶽丸もすごくよいキャラクターだし、涼音もとっても良い子。
    八田も興味深いし、これはきっとシリーズ化されるのよね!?とウキウキしながら読みました。

    人が信じるから存在する魔物達のくだりもおもしろかったけれど、涼音が必死なわりに思考が呑気でおもしろいです。
    このまま家事を極めるのか大嶽丸、と思いながらニヨニヨしながら読みました。

    陰陽師とか好きな人にはたまらんと思います。

    #癒やされる #ドキドキハラハラ #ハッピー

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    2022年09月30日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    主人公 葵は、無理続きの仕事で疲れ切ったとある日、ふらりと立ち寄った筆記具店で“金魚”という愛称の美しい万年筆に一目惚れする

    葵の成長と、万年筆への溢れる愛情を魅力たっぷりに綴った軽やかな青春お仕事小説です

    自分も1本購入しようと思いました

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    2022年03月09日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    ネタバレ

    あれだけ一生懸命、好きになれるものがある人は素敵だよね><。わたしも少しだけ万年筆に興味を持った><。でも、万年筆より、やっぱりわたしは、一つのことに熱中する大事さをこの本から教わった気がする><。すごーく好みの本だった! 宗方さんも二階堂さんもかわいい! かわいい男の子! 主人公の葵さんもすごーい性格良くて好き! 宗方さんは本当にすごい人! わたしもあんな風に夢中になれるものが欲しいと思った! 万年筆、少しだけ興味持ったから、勝っちゃおかなあ……2千円くらいで買えるならなんとか……。

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    2020年11月17日
  • 民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

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    民俗学研究室ということで、死者の埋葬の仕方や蛇との婚姻など土地性のある儀式や世界観に踏み込んでいたので、物語上の怪異の存在も自然と受け止めることができました。
    また、ミステリアスかつ浮世離れした朽木田の存在もこの作品の魅力の一つですが、どこかお人好しな名鳥と少しずつ打ち解けていく過程も好きで、本当に軽やかに読破することができました。
    久しぶりに好きな小説に出会えて嬉しいかぎりです。

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    2019年08月19日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    万年筆で、人との繋がりを感じられるお話でした。
    歴史や、種類、使い方など万年筆について少しずつ知りながら読む事ができました。
    宗方さんと綾瀬さんのそれぞれの気遣いにもどかしくも、しっかり相手に伝わって欲しいと思いながら読んでました。
    口にして伝える言葉も、紙に書いて伝える言葉もどっちも大事だと改めて気づかせてくれる作品でした。

    文房具屋さん巡りしたくなります。

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    2023年11月28日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    優しい気持ちになれる1冊
    君じゃ無くても大丈夫なんだからと言われる職場から
    君じゃ無くちゃダメだの所にたどり着けて
    志貴さんと葵ちゃんの2人の時間がゆっくり流れてて
    その間に万年筆✒️
    とても素敵な物語でした

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    2023年01月29日
  • 民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

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    ネタバレ

    葬送儀礼を研究する民俗学部院生の名鳥
    フィールドワーク中不穏なモノを背負ったようで命の危険を感じ助けを求めたのが、怪異を喰らうという朽木田
    神の怒りに触れた哀しい一族物語

    かなり本確的な蛇神民話をベースにした怪異、異類婚姻譚
    子々孫々、蛇神の娘と婚姻を繰り返さなくてはならない一族が、現代でその約束を放棄した為、死穢に染まった蛇神に祟られ死んでゆく
    大団円などない神と人との交わりが、恐ろしく、哀しく、痛ましい物語でした

    名鳥の朽木田への執着は過剰かな

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    2022年12月25日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    神尾あるみさんの作品は2作目で、結構雰囲気は違ったけど、どちらもすんごく好き。万年筆、やっぱりハードルは高いけど、万年筆を大事に使えるような生活がしたい、という気持ちはとてもわかる。

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    2021年06月16日
  • 民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

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    これはおもしろかったー。イラストもキレイだし。主人公くんがちょっと表紙とイメージ違ったけど。あとフォークも違うけど。

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    2021年05月23日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    ゆるく楽しめる本を求めて、最近インク沼に入ったこともあり読んでみました。
    万年筆の魅力がふわりとこちらに伝わるやさしい本でした。
    読みながら出てきた万年筆を調べるのも楽しかったです。

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    2021年04月14日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    ネタバレ

    読んでいて無性に万年筆が欲しくなりました。
    万年筆初心者が万年筆に一目惚れして(一目惚れというのがまた素敵!)万年筆を扱う文房具店で働くことになるが、彼女が初心者ゆえに万年筆になじみのない読者寄りで語ってくれるのがいい。
    一方でがっつり万年筆オタクな店長が、万年筆好き視点を補ってくれているので、いい塩梅だったと思う。
    友人がチャラいけど、いい人だしね。
    本当にいい人だった。
    チャラいけど。
    あれで損してるよなあ。

    万年筆ばかりに触れてきたから三十路も過ぎたのに人付き合いが壊滅的によくない店長も、彼女と接していく中で少しずつ人間味を取り戻していったのもいい。
    途中すれ違いはあったけど……あの場

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    2020年11月14日
  • 民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

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    ネタバレ

    底抜けに明るくてお人好しの名鳥くんの軽快な語り口のおかげで、暗かったり重かったり怖かったりする話もびっくりするほどテンポよく読めて楽しめました。
    実際は何度も命狙われてますし、人も亡くなりますから、決して明るい話ではない筈なのですが、読後感は爽やかですらある。
    千影くんとの掛け合いも楽しい楽しい。
    民俗学的要素(異種婚など)も味わえつつ、夏らしい怖さも十分感じられつつ、それでいて漫画のようにするっと読めちゃう。
    これは凄い個性で素晴らしい作風、持ち味だなと思います。
    この軽妙さ、癖になります。
    どうやら、呪われることが特技でもある名鳥くんの受難は続きそうなので、是非是非続編をお願いしたい。

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    2019年08月14日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    ふと立ち寄った店で一目ぼれした万年筆。
    そして、その店で働くことに。

    万年筆を通じて、のやり取りや交流。
    面倒だからこそ愛着が、と本編にて語っていましたが
    手入れは確かに面倒です。
    その自覚がある者は、いっそ使わない方がいいかと。
    まだ、ガラスの方がいけそうな気もします。

    沼に落とされそうな主人公、淡々として見える店主
    たまにやってくる明るい写真家。
    全員でこう…バランスが取れた感じです。

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    2024年09月27日
  • ようこそ紅葉坂萬年堂

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    心が温まる物語でした。

    読み進めてくうちに万年筆が欲しくなりました!
    葵さんが持ってるキンギョがすごい素敵で、同じものを欲しくなりました…が、ガラスペンも捨てがたいです!
    万年筆って、お手入れ面倒くさい自分に無縁の物だと思っていましたが、実際はそこまで面倒くさくないんですね。
    お手入れポイントさえおさえておけば大丈夫!みたいな感じすね。

    志貴さんと葵さんの2人の距離がめちゃくちゃもどかしいです…。
    お互いに口下手で、想っていることを言葉にできない……
    書いて伝わる言葉もある……
    最後には、2人の時間がゆっくりと流れ出して良かったです!
    二階堂さんのフォローがナイスです!
    その後の2人の物語

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    2023年12月15日