坂上泉のレビュー一覧

  • 渚の螢火

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    ずっと面白かったのだけど、終わり方がよく分からなくて星3つです。
    WOWOWでは結末どうするのか楽しみです。

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    2025年08月11日
  • へぼ侍

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    ネタバレ

    明治時代の物語、話の核心は、武士の世が終わり、新しい明治政府の下で「勝ち組」と「負け組」が分かれる中、錬一郎は剣術での立身を夢見るが、西南戦争では刀ではなく銃が与えられ、武士のロマンが通用しない時代に直面(この価値観のズレは、現代の「時流に乗り損ねた」人々へのエールとも解釈できそう、コロナ禍での就職難など、変化の激しい現代社会とも共鳴します)
    錬一郎やその仲間たちが旧来の武士道や誇りと、近代社会の現実とのギャップに苦しみ、従軍記者の犬養毅の言葉であるパアスエイド(言論の力)を身に着けたいと挑む姿で終わる青春物語でもある

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    2025年05月21日
  • 渚の螢火

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    返還直前の沖縄。今イメージする沖縄とはもちろん全く違う。沖縄の暑くて熱い空気をまとわりつかせながら読んだ。

    ドラマ化されるということで。またきっとずっしり重いものになるのだろう。

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    2025年04月29日
  • インビジブル

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    戦争の傷跡が色濃く残る時代の警察の話。なるほど、こんな時代かと味わい深く読みながらも、ストーリー自体は特に深いようにも感じず、淡々と進んでいった印象。

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    2024年03月17日
  • インビジブル

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    色んなものが大きく変わるとき、自分が下の立場だから大変なんだろうと思い込んでしまうけど、上も上で大変で、難しいものだなぁと改めて思った。
    守屋さん、お姉ちゃんと良い感じになりそう。お父さんともちょっと良くなれば良いんだけどな

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    2023年10月11日
  • へぼ侍

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    歴史小説の分野となると、どうしても、史実か否かを気にして読んでしまう。史実から外れてしまう、空想が強すぎると、個人的にはどうしても世界に入れなくなってしまう。青春ストーリーとしては、そこそこ面白いかと思うけど、ちょっと長すぎる。

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    2021年09月19日
  • へぼ侍

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    202107/経歴を偽り入隊した主人公、西南戦争を舞台にした物語。文章が私にはあわなくて読み始めはとっつきにくかったけど、史実と創作の加減も面白かった。

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    2021年09月14日
  • へぼ侍

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    若い時代物作家の作品。なるほど、松本清張賞受賞は「西郷札」が描かれているからではないのだと、納得のおもしろさでした。

    生活のため商家へ奉公していた主人公は、明治維新で没落したもと侍、威厳を取り戻したく、西南戦争に参加してほんとの侍になろうとしたのか。

    歴史上実在の人物たちを登場させて交錯し、主人公を生き生きとさせる術はなかなかのもの。
    例えば新聞記者(そうだったのですね)犬養毅は主人公の道しるべになり、有名な乃木希典にも会い、もちろん西郷隆盛にも逢ってしまう。けがを治療してもらった軍医の手塚は、解説を読むまでわからなかったが、最後の最後に登場する大毎新聞の記者は、わたしの好きなある作家とお

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    2021年08月09日