岩竹美加子のレビュー一覧

  • フィンランドはなぜ「世界一幸せな国」になったのか

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    フィンランドのイメージというと、携帯のノキアや北欧の福祉国家のイメージがありました。後はロシアとの、過去の戦争で、独立を維持したことや、最近だとNATOの加盟申請をしたことでしょうか。

    教育レベルの高さや、就労に対するあらゆる支援、出産や育児に対するキメ細かさなど、日本にない支援の厚さもですが、何よりも国民が国家を信頼している点が、羨ましいと感じました。それがあってのウエルビーイングでしょうか。

    もちろん、高福祉であるゆえに、税金もまた高負担となるかもしれません。近年の新自由主義に押されて、制度が揺るがされている点は、フィンランドがどこに向かっていくのか気になる所です。

    日本との比較で、

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    2022年06月16日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    ネタバレ

    日本では、道徳で子どもの権利について教えていないといったことが一番印象に残った。
    フィンランドの教育についてかなり深く知れることができた。

    で・・・?

    もう少し学校教育(特に義務教育)に絞って、深さが欲しかった。でも、フィンランドの教育が短期間で様変わりしたんだったら日本でも頑張ってほしい!!

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    2022年02月22日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    フィンランドと自国日本の教育の違いを知るために読んでみる価値はある。ところどころ主観的な意見もあるのは愛嬌と思い読めばいい。

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    2021年05月15日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    フィンランドの教育情報を羅列しているに過ぎないと言ったら辛辣かもしれない。

    情報の中でも、電子が発達していたり、教育の自由さなど日本にないフィンランドの教育の考え方が示されており勉強になった。

    この情報をもう一歩踏み込んでもらえたら嬉しかった。

    私も一教育者として、教育のあり方を考えていきたい。

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    2021年01月24日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    フィンランドの教育は国際比較でもかなり高い水準なのですが、日本のアプローチとはまったく異なります。日本でそのまま当てはめるのがいいかというとそうではないんですけれども、教育制度を再考するきっかけにはなると思います。

    ◆シンプルな教育
    まず、フィンランド教育はとてもシンプルです。入学式や運動会などの行事はありません。
    校則も制服も部活もない。授業時間が少なく、テストも受験もなく、だから当然塾もない。日本だとちょっと考えられません。超絶ゆとり教育です。
    また、一斉卒業、一斉就職という概念もなく、仕事も有期雇用から入って、そこで合えば正規雇用という感じです。
    日本の仕組みは、就活から逆算して大学受

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    2021年01月01日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    フィンランドでは兵役があるというのが意外だった。兵役以外にシチズンサービスといって介護施設でのお手伝いなど別の国家奉仕へ置き換えることも可能。

    フィンランドの教育はもちろん素晴らしいが、日本も必ずしも悪くはないのではと思った。
    例えば学校行事。入学式や卒業式で節目をお祝いしたり、運動会や発表会などの練習して集大成を披露する場があること。賛否両論あるが、こういう行事はある意味強制で学校がリーダシップを張ってやらないと実現しなさそう。
    そういう意味では日本もいいところある。
    ただこのコロナ禍で、日本の教育の良さが体現しにくくなってしまっている。非対面、非集団に弱い。

    また、給食も日本だと栄養バ

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    2020年08月16日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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     フィンランドでは、12歳から様々な権利が与えられており、早い段階で自ら選択する体制が整っている。また、小学校の時点で第二外国語を選択でき(選択しなくても良い)好きな科目を作るチャンスが多いな、と感じた。良いな、と思ったのは「人生観の知識」という科目である。幼い頃から考える習慣が身につき、学びへの姿勢を体得できる教科だと思う。ただ、フィンランドの教育はなぜ世界一なのか、という問に対する答えは記述されていない。
     では、日本の教育のどういった点が問題でどうしていけば良いか、という点について記述されているとより良かった。

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    2020年07月25日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    義務を果たすことを求められる日本と違い、小さな頃から徹底して権利の教育がされているのは素晴らしいと思った。兵役制度には驚いた。全体的にあまり感情なく事実が淡々と書かれていて、読んでておもしろくはなかった…

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    2020年07月04日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    御子息を日本とフィンランドで育てた経験を主軸に、日本とは大きく異なるフィンランドの学校制度や教育方針等を紹介し、同時に日本の諸問題を問う本。

    社会人という概念が無いのはなかなか想像し難いですし、色々と驚かされました。

    世界一かどうかは、書ききれなかった向こうの問題もあるでしょうし何とも言えず(一冊で判断もしかねる)言い切りは本の方向性ともあまり合っていないようにも感じますが、タイトルで呼び込みたかったのでしょう。
    どうあれ、とても学びがあるし先鋭的だと良い刺激を受けました。示された日本の問題は想像の範疇だったり痛感する事が多いですし、是非あちらを、真似るではなく(それは無理)参考に、より良

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    2020年06月23日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    教育こそ、昔からの流れで変えられないものはない。
    それが既得権益という部分もあるだろうが、やっぱり何年かすると卒業してしまうために、顧客の声が反映されづらいという点が大きいのではないだろうか。
    「そもそも今でもこんなことやっているの、おかしくない?」
    そんな意見があっても、敢えてここをアップデートしようという力が働きにくいのだ。
    フィンランドは、人口や経済規模こそ小さいが、一人当たりGDPを見ると豊かで自由な民主主義国として知られている。
    これだけでも日本とは大きく異なる。
    日本は世界の中で相対的に比較すると、豊かで自由ではあるだろう。
    しかしフィンランドとは何かが違っていると思われる。
    なぜ

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    2020年04月25日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    大学の研究に活かせそうなくらい、かなり具体的に書いてあった。とにかく羨ましくなる文化、風土。読んだら日本がいやんなることまちがいなし。日本もどうにかして、こんなふうに合理的で健全な社会にできたらいいなあ。

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    2020年04月18日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    フィンランドの教育という題にもかかわらず,1/3以上は,フィンランドの社会倫理やフィンランド人の考え方の話題である.
    何でもフィンランド式が良いとは思わないが,参考になる点としては,自由度が認められていること,義務と同時に権利が明確なこと,ウェルビーイング(福祉とはちょっと違い,良く生きられること),など.

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    2020年03月31日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    子どもの権利、人権について、具体的に考えたことがなかった。権利は具体的に記述、共有されることで、効力が出てくると感じた。具体的な権利に応じ義務も具体的になる。自分の権利を認識することで、自己肯定でき、他社権利の重要性も理解できる。
    道徳とは漠然としたものではあるが、日本の道徳教育のアプローチより、フィンランドのアプローチの方が具体的で、論理的で、効果もあるように思えた。

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    2020年02月23日
  • フィンランドの教育はなぜ世界一なのか(新潮新書)

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    幸福度だけでなく教育も世界一。15歳の学習到達度で読解力や科学的リテラシーなどで1位だが、学力テストなし、受験なし、偏差値なし、当然塾もない。小学校から大学まで無償の上、小中では教材も無償支給、高校まで給食も無償。少ない授業時間で教員の長時間労働もない。人生観を育む独特の授業、'いかに学ぶかを学ぶ'ことに力点が置かれた教育。日本とフィンランドと両方の国で子育てをした著者の経験から、両国の教育の違いが語られている。学校の視点から教育を管理する日本、子供の視点から教育を考えるフィンランド。印象的な言葉として、日本語での登校と下校。学校を頂点に見据えた発想が垣間見える。フィンラン

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    2020年01月16日
  • フィンランドの高校生が学んでいる人生を変える教養

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    最初の章でフィンランドの教育は良い、日本の教育はダメというのを決めつけてから書いているように思い、あんまり読む気になれませんでした。
    それぞれの良いところだってあるはずです。

    ただフィンランドの良さを知りたかったから読み始めたのに、悪いところばかりを比較して並べるのは、偏っているような気がします。

    もちろん日本の課題はたくさんありますが、ここで述べられている背景は日本がダメといいたいがために持ってきたようなもので、語られるには少し薄いと感じます。

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    2025年10月05日