山田沙羅のレビュー一覧

愛と復讐の誓い

ジョアン・ロス / 山田沙羅

[あおいしろこ]

タイムスリップもの

100年前からタイムスリップしてきたヒーローと、ヒーローの妻の生まれ変わりで現代に生きるヒロインとのラブストーリーです。
先に漫画版を読んでいましたが、結末が曖昧な感じだったので気になって原作のほうも読んでみました。漫画版ではカットされた脇役の人たちの人となりが垣間見えたり、何より主人公二人の確実なハッピーエンドがわかり安心しました。購入してよかったです。

三日だけの花嫁【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】

スーザン・メイアー / 山田沙羅

とても面白かったです。
読む前にブログでも紹介したんだけど、今、ハマッて見ている韓流時代劇「7日の王妃」を彷彿とさせるタイトルに、ひとめで惹かれました。
タイトルから想像する限り、「悲劇の片想い」がイメージされます。
早速、取り寄せて読んでみました。
正直、第一印象というか少し読んだときの感想は、期待ハズレ。オビには「最高に可愛い〝思い違い〟」と書いてありますが、これって、可愛いというよりは、ただ思い込みが強くて自分勝手なだけでは、、と思えたんです。

ヒロインは四年間、ずっと一緒に働いてきた上司のジャックが好きで、いわゆる片想い。
ボスも含めた職場の仲間たちと出かけた打ち上げの食事で、事故に巻き込まれて頭を打ってしまった。それが元で記憶が混乱し、事故前まで夢想していた「私はボスの愛妻」という空想を現実と取り違えてしまったんですね。
事故そのものは偶発的なもので、ヒロインも巻き込まれただけの犠牲者です。だから、記憶と夢を混同してしまったのも仕方はないと思います。
ただ、必至で訂正して現実をヒロインに認識させようとするジャックを見ていると、ちょっと気の毒に思えてきます。
これを「可愛い」とは言えないだろう、「夫」と思いこまれた彼にとっては傍迷惑でしかないのではと読みながら、思ってしまいました。
まだジャックが彼女をひそかに好きで、付き合いたいと思っていたとかいうのならともかく、この時点で、ヒーローはヒロインをあまり女性としても意識していない。
言うなら、この出来事がきっかけで意識するようになるわけで。
こういうところが、最初は何だかなーと、共感できない理由でした。

ところが。
ヒロインの思い込みは予想外に早い時点で正され、彼女は正気を取り戻します。
ここからが良かった。
元々、良識的で慎み深い女性ですから、当然、元に戻れば、記憶を混同していたときのことを恥ずかしく思うわけです。
そんな彼女とジャックの絡み、接近したかと思えばまたすれ違うという二人の心が読んでいて、何とも、もどかしく切ない。
更に、記憶を取り戻してからのヒロインに対しては、むしろ読者として同じ女性として、同情と共感を覚えました。
ジャックは過去に結婚生活が破綻して、結婚や恋愛に対してトラウマを抱えています。そのせいで、自分がヒロインを好きだという気持ちも敢えて気づこうとせず、ヒロインが同じ職場にいては迷惑だというようなことまで言いだします。
これって、ちょっと酷くない？
冒頭ではジャックが気の毒でしたが、後半はヒロインの味方に－笑　なりました。
この辺り、読者の気もちをグッと惹きつけてそらさないのは、書き手の技量だと思います。
本当に読み応えがあり、意外な展開に最後まで一挙に読み終えました。
ありきたり－王道ロマンスばかりでは物足りないという方には、オススメの作品だと思います。
　

心なき求婚

ビバリー・バートン / 山田沙羅

エレベータの非常事故で狭い空間に閉じ込められた二人の男女が激しく惹かれ合い、ひとときの関係を持ってしまった―、物語りはそこから始まります。

たった一度きりの関係でヒロインは妊娠、しかも、相手の男性は彼女がこれから働き始めようとする会社の上司でした。
彼は彼女の妊娠を知り､結婚を決意しますが、彼女は愛のない結婚はすべての人を不幸にするだけだと拒み続けます。

衝撃的な始まりから幸福なラストまで読者をひっぱっていく魅力的な物語りです。おしまいの方で、ヒロインが早産しそうになるところは泣けました。

砕かれた情熱

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

[Ikm]

面白かった

©1984年テキサス
牧場主とインテリアデザイナー。
異色のカップルです。
牧場主のヒーローがバス代も無いほど貧乏で、ヒロインもお金が無かった。
可哀想なのは冒頭にしか出てこない弟。
不慮の事故で亡くなったのに、まったく出て来こず、薄情な2人でした。
この物語ではダイアナの寸止めを久しぶりに堪能できました。この時代は流行っていたのかしら？
お金が入ってたらいきなりリムジン乗って運転手雇うヒーローには？？？でしたけど、面白かったです。

恋はイタリアの薫り

ケイト・ハーディ / 山田沙羅

おぉ〜っもしれかったぁｗ
ボスと部下。
二週間だけの偽りの恋人。
これだけでワクワクするｗ
お互いが惹かれ合いながらも「駄目だめ」と焦れったく進む本書は時間も忘れて一気に読んでしまうほど魅力的なストーリーだった。

心なき求婚

ビバリー・バートン / 山田沙羅

行きずりの情事と思ったら、上司と部下で再会。そして妊娠。
ありがちな設定ではあるけど、描写が丁寧。
愛を信じないヒーローに、愛を示すヒロイン。
早く気付けよヒーローとイライラするけど、突然生まれ変わるよりも感動的ではある。
周りの人物も中々面白い。
記憶喪失のハンサムさんと、ヒーローが事情聴取された殺人事件が気になります。スピンオフがあるんでしょうかね？？

冷酷な口づけ

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

舞台：アメリカ・テキサス州・ジェイコブズ・ビル(架空の地)
久々のダイアナのテキサスの恋。
話がいろいろありすぎて、このページじゃもったいない感じです。８歳の年の差もこのあたりではそんなに差がないなー思ってしまうのでありました。
あのカルフーンが議員に立候補？なんて話も。テキサスだから大変そうですねー選挙も。
と思ったら、民主党だって。テキサス＝共和党ってわけではないのね。ダイアナも南部の人だからてっきり共和党だと思ってました。はい。
あの兄弟もこの兄弟も落ち着いちゃったなんて書いてあるし、総決算みたいに、いろんな人たちが出てくるのでこれで最後なのかなとも思ったけど、どうやら違うようだ。よかった、よかった。

めぐりあう絆 ハーレクイン・ディザイア傑作選【ハーレクイン・ディザイア版】

ジュディス・マクウィリアムズ / 山田沙羅

いかにもシルエット・ロマンスという感じ
登場人物がバラエティ豊かで
ヒーロー・ヒロインのやりとりが小気味よくて楽しい
（ライバルだからといって、ただぶつかり合うんじゃなくて
そこにユーモアがあったり、相手に揺れる気持ちが垣間見えたりして）

宿敵の口づけ

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

[Ikm]

©1979年

ダイアナの初期作品です。
面白かったので一気読みでしたが、それにしてもヒーローが酷い。
ヒーロー：牧場主　32才
ヒロイン：20才の無職（元秘書）
ヒロインはヒーローの妹とコロンバンでアパートを一緒に借りている。幼なじみ。その兄とは昔から喧嘩が多いとか・・・。ヒロインは婚約者（会社の上司？）に裏切られ、無職の処を嫌々幼なじみに言われ、ヒーローの牧場に滞在。
　
　その間もヒーローは言葉の暴力全開。
ヒロインを傷つけては、自分でムッとしている。
まるで子供。ここまで酷いと魅力に欠ける。ヒロインは深く傷つき、ヒーローの元を去る。
　
　ヒロインの両親の記述が一つもない。
その後のダイアナ作品に登場するヒーローより救いがないバカタレです。ヒロインの心の傷は相当深く、後半ヒーローの元に戻って来ても、ヒロインの心の傷に塩を塗る馬鹿者ヒーローでした。
　最後がページが足らないのか、タンタンタンとハッピーエンドは気に入らない。
　ヒーローをもっとギャフンと言わせて欲しかった。

無邪気な誘惑 年上と恋に落ち

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

[Ikm]

★3.7

マンガを先に読んでいたのでストーリーは知っていましたが、最後の求愛のシーンがマンガより長く、お父さんがお茶目でした。ヒロインはマンガより性格が強い感じでしたが、流石ダイアナ、テンポよく面白かったです。

悲しい約束

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

[Ikm]

途中は本当に悲しい

なかなか面白いかった。
c1984年です。テキサスシリーズ始まるまえかな？
ヒーロー、ヒロインそれぞれ心に深い傷を負って、たぶん出会った時から心では分かり合ってはいるが、理性とプライドが立ちはだかっている。
お互いを想いやる気持ちが歯がゆく、少しづつ歩みよっていく様が良いです。
読み終えて、二人とも幸せになってね。って思わず祈ってしまいました。
ヒーローの弟が良い人っぽいので弟の話はないのでしょうか？

フィアンセは偽物？

エリザベス・ハービソン / 山田沙羅

コミック既読
マットと両親がいいひと達すぎて現実感がない。
最初から凄い両思いなんだけどそこからちゃんと気持ちが深まっていく様子がよくわかって大変よろしい。

かなわぬ初恋

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

いつものダイアナで満足という意味では☆４
でも、ヒーローの思い切りの悪さは☆３
1979年の作品でヒーローの心情がちらっとしか出てこないので、
激しく思っているのは感じられても、あそこまで年齢にこだわって
自分のジレンマをヒロインにぶつけるのは謎。
でも、それがダイアナって感じ。

春に天使が舞い降りて

ダイアナ・パーマー / ベティ・ニールズ / 山田沙羅 / 原田美知子

「悲しい約束」
ダイアナ・パーマー
盲目ヒーローと看護婦ヒロインの話。
ヒロインの儚げでいて凛とした美しい印象を与えてくれる台詞や動作に１ページ目でヒロインの虜に。
ヒーローは傲慢で短気で癇癪持ち。でもヒロインと対話するとそれさえも素敵なヒーローに見えてくる。
うん。さすがダイアナパーマーさん。尊敬するわぁ。


「少しだけ回り道」
ベティ・ニールズ

テキサスの恋 スプリング・アンコール III

ダイアナ・パーマー / 松村和紀子 / 山田沙羅

『ガイ』は素直に楽しめます。『実らぬ…』はいつものダイアナです。ただ、深刻な鬼畜になるのではなく、まぬけでかわいげのある鬼畜です。笑っちゃうシーンが多くてテキサスシリーズでも評価は上の方です。ハート家のビスケット逸話は毎回いいですね。

心なき求婚

ビバリー・バートン / 山田沙羅

購入済み

内容（「BOOK」データベースより）
嵐の夜停電で止まったエレベーターに閉じこめられ、ペイジはパニックに陥った。乗り合わせた見知らぬ男性に慰められるうち、親密なひとときを過ごしてしまう。ふだんの自分とあまりにかけ離れた行動に動揺し、ペイジは逃げ出すようにその場を去った。もう忘れてしまおう。そう決意したものの、新しいボスのジェイリッドを見て、ペイジは凍りついた。まぎれもなく、彼はあのときの男性だったのだ。

よくあるべたな展開。
忘れてしまいたい過去の出来事の相手がボスになる。
でも一番近くにいるのがボスだったりもするので、展開がこきみいい。
閉所恐怖症は高所恐怖症よりつらそうだなぁ。。。。

You Must Remember This by Beverly Barton

めぐりくる運命

ナンシー・ウォレン / 山田沙羅

メルセデスの経営するエステ店が入っているオフィスビルでは、毎週月曜に、恋人募集中の女性が集う秘密の会合がある。魅力的だが自分には合わない男性の名刺をみんなから集め、くじのように一枚引いて、その男性とデートをするのだ。その日メルセデスが引いたのは、過去に自分が捨てた名刺だった。弁護士のデニス―代々多くの有力者を輩出する名家の子息だ。二カ月前、デート中にデニスの両親とばったり会ったとき、彼がメルセデスといたことを恥じたため、彼女は別れを決意した。再びデニスに会うなんてありえないと思った矢先、仕事の都合で彼に連絡せざるをえない状況に陥ってしまい…。明るく機知に富んだストーリー。

愛に臆病なヒロインは珍しいかも。普通は反対が多いから。でもヒロインの一生懸命な生き方は好感が持てるし、その姿勢もいい。

秘密の夢

シャロン・サラ / 山田沙羅

[eri]

シリーズ物なので…

シリーズの数本しか読んでいないので話がわからない部分はあるのですが、この作品のストーリーだけを考えるとシャロン・サラにしては少し平凡だったかな。H/H共に好感は持てるんだけどキャラとしては普通という感じ。サラッと読めました

心なき求婚

ビバリー・バートン / 山田沙羅

停電したEVに閉じ込められたｈ/ｈ　初対面でEV内でhotで妊娠(展開はや！）
ヒーローが求婚するが、頑なにヒロインは拒絶する　ここの引っ張りが延々と続くので、ヒロインがだんだん頑固者に思えてきた　早産の危機を乗り越えてヒロインもやーっと素直になる　☆3.5

冷酷な口づけ

ダイアナ・パーマー / 山田沙羅

[Ikm]

テキサスの恋29

29作目になると、登場人物が増えて覚えられません。本の紹介では、もう少しヒロインの性格は引っ込み思案かと思いましたが、ハッキリした性格でした。
ヒーローもヒロイン程魅力を感じなかったのは、途中色々出てくる街のその他のヒーロー達にお株を奪われた感が強く、兎に角一杯出しすぎな気がしました。