藤垣裕子のレビュー一覧

  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    東大の知人に、「頭のいい人を集めてディベートさせればイノベーションが起きると思ってるんじゃないかな?」と過去に聞いたことがある。
    当時はそんなものかと思っていたが、こちらの本を読んでちゃんと意味があったんだと理解できました。
    新たに得た知識を深い学びに変えるには、人に説明したり、議論を戦わせることが必要で、良く知らないとそれができないからだそう。

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    2020年03月29日
  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    ネタバレ

    同じ事を繰り返し言っており多少の退屈感は否めないが、知識や情報の量よりそれらをベースとして自分の頭で考えることや、課題を見つけ、異分野の人同士で議論し、より良い解決策を探すことが重要と分かった。

    求められるのは課題解決力。情報を選び、他の情報と結びつけて活用する。情報をもとに考える。これらはビジネスの現場だけでなく私たちの普段の暮らしにも必要だろう。この力が足りない、議論が議論になっておらず相手に感情をぶつけるだけになっている人は私を含めて多いと思う。

    相手の立場を想像する力や、相手へのリスペクトがあれば「暴言→謝罪→辞職」のコントも減るはず。口にする前に自分の頭で考えることができれば。

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    2021年07月28日
  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    教養とは何かを深く考えさせる本。
    今の学力向上一辺倒の教育界は一旦立ち止まってみるのもよいのでは。子供に無駄な学力、無駄な時間を過ごさせてはいないか?よく考えてほしい。

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    2020年10月07日
  • 科学者の社会的責任

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    科学者であれば、自分が何のために研究を行うのか?思い悩むことがある。自らの研究ステージに応じてその答えは様々で、時とともにその答えは変遷する。これまで様々な知識人が述べてきた社会的責任についてよくまとめられていると思う。ただ、何かが自分の現場にフィットしない。そんな感じを受けるかもしれない。答えは自ら見つけるものである。

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    2020年05月04日
  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    最後の賞を読むと筆者らが考える教養を身につけるために実践すべきことがある。
    正直目新しいことは書いてないので、サブタイトル等を流し読みで良い。
    異なる意見、異なる専門分野にも意識を傾け、吸収し、自分の軸は持ちながらも多様な考えを持とうということを筆者たちは勧めている。
    教養は知識量ではなく、知識を土台とした考える力と説いており、考えが改まった。

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    2024年02月22日
  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    ■同質性の中にいては教養は身につかない
    ■「正解探し」の癖を自覚する
    ■「どちらが正しいか」を競わない
    ■してんを切り換える、アリの目、鳥の目、時間軸
    ■コミュニケーション不全は容易に発生する

    気付かされることが多かった。

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    2024年01月28日
  • 「専門家」とは誰か

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    専門家とジャーナリズムの比較等があった。討論ではなく大学の研究者がそれぞれの専門において専門家について述べたものである。
     学生にとってはあまり役に立つものではないような気がする。

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    2023年01月10日
  • 「専門家」とは誰か

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    隠岐さやかさん、瀬川至朗さんの論稿が面白かった。
    隠岐さんの論稿は、近代フランスにおけるprofession(法律家・聖職者・医師等の、特定領域での公的判断を行う者)とexpert(個別領域における技術的な助言を行う者)の関係性を取り上げ、expertがどのように地位を確立していったかについて文献に基づいて解説している。
    瀬川さんの論稿は、自らの記者としての失敗経験をもとに、記者としてどのように専門家への取材に臨むべきか、専門家としてどのように記者からの取材に臨むべきかの提案を記載している。

    その他たくさんの著者による論稿があるが、誰がどのような視点で稿を寄せているのかを、冒頭でまとめておい

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    2023年01月05日
  • 東大教授が考えるあたらしい教養

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    新しい教養というタイトルの通り、頁を進めていく中で、「教養」についてスイッチが作動した感じがあった。薄い本の中で、何度も同様のキーワードが繰り返される感じが私には感じてしまった。

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    2020年09月25日
  • 科学者の社会的責任

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    科学のあるべき姿は常に社会とのあり方と共にある。科学側に求められる元とともに社会の側も理解しておくべきだと思う。

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    2019年01月29日