滝沢友紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ゴミと清掃員の話かと思いきや、人生観や子どもからの気づきもあり、ゴミを取りまく人々の話でもあった。
なんとなーく出してるゴミから人生や生活が見えるっていうのは少し恐ろしいと感じた。
時々ある「みてるよ」という目のイラストコマがリアルでどきりとさせられる。
著者に一点ツッコミたくなったのは「ガキ」の話。
「幼児にゴミは人気だけど、小学生は臭いと嫌がる」といっていたけれど、私の小学校では人気だった。ゴミの工場に行って見学した時も興奮しっぱなしだったし、周りの子たちもキラキラと目を輝かせていた。もちろんゴミを捨てに行くのは少し嫌だったけどちゃんと捨てにいっていた。普段の生活にゴミ捨てが組み込ま -
Posted by ブクログ
芸人だけでは生計が立たず、ゴミ収集業に関わっている筆者について、奥さんが漫画を書いているエッセイ。
好きな芸事だけで生きていけないということは大変なことなんだなと思う。
ガンで亡くなった30代働いていた仲間(内山さん)の言葉が印象的
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「オレ思ったんす 苦しんで闘病する姿より死ぬ前日まで働いている姿を子供には見せたいなって」
「美しいとか綺麗とか考えている暇あったら、そのスペースを子供のことで埋めたいっすねぇ」
彼は有言実行した 亡くなる前日までではなかったが 内山さんは亡くなる3日前まで働いたそうだ
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この本の最後の方の筆者の言葉
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そうだ 答えは自ずと -
Posted by ブクログ
お笑い芸人マシンガンズのツッコミ担当、滝沢秀一さんのゴミ清掃員の仕事を通して学んだことを、奥様の滝沢友紀さんが漫画化。ゴミ収集の仕事の実際がわかるコミックエッセイ。
職業に貴賎なしというけれど、貴賎があるとしたら、その人の働き方、仕事に対する考え方や姿勢次第といえるのだろうな。と思ったのは、末期がんで、亡くなる三日前まで働いていた内山さんのエピソードを読んだ時。最期まで、働く姿を子どもに見せたい、日常を極限まで重視した彼の「桜は、ただの花っすよ」に全身を揺さぶられた。それより、子どもの笑顔だと。
嬉しいことの中にも苦はあるし、不幸や不運の中にも救いや希望はあるし、結局自分がどうありたいか、どう