橋本倫史のレビュー一覧

  • 水納島再訪

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    水納(みんな)島は沖縄県本部半島沖に浮かぶ面積0.47平方キロ、人口わずか20人ほどの小さな島だ。 三日月の形をしていることから「クロワッサン・アイランド」と呼ばれ、さまざまなマリンアクティビティが楽しめることから年間7万人もの観光客が訪れる。
    著者は2015年春に初めて訪れ、島の雰囲気を気に入り、毎年のように足を運んできた。        そんな中、親しくなった島の民宿のオーナーが発した「このまま行けば無人島になる」という言葉をきっかけに、水納島のことを記録しておかなければという思いにかられる。
    そして書き始めたのが、この本、2021年4月1日から4泊5日の滞在記だ。
    著者は見た景色や島民の

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    2024年05月27日
  • 水納島再訪

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    こんな濃密な時間を たった数日の何もしていない?滞在記で 体験させてくれるとは。
    自分の住んでいない所を訪れる旅で 何もないようで 何かがある そんな 素敵な本でした。
     時間の過ごし方が素敵です

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    2023年05月19日
  • ドライブイン探訪

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    昔は国道沿い等によくあったドライブイン。そこを訪ねてのルポ。記事にするのには3回訪れるとのこと。

    ドライブインは個人経営なので、ドライブインの歴史は人や家族の歴史であり、その土地の歴史となっている。ドライブインそのものもいろいろあって面白いが、そこを立ち上げ働いている人が面白い。

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    2020年02月19日
  • ドライブイン探訪

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    昭和生まれでも家に車が無いと馴染み薄いなあ、ドライブイン。それでもなんとなく雰囲気は伝わってくるのが不思議。色んな家族の歴史があるなあ。どの店も、一度はもの凄く繁盛したことあるのが時代なのかな。最後の鹿児島の話が特に良かった。軍国酒場って言いながら、軍国なんて大嫌いで、戦争行った事無い奴の話は聞かないって、素敵。お互いの意見をちゃんと聞く、それが出来ない奴が多過ぎるから変な時代になるんだよね。戦前生まれなのに奥さんを名前でさんづけするおじいちゃん、最高(๑•̀ㅁ•́๑)✧

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    2019年12月03日
  • ドライブイン探訪

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    ドライブイン全盛期を懐かしむような内容…かと勝手に想像していたんだけど、なんと著者は30代後半で、恐らく物心ついたころには斜陽だったんではなかろうか。もちろん場所にもよるだろうけど、同年齢の自分の記憶にはすでにあまり残っていない。
    だというのに、実際に複数回は現地に赴き、とても丁寧な取材を重ね、必要であれば地域史や専門誌を紐解く…と、どんどん引き込まれていく。特に、岡山の「ラ・レインボー」探索回は、ミステリのような面白さも味わえた。
    読み終えて、地元や遠出先のドライブインを訪ねたくさせる、そんな一冊だ。

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    2019年07月15日
  • ドライブイン探訪

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    橋本さんが「マツコの知らない世界」に登場して、俄然興味を持って本書を紐解いた。橋本さんがドライブインに興味を持ったのは、10年前と最近だ。この間に200軒のドライブインを訪問し、記事を書くためには、印象深かった店を再訪し 、一日ゆっくりと顔を覚えてもらって、そこで記事化の許可をもらい、やっと後日足を運んで取材する。典型的なノンフィクション作家なのである。

    よって、昭和回顧的な軽い読み物ではない。「マツコ」で指摘している通り、「ドライブインには家族の歴史が詰まっている」それは即ち、昭和の側面史にもなる。当然、ドライブインが作られる地域独自の背景(ハイウェイ時代、米国統治、瀬戸大橋時代等々)も詳

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    2019年05月11日
  • ドライブイン探訪

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    私の出身は札幌市だが、父親の実家が日本海沿いの田舎町であるということもあり、幼少の頃は自動車で3時間ほどかけて墓参りに行く習慣があった。当時、その道筋には何軒かのドライブインがあったと記憶している。その寂れた雰囲気とは裏腹に、日本海の新鮮な海産が食べれるドライブインは、一種の原体験として印象に残っている。

    本書は平成も終わる現代に消えつつあるドライブインを静かに訪問し、その成り立ちなどを丁寧に聞いて回ったルポルタージュである。登場するドライブインの多くは1960-70年代に創業された店が大多数を占める。それは、高度経済成長により道路インフラが投資され、国民にレジャーという娯楽が浸透した時期で

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    2019年02月11日
  • 水納島再訪

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    ノスタルジック。
    離島に住むというのは贅沢なことだと思う。

    払ってもいい金額:500円
    貼った付箋の数:2

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    2025年11月19日
  • 観光地ぶらり

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    今年仕事以外で初めて一人旅をしてとても楽しかった。この本ではぶらりと言いながら、あとがきにもある通り綿密に調べて観光地を訪れている。ぶらりと行ってのんびり過ごすのも時間があれば良いと思うけど、やはりその土地の名所や歴史を調べていくから満喫できる部分もあると思う。また一人旅がしたくなりました。

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    2024年09月03日
  • ドライブイン探訪

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    日本全国のドライブインを訪ね歩き、そこで働く人達の軌跡を中心に取材している。マイカー時代や高度成長期の到来で隆盛を極めた頃と今を振り返る昭和テイスト溢れる本。

    どのドライブインもほぼ例外なく「全盛期は朝から晩まで毎日働いた」「今は立ち寄る人も激減し、存続するか否かを考えている」という話題が出てくる。自販機食材のブームなどで健闘しているドライブインもあるが、やはり時代の趨勢には抗えない。

    全盛期の活気と、長距離ドライバーだけでなく地域住民との交流も懐かしく語られている。ドライブインはその外観も観光資源となり得るので、「古きよき新しさ」が少しでも多く残っていくのを願いたい。

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    2024年04月13日
  • ドライブイン探訪

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    作者の方と、大好きなピースの又吉さんのトークライブきっかけで買ってみた本です。自分はドライブイン自体にはそれほど馴染みはないけど、一つ一つのお店にその店主の家族の歴史があり、また土地土地の歴史が確実に繋がっていて、それが大袈裟ではなく素のまま記されていてとても楽しかった。特にエピローグのお店を切り盛りしてきたご夫婦の話は、とても波乱万丈で忘れられない。自分は都内在住で免許を持っていない人間だけど、それもそれほど珍しくない。またそれも時代の流れなのだなと思う。

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    2020年08月03日
  • ドライブイン探訪

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    モータリゼーションに呼応して各地で生まれたロードサイドの飲食小売店。ファミレス、コンビニ、道の駅など、競合事業者の増加により衰退した業態。一方で、個々に視点を合わせてみると、個人事業者ゆえのドラマに溢れている「おもしろい」業態。よって、合理性、費用対効果で検討するなら、利用する選択肢に入れない人々が多いのだろう。自動運転技術によって人が休息する必要性が減少すれば、衰退することは避けられない気もするが、寂れた街の喫茶店や場末のスナックが愛されているように、再び旅人の余った時間を埋める存在になるのかもしれない

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    2019年06月11日
  • ドライブイン探訪

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    ネタバレ

    コンビニなんかなかった時代の、車で移動するのが今よりずっと大変だった時代の、ドライブイン。知っている名前が出てきてびっくりしたり。

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    2019年03月28日