お股ニキ(@omatacom)のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「セイバーメトリクスの落とし穴」と同様に多くのデータが示されており、これまで見えていなかった部分にも興味を引き付けられた。
監督の采配、球場の広さ、選手の補強と育成、DH制とユーティリティプレーヤー、フライボール革命など他書ではあまり分析されていない話題が新鮮だった。
今年からメジャーに行くことになった、山口、筒香、秋山についても触れられている。
山口については、前田、田中タイプでメジャー適正が高いと言っている。ならば10勝程度は見込めるのか?私は疑問ありだけど。
筒香、秋山にはチャンスがあるという程度の評価だがとりあえずメジャー入りできたので期待する。
過去のデータと見比べると筒香は福留、 -
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野球好きなら今では知らない人はいないであろうお股ニキさんの通称『お股本』。
ダルビッシュとのやり取りで有名ですが、ダルビッシュだけでなく、ホークスの千賀滉大、高橋純平、和田毅、大竹耕太郎も読んだ名作。
名作というのは目次から「オラ、ワクワクすっぞ!」ってくらい高まるもの。各章で必ず刺さる項目があるのが良くて、大抵中弛みになる傾向になる中盤(本作なら4〜6章)も目次の時点で面白いです。
以下、箇条書きで感想を書いていきます。
・野球の技術論(正確にはお股ニキの見方・考え方のエッセンス)についてメインに書かれているが、本文や脚注に選手紹介や用語解説があるから読む前は詳しくなくても大丈夫!ただし -
Posted by ブクログ
本書を語る上で、触れなきゃいけないのは著者のこと。野球経験は中学野球部中退。しかしながら、野球好きが高じて膨大な数の試合を観戦、そこから得た知識と独自の研究が加わり、プロ野球経験者顔負けの慧眼と分析力。そこに分かりやすく伝える卓越したアウトプット力が加わり、Twitterにて監督采配や投球術について鋭い考察を連発。ちなみにこういう人を「プロウト(プロの素人)評論家」と呼ぶそうな。
ある時、ダルビッシュについて発信すると、なんと本人からリツイート。交流はそれだけに留まらず、ダルビッシュに伝授した“お股ツーシーム”を実際の試合で投じるという、著者の指摘の鋭さを裏付けるとともに、ダルビッシュの良き -
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本書は,セイバーメトリックスに代表されるデータ分析によった選手評価・球団経営を批判し,「本当にファンが求めている野球とは何なのか,エンターテイメントと結果重視のバランスを再考する」(27頁)ことを目的としている。
著者であるお股ニキ氏はTwitterのハンドルネームであって,もちろん本名ではない。しかし,いよいよ出版業界にも,HNとアカウント名で書を著す時代が来たものだ。
本書の構成は,第1章で野球を再定義したのち,第2~3章でピッチング論を投球術と変化球の側面から,続く第4章でバッティング論,第5章でキャッチャー論,第6章で監督・采配論,第7章で球団経営・補強論,第8章で野球文化論を再 -
Posted by ブクログ
大学まで野球をやっていた者です。
打者の目線のブレ、再現性、確率論、、、野球を現役でやっていた頃には薄々気づいていたが、なかなか自分では口でうまく説明できなかったところを、言語化して論理的に解説してくれて、思わず相槌を打ちながら読み入ってしまった。
投手の話(変化球の回転など)は難しかったが、また読み返して理解を深めたいと思う。
完全なタラレバだが、現役時代にこの本に出会っていたら多少は考えが変わっていたのかな?まぁ理解が追いつかなくて投げ出しているかもしれないけど(笑)
とにかく今でも極たまにではあるが野球中継を見たりするので、目線を変えて観戦してみたいと思うし、これからも野球のことを深く知 -
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野球の見方が変わる
著者のデータにもとづく分析力に驚きです。野球に直接関わらないからこそ客観的に見ることができるのだろう。
最近の野球はいろいろな指標が開発されて何が何だか分からなかったが、この本を読んで少しは理解できた。
配球や球種など、野球中継を見るときの見方が変わりそうだ。