望月優大のレビュー一覧

  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    2019年からの「外国人材の受入れ/総合的対応策」にかかわる解説としては、これを読めばばっちりな1冊。ただ、日本の外国人政策の根っこにある在日コリアンの歴史にほとんど触れていないのが、竜頭蛇尾というか画竜点睛を欠くというか…というのが私のちょっと不満なところです。ゆえに☆4つ。

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    2020年10月14日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    入管制度の建前と実態の乖離、そのことがもたらす人権問題の現状をコンパクトにまとめている良書。過度に感情によらず、数字に基づきつつリアルタイム感のある報告。良い本。

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    2020年08月21日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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     政治の足下を見つめるための本。現在の内閣だけでなく、ずっと問題を解決せずに、矛盾だけが大きくなって、最早。
     不可視という視点を持つと、「移民」だけでなく、本当にいろいなものが隠れていることに気付かされる。

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    2020年06月11日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    総人口が減少する中で、外国人の労働に依存する社会になることは確実だが、実際に働く外国人に対する政府の施策はもどかしい感じだ.差別はどんな社会にも存在するが、お互いが支援しあう形での共存はできないのだろうか.日本人だけが住んでいるのではない.この日本には.複雑な読後感が残った著作だ.

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    2020年04月29日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    日本の「移民政策」について、基本的なことから組み立てて論点を明らかにしている。
    とにかくエビデンスベースを徹底しており、この一冊だけでかなりの情報量(図表50点以上らしい)がある一方、さすがにデータを見せられ続ける疲れもある。
    移民政策は、日本が安価でフレキシブルな外国人の労働力をどのように取り入れるかという制度設計であり、もともとが行政の裁量が広く、外国人に不安定を強いるものである。外国人労働者の増加は非正規雇用の増加と重なるという指摘はその通りだと思う。
    日本は外国人の単純労働は受け付けないとしてフロントドアを狭くしつつ、事実上、技能実習生や留学の資格者に単純労働をさせている。しかし、外国

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    2020年02月18日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    日本国家による移民政策とその排除を中心に描いている。個人的に日本の難民政策に関心がありその参考資料として選んだがあまり難民政策については語られていなかった。しかし、日本国家によるいわゆる単純労働者の受け入れは非常に都合の良いもので外国人の権利保証の観点が明らかに欠落している。入管の問題もさることながら外国人労働者への抑圧もしっかりと直視するべきだと改めて感じさせられた。

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    2019年12月23日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    日本が「移民を受け入れない」という体裁を保ちながらも、外国人労働者をいかに受け入れてきたかが分かる。日本の移民政策の矛盾は、2019年4月の特定技能制度導入に伴い、解消の方向に向かっているといえる。しかし、「外国人の権利を見直そう」という人道的な見地から見直したというよりは、深刻な労働力人口の減少を背景に、単純労働を正面から受け入れざるをえなかくなったように感じる。ブローカーの監視体制など、課題も多い。また、制度導入後、外国人労働者に関する議論が非活発化したようにも感じる。この本が指摘する移民政策の問題・課題をより多くの人が認識し、建設的な議論がなされるべきだ。

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    2019年07月31日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    在留外国人が300万人を超える日はすぐそこまで迫っている(p178)
    「移民」を否認する国は、「人間」を否認する国である。人間を否認する国とは、社会の中でしか生きられない私たちから社会的な支えを剥奪する国である(p216)

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    2019年03月26日
  • 密航のち洗濯 ときどき作家

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    第一次・二次大戦前後で朝鮮と日本を行き来して生きたとある男の人とその家族をいろいろな資料からみてみる、という本。
    国籍ってこういう形で為政者の都合で決められてしまうこともある。グローバリゼーションや国籍について考える日々だけど、そもそも正常な国交がない時代に無理やり決められたものだってあるのだ。
    国って何だろうね、と思った。

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    2025年11月13日
  • 密航のち洗濯 ときどき作家

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    著者が日本や第一共和国時代の韓国を批判するのは勝手だ。この本には尹紫遠は金達寿や同じ密航組の尹学準といった当時は総聯に所属して後に「季刊三千里」の同人となった人達と一緒に映った記念写真が掲載されているが、彼は昭和28年に創元社から再版されて翌年に岩波文庫から刊行された金素雲の「朝鮮詩集」の解説を書いている。こんな事は「首領」や朝鮮労働党の指導に反する事を主張すればただでは済まない北朝鮮はもちろん、当時なら韓国でも出来ない。日本に密航したからこそ差別は受けて貧しくても相対的には韓国でも北朝鮮でも体験出来ない自由を味わえたのではないのか?「「在日朝鮮人文学史」のために」は朝聯・民戦・朝鮮総聯の記述

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    2025年09月06日
  • 密航のち洗濯 ときどき作家

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    正直、読みやすさという面では振り仮名漢字がとても多いし、特に他国の漢字名前はすぐに覚えられなくて苦戦した。
    ただ内容的にはとても貴重な内容だと思う。在日朝鮮人、在朝日本人、国際結婚ゆえの国籍問題、事実としてあったことを知らなければならないと私は思う。
    一部本文から伐採させてもらうと
    【あまりの多くの人々が、国家の「安全」の名目で命を奪われ、その犠牲自体が隠蔽されていった。誰かが書かなければ、その死と殺人は忘却の穴に落ちる】
    そうさせてはいけない。

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    2025年07月20日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    日本における移民対策をわかりやすく記している。島国の民族主義はグローバル社会においても外国人を偏見・差別して労働力として搾取しようとする。この浅ましさが行革や制度によって外国人を虐げている。どこが多様性なのか、無関心ではいけない、無力を痛感する個人として声をあげ続ける。移民問題しかり難民・避難民とトリッキーな区分けをせずに堂々と外国人を受け入れる度量を見せなければ、この国は蚊帳の外に追いやられる後退国となるであろう。助けることを無下にして助けられるなんておこがましい。

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    2022年04月12日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    本音と建前。知らず知らずのうちに私たちの深層に刷り込まれている文化なのか悪習なのか。臭いものに蓋、ねた子を起こすな、知らないまま過ごすこともできるのだろうが、そろそろ知るべきだ。
    併せて、私たちの祖先たちが移民となり棄民となった事実も知るべきだろう。

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    2021年07月14日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    ☑︎日本は「遅れてきた移民国家」
    ☑︎移民を否認する国は、人間を否認する国
    ☑︎これは「私たち」の問題

    日本に暮らす外国人の方々の現実について、詳しく知ることができました!

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    2021年06月02日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    コンビニや飲食店の店員さんだけじゃなく、農業とか弁当工場とか、見えないところで技能実習生や留学生が日本を支えている/支えさせている。

    「店員さん外国人やな」から、彼ら彼女らの生活にも思いを馳せたい。

    技能実習生、留学生を都合のいい労働力として一時的に使っている現状を豊富なデータで分かりやすく示した入門書。

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    2021年03月04日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    外国人労働者に関して全然知らなかった、知ろうともしなかったことを思い知った。反省。毎日目にする彼らを移民とすら認識していなかった。建前も苦しくなってきた昨今、どのような道を選ぶのか、きちんと考えないといけないなと思った。

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    2020年08月19日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    望月優大(1985年~)氏は、東大大学院総合文化研究科修士課程修了後、経済産業省、Google、スマートニュースなどを経て、現在(株)コモンセンス代表取締役。日本の移民文化や移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。
    本書は、2019年に出版され、現在の日本における「移民」の状況について、これまでの統計上の数値、法律的な扱い・位置付けの変遷等を踏まえて、考察したものである。
    著者は、本書を著した理由を次のように語っている。「日本では長らく「移民」という言葉自体がタブー視されてきた。日本は同じ言葉と文化、歴史を共有する「日本人」だけの国であることが当然とされてきた。今でもなお政府

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    2020年04月08日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    移民社会日本の現状がよく分かる。とくに技能実習から特定技能への制度の変遷は分かりやすかった。在留資格についても勉強になった。

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    2019年12月07日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    冒頭に引用されている文章は30年以上前に書かれたもの、しかし現代の日本でも違和感の無いような内容だ。その当時から確かに存在する「移民」を、いまだに日本政府は認めようとしない。その裏で労働力は受け入れようとする矛盾。日本の移民政策・取り巻く環境への理解が深まった。

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    2019年10月01日
  • ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実

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    冒頭の文章から左派リベラルな匂いが漂っていて心配したが、本文ではイデオロギーは抑制されており、無難な良書だった。

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    2019年07月29日