望月優大のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
移民・外国人労働者をめぐる問題について、最も最近書かれた入門書、とでも言ったらよいだろうか。在留資格「特定技能」の新設も含めて、これまでの政策の流れ・政府の意図がまとめられているので、問題の概要を把握するには悪くない。ただ、机上でデータをまとめ、わかりやすく分析しただけ、という感じもする。内容的に新しいものがあるわけでもない。最新の入門書としての意味はあるが、現場の様々な取り組みに軸足を置いたものではなく、討論会の論点整理には役立つが、この問題に苦闘している現場への共感を引き起こすものではない。もちろん一冊の新書に多くを求めるのは不適であるが。