塩谷歩波のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「銭湯図解」の著者が図解を中心に2017~2024年までに
描いた136作品を納めた初の作品集。
・はじめに
1 銭湯図解 2 建築図解 ・インタビュー
3 建築ノート 4 空想の建物 ・図解メイキング
まず全体のディテールを眺め、それからルーペを片手に
細部を愉しむ。何枚か拡大があるのがありがたい。
日本の居心地の良い雰囲気が漂う銭湯と元・銭湯。
フィンランドのサウナと日本のサウナ。
勤務していた小杉湯は、思い出を込めてか詳細に。
建築図解は、パン屋、喫茶店、ワーキングスペース、
レストラン、茶室、シアターなど。
水族館図解や高円寺図解もあるし、本になった純喫茶図解も。
インタビューは -
Posted by ブクログ
『銭湯図解』の著者による喫茶店18軒の魅力満載の図解。
・はじめに
第1章 ノスタルジックな純喫茶
第2章 豪華絢爛な純喫茶
第3章 音を楽しむ純喫茶
第4章 ひとクセ光る純喫茶
Column1~4
・おわりに
行ったことのある店がある。
古書店街で疲れた足の癒しの場所。
行ってみたい店がある。
入りにくいイメージを消す図解が誘ってくれる場所。
描いて欲しかった店がある。
かつて足しげく通った思い出は
今でも心の片隅にある場所だから。
アイソメトリックという建築図法で描いた純喫茶の
個性的な店内の様子が詳細で、更に、描き込まれた人たちの
姿が生き生きとしています。その雰囲気 -
Posted by ブクログ
有名な喫茶店を図解した本。作者の方が建築学部を出て建築関係のお仕事をされていたからこそ、上から見た喫茶店を覗き見ることが出来る。細かい、とにかく細かく丁寧にお店の図解が描かれている。ここが入口か、この棚にはこんなものが飾られているのか、ここがこだわりなんだなとじっくり見ていると本の中に迷い込むよう。お茶をしている人たちも丁寧に描かれていて架空の人や、店主から話を聞いた特徴的な人や作者本人などがこれまた細かく描いてあって、ウォーリーを探せみたい。
こんなに丁寧な本がたったの1500円、感謝しかない。上から描くなんて間取りとか家具の大きさとかバランスが難しく普通の人なら出来ないけど、建築学科の方 -
Posted by ブクログ
『銭湯図解』の著者による図解第二弾のテーマは都内の純喫茶。
前作に続いて、アイソメトリックという建築図法で描かれています。斜め上方からの離れた視点で、天井を透過して建物の内部がこと細かに描かれているわけです。そこには架空のお客さん、著者の身近な人、実際にいるお客さんなどの人物がやわらかく水彩で描きこまれもしていて、絵のタッチといい、とてもやさしくて落ち着くような、安らげる空間として感じられるのでした。
図(絵)という形で純喫茶店に触れているのに、空疎さがなくて豊かな気分になれるんですよね。親しみが持ててしまう。
この図解のなかに、どんな音がしていてどんな匂いがしているか。それが知りたくな -
Posted by ブクログ
ネタバレ週末、地元のギャラリーで著者の個展が開催されていたので足を運んだ。
『銭湯図解』が出た頃、なんなら小杉湯からのご縁だ。
4/16に最新著作『純喫茶図解』が出たことを受けての個展で、立派な額装の作品に、あれこれのグッズも置いて、なかなか立派な個展でした。
著者ご本人もいらしてて、改めてご挨拶(小杉湯の番台に居た頃、見てるはず)。『銭湯図解』はわが家の愛読書だし、交互浴をしっかり楽しむようになったのも、小杉湯の中に掲示されていたイラスト解説があってのこと。
で、新刊の『純喫茶~』ではなく、作品集のこちら、Web.掲載の図解も含めた大判のこちらを購入した。
うちの奥さん、「アルプス温泉が載って -
Posted by ブクログ
味のある銭湯23+1の魅力を繊細な水彩画で紹介&エッセイ。
第1章 銭湯を知る 初心者コース
第2章 銭湯を楽しむ 上級者コース
第3章 銭湯を極める マニアックコース
第4章 銭湯を味わう 人情味コース
紹介された銭湯のリスト(データ)有り。銭湯の基本、コラム有り。
かつて街のあちこちにあった銭湯もその数を減らしています。
しかし、数は少なくなったとはいえ、何とも言えぬ魅力有り。
そんな銭湯の愉しさと効用を伝えてくれる本です。
アイソメトリックとい建築の図法で描かれた銭湯の内部。
精密な俯瞰図でありながら、手書きの温かさでほんわりした感じ。
紹介文は軽い訪問記で、あっさりしたもの。それでも