高木瑞穂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ覚醒剤がどこから日本に来ているのか想像もしたことなかったが、韓国・フィリピン・タイ・米軍様々にルートを変え戦中から日本に流れ続けているというのは衝撃だった
小型船舶での瀬取りには沖縄や九州の漁師が関わっていたり、外国人が関わっていたり、きっと思いもよらない人数が覚醒剤という犯罪には関わっているんだなと思う
覚醒剤を買うっていうことは、その裏にある魑魅魍魎の犯罪全部を支えるってことで、改めてダメ、絶対って思った
筆者も情報の確信を掴むことには苦慮していたが、全部ではないにしろ一部は覚醒剤の真実なんだろうという、一歩引いた目で読むのが良いと思う -
Posted by ブクログ
風俗産業の体験談としてではなく、“どう生まれ、どう拡大し、時代と一緒に形を変えてきたのか”という視点から追ったルポです。
欲望の世界を描いているのに、どこか経済史や日本裏面史みたいな読後感がありました。
性ビジネスや夜のビジネスなど、一見バラバラに見える業態も、“時代ごとの孤独”や“男たちの欲望”に合わせて変化してきた流れが見えてきます。
特に印象に残るのは、風俗を単なる猥雑な世界として切り捨てず、“社会の歪みや寂しさが流れ込む場所”として描いているところでした。
バブル崩壊、不景気、ネット社会など、その時代の空気が風俗の変化と妙に直結していて、人間の欲望って結局かなり景気や孤独に左右されるんだなと感じます。
“風俗は社会の鏡”という感覚が強く残り、下世話な話を読んでいるはずなのに、気づけば日本社会そのものを覗き込んでいるような妙な感覚が残る一冊でした。 -
Posted by ブクログ
過去に日本で起こった凶悪事件の現場やその犯人が生まれた場所を訪ね、写真と共にその犯罪、犯行、犯人の生い立ち、動機等を振り返る一冊。
流石に50年以上も生きているので、掲載されているほとんどの事件に記憶がある。
犯人に同情する訳ではないが、やはり犯人には出自に問題があるケースが多い。「貧困」「偏見」「ハーフ」「外国人」「朝鮮人」「村八分」「家庭崩壊」等々。
まれに、金持ちのボンボンの犯行もあるが、やはり尋常ではない幼少期 を送ったことで、異常な性格になってしまった事件が多い。
この国の歴史の闇である。
その闇をつくったのは、政治だ。
やはり、ここにも急速な高度経済成長を戦後するために無理を国民にさせた政治の影響が少なからず散見される。
「勝ち組」に苛められる「負け組」。金持ちが、貧乏人を足蹴にして生きているこの社会。それを随所に感じられる一冊である。
写真がぼやけて写っているのが、またかえって薄気味悪さを醸し出している。
最近も凶悪犯罪がこの国でやむことがないのだが、 我々は何か成長しているのだろうか。 -
Posted by ブクログ
交通事故、殺人、子供への虐待、学校でのいじめ等々。日々、様々な
事件が発生している。
事件が起これば加害者が未成年でなければ名前が公表されるし、
被害者が見目麗しい女性なら、加害者以上にそのプライベートは
マスコミによって丸裸にされる。
そんな報道は報道とは呼べないし、必要以上の情報を興味本位で
取り上げるのは如何なものかと思う。
しかし、一方で事件の裏には加害者側・被害者側の多くの関係者
がいるのだ。そんな人々の「声」を拾い上げ、映像化している
YouTubeチャンネルの書籍化である。
300ページに満たない本書では9件の事件を取り上げているが、
映像化した作品に加筆するのであれば、もう少し件数を絞って
掘り下げてもよかったのではないかな。
副題に「メディアが伝えない」とあるが、私が知っている限り
掲載事件の何件かはテレビ番組が取り上げていると思うのだが。
これまでも、犯罪被害者の遺族が事件による大きな喪失感や
修復できない心の傷を抱えながら手記を出版している例も
あるので、本書及び動画の企画は目新しいとは感じない。
だが、気軽にアクセスできるYouTubeであるから、多くの
人たちが犯罪に巻き込まれた人たちが、どんな思いのなか
で生きているのかを知るにはいいのかも。
まぁ、それも一面に過ぎないのだけれどね。
本書は取材する側の感情移入が過多になっているのと、言葉の
使い方に引っかかる場所が数か所あったのは残念だった。
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