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  • 日影のこえ メディアが伝えない重大事件のもう一つの真実
    3.3
    日の目を見ることができなかった声なき声を 見知らぬ男に恋人を殺された青年の顛末、 貧困が原因で2人を殺めた死刑囚の告白、 校内のいじめによって自殺を余儀なくされた娘を持つ父親の苦悩、 事故により最愛の人を亡くした遺族の闘い。 本書はマスコミが決して伝えない事件のその後を追った You Tubeチャンネル『日影のこえ』を、さらに深掘りし書籍化したものだ。 犯罪加害者、被害者遺族、関係者の“声なき声"に耳を傾け浮かび上がってきた 報道とはまた異なる、9つの重大事件のもうひとつの真実。 ■目次 ・中野劇団員殺人事件  ある日突然、恋人を殺された男の絶望と追及と再生の6年半 ・千葉小3女児殺人事件  「日本とベトナムをつなぐ架け橋になりたい」保護者会会長に殺された愛娘の意思を継いで ・大阪21歳女性刺殺事件  多重人格者の男に娘の命を奪われた母もまた乳がんでこの世を去った ・前橋高齢者強盗殺人事件  生きるために2人を殺めた土屋和也死刑囚と、自分のためにに我が子を捨てた母とのいびつな絆 ・京都アニメーション放火殺人事件  父、兄、妹が自殺。犯人・青葉真司の身の上に起きていた死の連鎖 ・八王子中2女子いじめ自殺事件  この世界が、もっと不登校にやさしい世界だったら ・三島バイク交通死亡事故  夫を事故で亡くしても、私は被害者にすらなれなかった ・目黒5歳女児虐待死事件  なぜ気づけなかったのか。近隣住民の苦悩は今も続く ・大阪姉妹殺人事件  2人の仇討ちのため、私は犯人の山地悠紀夫を本気で殺そうとした ■著者 高木瑞穂 ノンフィクションライター。1976生まれ。 月刊誌編集長、週刊誌記者などを経てフリーに。 主に社会・風俗の犯罪事件を取材・執筆。 著書に『売春島「最後の桃源郷」渡鹿野島ルポ』『東日本大震災 東京電力「黒い賠償」の真実』 『覚醒剤アンダーグラウンド「日本の覚醒剤流通の全てを知り尽くした男」』(彩図社)、 『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生"12人の生告白』(大洋図書)ほか。 Twitter/@takagimizuho2 YouTube『高木瑞穂ちゃんねる』 ■日影のこえ 事件記者を経験後、現在ドキュメンタリー番組の制作などに携わっているフリーの映像作家、 我妻憲一郎主幹のYouTubeチャンネル。 2020年10月、積み重ねてきた取材のツテをもとに後輩カメラマンと2人でYouTube用の動画制作を開始。 これまでに「メディアが報じない事件のその後」をテーマに当事者が語る短編ドキュメンタリーを約100本公開。 取り扱うのは、全国的な重大事件と言われたものから新聞の片隅に載って終わってしまったような事件まで多種多様。 YouTubeの収益を使った犯罪被害者支援にも取り組んでいる。

ユーザーレビュー

  • 日影のこえ メディアが伝えない重大事件のもう一つの真実

    Posted by ブクログ

    犯罪被害者の遺族のその後や、加害者の過去について取材してまとめた本。例えば、京都アニメ放火事件の加害者の父や妹、兄が自殺したことなどが取り上げられている。また、被害者遺族が、SNSなどによる誹謗中傷などで苦しめられたことが綴られている。
    SNSなどで軽々しく被害者や被害者遺族のことを批判してはいけない。当たり前のことがもっと、当たり前であってほしい。軽々しく傷つけた人たちには、厳罰が与えられても仕方がないのではないかと思った。

    0
    2022年07月24日
  • 日影のこえ メディアが伝えない重大事件のもう一つの真実

    Posted by ブクログ

    交通事故、殺人、子供への虐待、学校でのいじめ等々。日々、様々な
    事件が発生している。

    事件が起これば加害者が未成年でなければ名前が公表されるし、
    被害者が見目麗しい女性なら、加害者以上にそのプライベートは
    マスコミによって丸裸にされる。

    そんな報道は報道とは呼べないし、必要以上の情報を興味本位で
    取り上げるのは如何なものかと思う。

    しかし、一方で事件の裏には加害者側・被害者側の多くの関係者
    がいるのだ。そんな人々の「声」を拾い上げ、映像化している
    YouTubeチャンネルの書籍化である。

    300ページに満たない本書では9件の事件を取り上げているが、
    映像化した作品に加筆するのであれば、

    0
    2023年06月18日
  • 日影のこえ メディアが伝えない重大事件のもう一つの真実

    Posted by ブクログ

    世間を騒がした凶悪事件、普通スポットが当たらない被害者遺族のその後をインタビューを中心に構成した書。誠実に被害者遺族に寄り添っており、筆者の意欲を感じるが、特筆すべきエピソードはなく淡々とすすみ少し退屈、、と感じる自分を少し恥じる。。

    0
    2023年01月14日

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