You Tube「日影のこえ」取材班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
交通事故、殺人、子供への虐待、学校でのいじめ等々。日々、様々な
事件が発生している。
事件が起これば加害者が未成年でなければ名前が公表されるし、
被害者が見目麗しい女性なら、加害者以上にそのプライベートは
マスコミによって丸裸にされる。
そんな報道は報道とは呼べないし、必要以上の情報を興味本位で
取り上げるのは如何なものかと思う。
しかし、一方で事件の裏には加害者側・被害者側の多くの関係者
がいるのだ。そんな人々の「声」を拾い上げ、映像化している
YouTubeチャンネルの書籍化である。
300ページに満たない本書では9件の事件を取り上げているが、
映像化した作品に加筆するのであれば、もう少し件数を絞って
掘り下げてもよかったのではないかな。
副題に「メディアが伝えない」とあるが、私が知っている限り
掲載事件の何件かはテレビ番組が取り上げていると思うのだが。
これまでも、犯罪被害者の遺族が事件による大きな喪失感や
修復できない心の傷を抱えながら手記を出版している例も
あるので、本書及び動画の企画は目新しいとは感じない。
だが、気軽にアクセスできるYouTubeであるから、多くの
人たちが犯罪に巻き込まれた人たちが、どんな思いのなか
で生きているのかを知るにはいいのかも。
まぁ、それも一面に過ぎないのだけれどね。
本書は取材する側の感情移入が過多になっているのと、言葉の
使い方に引っかかる場所が数か所あったのは残念だった。