吉原珠央のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読みやすい本ですし、言いたいことはよくわかりましたが、「自分のことは話すな」というタイトルには違和感が残りました。
自分は自分のことを話さない一方で、話し相手は、話し相手自身のことを話すわけで、コミュニケーションの非対称性に違和感を覚えたのだと思います。
本の中の見出しの一つに「話したいことの5割をカットせよ」というものがあるのですが、こちらの方がしっくりきます(5割については、もっとキャッチーな数字があれば、そちらに変えてもよいと思います)。
そういうタイトルにしておけば、「カットした5割は、相手のことを思う話に置き換える」などと説明することで、会話の分量を減らすことが目的ではなく、会話の -
Posted by ブクログ
夫の本棚にあったので私も読んでみました。
相手を誉め、その場の空気を読みながら気の利いたことを言いつつ、基本は気持ちよく相手に話をさせて、自分の本来の目的(商談成立等)を達成しよう、という主旨の本です。
私自身は普段から(親しい人は別として)聴き手にまわる場合が多いのですが、それは相手に気持ちよくさせるためというよりは相手に話してもらった方が私がラクだからです。
仕事関係者やまだ関係が浅い人には特にそう感じるので、今後は本書の中の
・相手に感謝・感動・共感・尊敬したことを素直に伝える
・少し先のことを提案する
・相手がすぐにこたえられるような聞き方をする
というところをスムーズな会話と相手へ -
Posted by ブクログ
人との会話は失礼にならないよう気をつけているつもりですが、相手の受け取り方次第では気を悪くすることもあるかもしれません。相手がおかれている状況によって、同じ言葉をかけても、何とも思われない場合と気を悪くする場合があると思います。
いつも迷うのは、相手に落ち込むようなことがあった時、どう声をかけたものやら…と思います。しらじらしく「元気だして」「大丈夫だよ」「そんなのへっちゃらだよ」というのも無責任な気がするし、かと言って何も言わないのも冷たい人のようで…といつもモヤモヤしています。結果としてかける言葉が見つからず黙ったまま…ということも多々あり、言葉にしないと伝わらないことも多いのになぁと自己 -
Posted by ブクログ
2021/07/28
相手を思いやって会話をして行くことはとっても大事だし、人間関係はそもそもコミュニケーションから生まれるものだから、そこからうまくいかないと元も子もない。自分の行動や言動は大丈夫かな?そういえばあの時のこれは気になるな、まずかったかな、と自分を見直す良い機会になったと思います。
仕事においても、仕事のやり辛さの根本はその人とのコミュニケーションや関係性がうまくいっていないからだと自分も考えているので、その部分に関することはとても参考になりました。
全体的に著者が感じたことや経験を主体に内容が書かれていますが、どうも「印象」だけで終わっているような気がするので、個人的にはデー