タケシマサトシのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この物語に出てくる「アンティーク」は、普通の骨董品や古美術品のことではない。不思議な力を持っている道具のことだ。例えば今回登場した「アンティーク」は、映った景色の音や気配を消し完全な静寂を与えてくれる鏡、自分のコピーを作り出す仮面、相手の目が見たものを見る事の出来る眼鏡、未来の指定した時間の姿を写すカメラなどである。主人公の刻也がバイトをしているアンティークショップ「FAKE」は名前の通り、「アンティーク」の偽物を扱っているのだが、時々本物の「アンティーク」が紛れ込んでしまう。「アンティーク」の力に魅せられた人々が、使い方を誤り悲惨な結末を辿るのは、まあ自業自得という気するけど。自分がこんな不思議な道具を手に入れたら、どんなふうに使うかなあなどと考えてしまう。2巻目は「静寂」「自分」「死目」「化粧」の4話を収録。比較的シリアスな話で構成されているが、4話目の「化粧」は、馬鹿馬鹿しさに脱帽。肩の力が抜けました。3巻目も出ると良いな。